11月15日発売のビッグイシュー日本版323号の紹介です。
表紙はリンゴ・スター、特集は「“うつ”を抜く」です。
スペシャルインタビュー:リンゴ・スター
2017年7月7日に、77歳の誕生日を迎えたリンゴ・スター。9月にリリースした新アルバム『Give More Love』、音楽への変わらぬ情熱、若き日の思い出について語ります。
特集:“うつ”を抜く
今、うつ病の人は20人に1人。6~7人に1人が一生に一度、うつ病にかかるとも言われます。96年に43万人だった「うつ病などの気分障害」の患者数は08年には104万人と、12年間で2.4倍になりました(厚労省調査)。世界でも、2015年に3億2200万人(全人口の4%)、05年から10年間で約18%増えています(世界保健機構)。
漫画家の田中圭一さん(京都精華大学マンガ学部専任准教授)はコミック『うつヌケ』で、自分を含め「“うつ”トンネルからぬけたミュージシャンや会社員など、17人それぞれの葛藤と回復の体験」をユーモアを交えて描きます。
自身もうつ病を体験した精神科医の蟻塚亮二さん(メンタルクリニックなごみ院長)は、「うつ病の回復の基本は休息と対処技術」と語り、“低空飛行、物事の相対化、ともかく主義、トンズラ”などをすすめます。
お二人の“うつ”を抜く生き方を通して、休息の極意をつかみたい。
ビッグイシューアイ:誰もがファクトチェックに参加できる仕組みをつくりたい
誤報、デマ、フェイクニュースなど、社会に広がる“誤った情報”に気づくためには、どうしたらいいのでしょうか? 解決策の一つである「ファクトチェック」(事実に関する言明の真偽・正確性を検証する活動)を行い、公表している「ファクトチェック・イニシアティブ」事務局長の楊井人文さんに話を聞きました。国際:中国、若い世代に広がる“喪”文化。皮肉に満ちた敗北主義を楽しむ
今、北京で若者に大人気のカフェチェーン「喪茶」、そのメニューは「一生窓際紅茶」や「元カレは自分より幸せフルーツティー」など。こうした自虐的なユーモアが流行する背景にある、中国のミレニアル世代がかかえる事情とは?
ワンダフルライフ:『動く家』で暮らす、國井弦さん・美乃里さん
会社を辞め、部屋を解約し、キャンピングカーへと乗り込んだ國井さん夫婦は、「日本一周」も二週目。夏の北海道から冬の九州へ向かう秋の一日、茨城に立ち寄った二人を訪ねました。
ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
今回のお悩み相談は36歳男性の方。「妻や子ども、上司など、誰かの思いに合わせて行動していて、自分に主体性がないと感じます」。これに販売者さんは「もう一つ、自分の居場所を作ってみませんか?」と提案。枝元さんからは「大根の芯の肉巻き」を紹介します!
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ビッグイシューについて
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。