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ジェシカはドルトムントの町外れにある園芸用品店で『bodo』を販売している。彼女のお客さんや友人たちは、わざわざ電車やバスを使ってでも、出向く価値があると思っているのだ。その理由を探るため、筆者はジェシカの一日に密着した。
ホフマン店長と
Photos : Sebastian Sellhorst
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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。
こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部です。現在路上で発売中の「ビッグイシュー日本版」292号から、読みどころをピックアップいたします。
今回は、第10回雨宮処凛活動日誌より、「家賃を下げろデモ」に関する記事を紹介します。
化粧から遠ざかりがちな視覚障害者が鏡を見ずに自分でフルメイクアップできる方法を確立するなど、化粧をしたくてもできなくなった、しなくなった、あきらめた人々に、メイクの支援をしている「日本ケアメイク協会」。当事者を主体とした化粧のトレーニング方法と世界各国のニーズを視野に入れた、これからの展開を聞いた。
両手指を使ったアイシャドーレッスンの様子
アメリカの貧困拡大とともに増える薬物依存と犯罪。刑務所では収容しきれなくなっているほどです。そこで、警察や検事、ソーシャルワーカーが連携し、薬物常用者が薬物依存に至った根本的な問題の解決に着手しはじめたのです。
依存症の問題は厳罰化では決して解決しません。日本でももっと長い目で一人一人の将来や地域のあるべき姿を見据え、依存症に対する理解を深める動きが加速すればいいと願いつつのご紹介です。さて、シアトルではどのようなアプローチをしたのでしょうか。
マチバリー | "生きる"を支える人を応援するメディアより、長年反貧困活動の最先端に密着取材されていた水島宏明さんのインタビュー記事を提供していただきました。
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2015年の夏、安保法案を焦点としてSEALDsなどを中心とする抗議デモが国会周辺を埋め尽くし、わたしたちの国が持つ市民運動の力がひさびさに可視化されました。また、海外ではスペインの左派政党「ポデモス」党首のパブロ・イグレシアスや、アメリカ大統領予備選挙の民主党候補サンダース氏の躍進など、若者・市民運動をバックボーンとするリベラルが盛り上がりを見せています。
ただ。これらの動きより約七年も前、日本でも「貧困」「格差」是正をイシューとする市民運動が盛り上がった時期がありました。2007~2009年、「年越し派遣村」を象徴とした「反貧困」運動がそれです。当時確かにこの国には「貧困を解決しよう」「格差を是正しよう」という雰囲気が充満していました。
その当時、何故日本で「反貧困」が運動として盛り上がることが出来たのか? そして何故これといった成果なくブームはしぼんでしまったのか?
今回は、その時メディア側の人間として最先端に密着取材されていた水島宏明さんに、当時の状況と今だからふりかえることが出来る分析をお伺いしました。
仮にまた同じように世論が盛り上がった時、今度こそ一過性に終わることなく社会を変えるために、わたしたちはどう行動すればよいのでしょうか?
こんにちは、ビッグイシューオンラインの小林美穂子です。
これまで、アメリカやカナダで発信されるホームレス問題に関する英文記事をアップしてまいりましたが、それらの記事に最近頻発する「ハウジング・ファースト」という言葉に気づかれた人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日は満を持して、ハウジング・ファーストの紹介をさせていただこうと思います。
「ハウジング・ファーストモデル」はNPO Pathways to Housingのサム・ツェンベリスが提唱・推進した新しいホームレス支援の形です。従来型のステップアップ的支援(まず施設や病院に入ってもらい、段階を踏んでアパートの部屋を提供するやり方)とは反対に、まずは自分の「ホーム」といえる家に入居してもらい、そこにソーシャルワーカー、精神科医、訪問看護師など、多職種で構成されるチームが一人ひとりにかかわることで、必要な支援につなぎ孤立を防ぎます。
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