5月1日発売のビッグイシュー日本版214号のご紹介です。



スペシャルインタビュー 佐藤タイジ×加藤登紀子


70年代以降、数多くのヒット曲を世に送り出してきた加藤登紀子さんと、「絶滅危惧種ロックスター」を公言する、ロック界のカリスマ、シアター・ブルックの佐藤タイジさん。世代もジャンルも違う二人が、昨年以降のコラボレーションと「革命」、3.11後の音楽の可能性について語ります。





特集 「なりわいのススメ」―生き方としての仕事


大正9(1920)年の国勢調査で申告された職業は約19万種。77年後の平成17(2005)年には、それが3万種、6分の1にまで激減しました。今、仕事の多様性が急速に失われ、会社に就職して一つの仕事をする生き方が主流となり、これに適応できず、過労やうつで会社を辞めたり、就職できないニートの人が増えています。
ベンチャー企業で燃え尽きた伊藤洋志さんはいくつもの「ナリワイ」(生業)を組み合わせて生計を立て、3・11で福島を離れた前田敏之さんは「月3万円ビジネス」の複業を目指し千葉県木更津市に移り住みました。二人に、自分の生活と人生を取り戻すための、それぞれの新しい仕事について聞きました。
また、生きるための「なりわい」を模索する「なりわい創造塾」(NPO法人「共存の森ネットワーク」)の吉野奈保子さんと塾生OBのみなさんに取材。
さらに、歴史学者の横田冬彦さん(京都大学大学院教授)に、日本の近世史の「なりわい」について語っていただきました。
いつ破綻するかもしれないグローバルな市場経済に対峙し、生活と仕事を一体化させ暮らしの楽しさをつくり出す仕事のあり方を考えたい。



リレーインタビュー ヒルデガルト・デニンガーさん


今号のリレーインタビューは番外編。ドイツのストリートペーパー「BISS」発行人のヒルデガルトさんが登場です。
「BISS」は、販売者の正式雇用に挑戦しており、これを実現させたヒルデガルトさんが、自身のターニングポイントとなった夫との出会い、「BISS」とのかかわりについて語ります。



クリエーターの視点 水川千春さん


各地に滞在し、その生活の中から出てくる廃材や生ものを素材に作品を創作し続ける水川千春さん。お風呂の残り湯から始まったその旅は、7年を経て海にたどり着きました。



この他にも、「ホームレス人生相談」やオンラインでは掲載していない各種連載などもりだくさんです。詳しくはこちらのページをごらんください。

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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。