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カテゴリ: 翻訳記事


 「私たちは今なおパンデミック下にある(WE ARE STILL IN A PANDEMIC)」

Twitterにこう投稿したのは、米デンバーで Black Lives Matter 運動を率いる活動家テイ・アンダーソン*1。警察による暴力行為に対して抗議デモを繰り広げる者たちに、自分と一緒にPCR検査を受けようと呼びかけた。

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 5月下旬、米国の多くの都市で黒人差別への抗議デモが勃発したが、その背景には、長きにわたり蓄積されたフラストレーションがある。人種差別主義的な警察による取り締まり、合法違法問わずの差別、富を築く手段からの締め出し、悪意の込もった偏見......これらには長い歴史があり、今日もなお続く問題である。
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 ライターのマルコス・パウエルは、オクラホマのストリート誌『カーブサイド・クロニクル』の元販売者だ。住む所を見つけ仕事を得て『カーブサイド』を卒業した彼は今、空き時間に大好きな映画の論評を書いている。すべてのアフリカ系米国人にとって重要な意味をもつ「ブラックスプロイテーション映画(※)」の世界への案内が届いた。 

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 コロナ禍が世界中で「マスク着用」を新しい常識・マナーとしてしまった。しかし、自分たちの身を守るためのマスクが、聴覚障害者たちにとっては深刻なコミュニケーション阻害要因にもなりうると、アリゾナ大学聴覚学准教授のニコル・マッローネが警鐘を鳴らす。

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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、誰もが平時より大きな不安を感じている。食料は手に入るか、生活に必要なサービスは利用できるか、仕事には行けるのか、自粛生活に耐えられるか、そして自分も感染してしまわないか.....日常生活に起きたさまざまな変化ならびに世界レベルの不安定にどうにか折り合いをつけていっている状況だが、発達障害や知的障害のある人にとっては、その影響はずっと大きなものである。英ウォーリック大学博士課程でメンタルヘルスを研究するダニエル・アダムスが解説する。続きを読む
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 近年、「ベーシックインカム(BI)*1」の是非が語られる機会が増えている。国民すべてに最低限の所得を保障することで多くの経済的困難を解決できるのではないかとするこの施策だが、私たちのメンタルヘルス(精神的な健康)をどれほど改善できるのかという視点はあまり触れられていない。英スコットランドのストラスクライド大学保健学教授マシュー・スミスが「BIのメンタルヘルス改善効果」を解説する。
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 100年前に世界中で大流行した「スペイン風邪」。
このキーワードでの検索数はこれまで月に数千回程度だったが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い数十万回に増えたという。(「Ubersuggest」サジェストによる)

過去に学びたい人類にとって、正しく歴史がアーカイブされてることはとても重要。遠い将来、2020年の「コロナ禍」について調べる未来人のために、「今」を適切にアーカイブしようとする動きがある。考古学者として30ヶ国以上の文化遺産に関わり、オーストラリアのフリンダース大学で教鞭を執るアンナ M.コタルバ・ モーリーが解説する。

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 リオデジャネイロ(ブラジル)やベイルート(レバノン)では、新型コロナウイルス感染症対策を指揮しているのは過激派組織やテロ組織、ギャングの構成員らだ。政府の後手後手な対応に代わり、ときに独裁的なやり方ながら、外出禁止令など必要な措置を講じているのだという。メリーランド大学政治学博士課程在籍の研究者ジョリ・ブレスワフスキが報告する。
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 新型コロナウイルス感染症によって、「ソーシャルディスタンス」「手洗いや手指の消毒」「マスク着用」「外出自粛」という新たな規範が生まれた。だがこれらは、受刑者たちには意味がない。 米国には連邦・州・地方の拘置所や刑務所に200万人以上が収容されている*1。刑事司法学者でデイトン大学(オハイオ州)のマーサ・ハーレー教授が、受刑者たちの感染リスクおよび米国で取られている異例の措置について解説する。

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