ビッグイシュー・オンライン編集部より:女子高生サポートセンターColabo代表、仁藤夢乃さんが「東京都青少年問題協議会」の状況をブログで共有しています。許可をいただいた上で、転載をさせていただきました。現場に入り込む若い世代からの、貴重な提言をぜひご一読ください。(仁藤夢乃公式ブログより、一部編集して転載)


会議中の居眠りについて

私が委員を務める東京都青少年問題協議会のことです。

前回4月8日10時~12時に行われた会議中、明らかに居眠りし、頭をこっくりさせている委員と事務局の都職員が数名いたので、ついに注意しました。

今回が4回目の会議ですが、初回の会議から誰も注意しないので、様子を見ていましたが堪えきれませんでした。

(しかも、青少年問題に関する委員の方の重要な意見発表中。参考意見を聞く気がないなら委員の仕事を受けないでほしい)

委員報酬は2時間で2万3200円。

寝ててお金もらえる仕事ってすごい。

子どもの貧困について議論したけど、寝てる人の分のお金で貧困家庭の子が何回飯食えるよ?と…。

学校でも授業中居眠りすれば注意されるのに、著名な研究者の方は出席するたびに爆睡されています。

私はこういう会議初めてでショック受けてるんだけど、それが当たり前なのでしょうか?

そして、そんな実態を公募で入った25歳・平成生まれの史上最年少委員(他の方は全員40代以上)の私が注意しなければいけないってどういうこと?

そんな大人が青少年問題を議論って…。


■情報公開・傍聴について

前回の会議(専門部会)では、傍聴可といいつつ開催情報を公開せず実質傍聴不可になっていることについて指摘し情報開示を求めると、「傍聴者がいると自由な議論ができない」などの理由で遮られそうになりました。

でも、議論以前に寝てる。寝てる人を放置してる。寝ることを黙認してる

  • 傍聴可にすると会議がネットで実況中継のようにされ、言葉尻をとらえられる可能性があり不安
  • 時には過激な議論も必要。傍聴者がいるとしにくい。
  • 会議中に実際の青少年のケースを紹介すると個人情報がもれる可能性がある

という方もいました。こういう実態が私の発信で流れるのは本当に嫌だろなあ。

そもそも、(自身の発言によって叩かれる心配をしているようですが)誤解を受けるような表現はすべきでないですし、傍聴者がいるとできない「過激な議論」(という発言自体が危険だと思いますが)が公的な会議であってはいけないと思いますし、この会議で個人情報がわかるほど詳細に事例を出す必要は全くないと思います。

都は「生煮えの状態で情報が出ていく懸念がある」と言っていましたが、私たちには都がどのように青少年問題を捉え「子ども・若者計画」をつくるのか、どう議論されているのか知る権利があります

議事録が公開されているんだから傍聴させることはないだろうというような趣旨の意見もありましたが、議事録は修正して公開されているため、現場でどんな議論がされているのかはわかりません。

都がこれまで開催日を公開してきた総会でも、詳しい内容についてはわかりません。


傍聴について、詳しくはこちらをご覧ください。

【報告】東京都青少年問題協議会・実態傍聴不可から、情報公開へ

※開催日の情報公開がされることになったはずですが、私は前回の会議の開催情報を見つけられませんでした。次回は5月8日の16時ごろ~の予定です。また決まり次第お知らせします。


■宿題をしない委員の存在

前々回の会議では、意見書を提出しない委員に対し、「子どもでも宿題を出します。お金もらって引き受けてるんだからやりましょう」とお願いしました。

何度催促されても、提出しない方がいたようです。そんなことを私が言わないといけないのは、がっかりです。

倍以上生きている大人集団に「ちゃんとしましょう」と言うのは勇気がいります。マイクを持つ手が震えるくらい怒りがわいてくるし、緊張します。

私だって、会議の本題でないところに力を使わせないでほしいのですが、こういうことをいちいち注意していると、そんなこといいからさ~みたいな空気を感じて辛いです。

そんな状況を作っているのはそっちなのに!都や議長にはまず、議論ができる状況をつくってほしいです。


■青少年について「よくわからない」と自称する委員

委員のなかに、青少年のことをわかっている人、関わりがある人がどれだけいるのか、本気で考えようとしている人がどれだけいるのか…と思ってしまうこともあります。

もちろん、日ごろから子どもに向き合われていたり、施策を良いものにしようとしっかり考えておられる委員もいます。

でも、それは誉められるべきことではなく、当然のことです。

実は、会議初日にある委員に「こんな会だと知らずに来てみたら研究者や弁護士などの専門家、子どもに関わる方ばかりで驚いたが、そうでない方(仁藤)がいてよかった。

青少年について詳しくないから、どう振る舞ってよいかわからない。一応発言したほうがいいのよね」とトイレで言われました。


失礼すぎます。

休憩時間、ほっとして本音が出たのでしょうか。この時、私は驚きすぎて苦笑いすることしかできませんでした。ごめんなさい。

せめてColaboのHPを見たり、私の本2冊や他の委員の著書を全て読んで出直して欲しいと思いますが、何よりも、都は委員の選任をちゃんとすべきです。


一回の会議で、数十万の税金が使われています。

あんまり言うと良くないことが起こるかと控えてたけど、私は、都民を代表しお金をもらって委員を引き受けている方々が、やるべきことをやらなかったり、寝ていたりすることを、黙認・容認できません。


■寝ている委員の2時間の報酬で、困窮した子どもに58件の豪華な食事提供ができる!

会議の後、私が昼食に食べたうどんは、(贅沢して卵・とろろ入りだけど)400円でした。

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協議会で寝ている委員1人の2時間の報酬で、このうどんを58人の困窮した青少年に食べさせられます。手料理すれば、もっと安く済むのでもっと豪華なご飯ができます。

そう考えると申し訳なくて泣けてきました。

私は活動の中で、女の子たちと共に料理をしたり食卓を囲んだり、食事提供支援をしています。美味しそうに笑う青少年の顔がポンポンと浮かんできます。

彼らが2万3200円稼ぐのが、どれだけ大変なことか…

それを都の会議で寝ていてもらえるなんて、あってはならないと思います。


多くの人に傍聴に来てもらって、会議を監視、委員の意識を高めてもらいたいです。

次回は5月8日午後になりそうとのこと。

また詳細決まり次第告知するので、みなさんお力お貸しください。

こんなことで力を貸してと言わないと行けないのが本当に辛いですが、お願いします。

・協議会について(委員名簿等):http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_seisyokyo.html

・今期議事録:http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/09_30ki_menu.html

・傍聴方法: http://s.ameblo.jp/colabo-yumeno/entry-12003539303.html


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