2019年11月1日発売のビッグイシュー日本版370号の紹介です。
表紙は「ゴッホの見た世界」、特集は「高校生、“食”に挑戦する」です。

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リレーインタビュー:写真家 レスリー・キーさん

アート、ファッション、広告などを中心に、世界各国で活動してきた写真家のレスリー・キーさん。最初の分岐点はシンガポールに住んでいた13歳の時、ひとり親だった母を亡くしたことでした。その後、工場で働き始めたレスリーさんに運命の出合いが訪れます。

特集:高校生、“食”に挑戦する

日本にある、ただ一つの私立の全寮制農業高校―それが愛農学園農業高等学校(三重県伊賀市)です。1964年4月に開校し、生徒数も1学年約20人と日本で一番少ない学校です。約3haのフィールドに、有機農業による耕種(作物・野菜・果樹)、抗生物質などに頼らない畜産(牛・豚・鶏)の6部門をもちます。生徒たちは作物を育て、鶏の解体や牛や豚の出産を通して、食べ物は「生命」であることを実感しながら実践します。

日本で初の高校生レストラン「まごの店」(三重県多気町)は、2002年10月にオープンしました。以来、三重県立相可高等学校食物調理科の「調理クラブ」が土、日、祝日に運営しています。生徒たちが仕込み、調理、接客、経理まで行うという取り組みは注目を集め、今もレストランは開店と同時に満席になります。

日本の農業従事者の平均年齢は66.8歳(16年)。実りの季節に、豊かな食を生み、調理する高校生たちがつくる“食”と“希望”の現場を取材しました。

表現する人:「家」を背負って、全国を徒歩でゆく―村上慧さん

2014年4月から、自作した発泡スチロールの家を背負って移動し、全国各地で生活をしてきたアーティストの村上慧さん。活動の大きなきっかけとなった東日本大震災で感じたこと、全国各地をまわるなかで見えてきた、新しい「住み方」「街の見え方」を聞きました。

国際:溺れる移民5千人の命を救った船長、禁錮20年の可能性

海で溺れている人の命を救う――そんな“当たり前”の行為をしてきたドイツ人女性船長が、イタリアの検察から起訴されました。この“冤罪”が晴れるまでには3~4年かかるとみられ、その間何よりもピア・クレンプが心配するのは、今も日々地中海で遭難する移民たちを救えないことです。

ビッグイシュー・アイ:種子法廃止から1年半。約20道県で条例制定の動き

日本の主要農作物の安定供給を担ってきた種子法が、2018年4月に廃止されました。その前年、種子法廃止の閣議決定を受け、生産者や一般市民によって急きょ結成されたのが「日本の種子(たね)を守る会」です。事務局の杉山敦子さんに、種子法に代わる「種子条例」制定の動きについて聞きました。

ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理

今回のお悩み相談は、39歳・女性の方から。「つい、笑わせようとひと言余計に言ってしまう癖があり、後悔してしまいます」。これに販売者さんは「まるで私のことを言われているようでドキッとしました(笑)」と共感を寄せ、自身の経験や気をつけているポイントを披露。枝元さんからは「ごぼうスティックのチーズディップ」をご紹介します。


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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。