ベトナム出身でカナダのケベック州に暮らす作家キム・チュイは、自身のルーツ(*1)や難民経験をもとにした5冊の小説(仏語)を発表、うち3冊は英語にも翻訳されている。
彼女には16歳になる自閉症の息子がいて、彼は言葉がほとんど話せない(*2)。 長い年月をかけて、息子のことばと彼の視点で見る世界を学んできた。特に近年の彼の成長ぶりは目を見張るものがあるという。


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「あおげば西の山青く~海風通う~空晴れて~」「歌えよみんな ほがらかに 学びの窓に喜びを~」
 東京都・新宿三丁目の「うたごえ喫茶 ともしび」にびっしりと集った人々の声が響き渡る。震災後、原発事故と放射能汚染で福島県浪江町から全国各地に避難した人やその友人、支援者ら約70人以上。歌っているのは震災後に閉校になった小学校6校の校歌だ。30代から80代まで、参加者全員が同級生のよう。涙を浮かべた人が歌声で一つになる。


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11月に入り、朝晩冷え込むようになってきました。
プライベートスペースを持たないホームレス状態の人々は、気温の変化が直撃しやすく、それでいて"気温の変化に備えて衣類を収納しておく"ということも難しいのが現実です。

そこでビッグイシュー基金では、洗い替えが必要な夏季や、かさのある防寒着・小物が必要な冬季に秋冬衣類や防寒着、防寒小物を、「もう着ない・使わなくなった」という皆様から募集し、必要な人々へお渡ししています。

今回は事務所に送っていただいた衣料が、どのようにホームレス状態の当事者の方々の手に渡るかをご紹介します。

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現代の私たちが口にするコメや野菜は、長い歴史の中でより多くの人間に愛されるよう、品種改良されてきたものだ。しかしこれは果たして「人間のためにしてきたこと」なのだろうか。
じつは、米や野菜たちが、自らの子孫を残すために、「より多く自分たちを食べさせ、人間に改良させてきた」のかもしれない。
人間は、飢えないために。コメや野菜たちは、より多くのタネを残すために、共進化を遂げてきたのだ。

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2018年11月1日発売のビッグイシュー日本版346号の紹介です。
表紙、特集は「食の原点2―歴史を変えた米や野菜たち」。

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アマチュアスポーツ界を中心に、パワハラや体罰などの問題が相次いでいる昨今。その多くが競争や勝ち負けを最優先される状況下の中で発生していますが、同時に不登校やホームレスの当事者など、スポーツとは無縁と思える人々にサッカーの場を開く取り組みが全国的に広がりつつあります。

2018年8月、ホームレスやひきこもりの経験者など多様な背景を持つ人が参加するフットサル大会「ダイバーシティカップ」を運営するビッグイシュー基金をはじめ、スポーツを通じた*社会包摂に取り組む3つの団体が集い、取り組みや活動ノウハウを広げるためのイベントが開かれました。その模様をレポートします。

*社会包摂とは、社会的マイノリティ(依存症や不登校、ひきこもり、ホームレス、精神障がい者、社会的に孤立しがちな女性)の人々をも含め市民ひとりひとりを孤独や孤立から救護し、社会の一員として支え合うこと。

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国連が発表した最近の報告によると、障害のある子どもは社会で最も疎外されているグループのひとつであり、そのなかでも差別を受ける可能性が高いのは女性や女児だという。障害のある子どもや女性が暮らす世界の現状について専門家に話を聞いた。続きを読む
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カナダのモントリオールで発行されているストリート誌『リティネレール』では、2018年から「メンター制度」を導入している。メンター(指導者)として選ばれた販売者は、一般市民向けにスピーチも行う。これまでに話されたテーマは、再起する力、自尊心、ホームレス問題・メンタルヘルス・薬物依存などへの啓発。販売者の語りにさまざまな聴衆が耳を傾ける。続きを読む
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千葉県の松戸駅前エリアで「MAD Cityプロジェクト」を進める寺井元一さん(株式会社まちづクリエイティブ代表)に、寺井さんがここでシェアを目指すまちづくりについて聞いた。続きを読む
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