結婚を約束していた人が突然の事故で亡くなってしまいました
Q:高校時代に出会ってつき合い始め、結婚を約束していた人が突然の事故で亡くなってしまいました。それ以来、何に対しても興味がわかず、生きているのがつらいです。いつかこの苦しさがなくなることはあるのでしょうか?(20代、女性)続きを読む
Q:高校時代に出会ってつき合い始め、結婚を約束していた人が突然の事故で亡くなってしまいました。それ以来、何に対しても興味がわかず、生きているのがつらいです。いつかこの苦しさがなくなることはあるのでしょうか?(20代、女性)続きを読む
周りの男の子に興味が持てません。大好きな俳優は何人かいるのですが、彼ら以外の男の子がいつもかすんで見えます。クラスの男子に告白されたこともあるのですが、断ってしまいました。友達もこんな私のことをからかったりするので、最近自分の恋愛観も普通ではないのかもしれないなあと思っています。どうしたら身近な人に興味を持つことができますか。(16歳/女性)
DVは、特別な男女間のトラブルではない。ケータイの覗き見や強い束縛意識、セックスの強要など…。その種のことはどんな恋愛の中にも潜んでいる。お互いの恋愛経験を話し合って自らの恋愛観を見つけるプロジェクト「恋愛ism」(注)。メンバーの立命館大学産業社会学部の大学生ら5人と、恋愛と暴力の間の微妙なグレーゾーンを語り合う。
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。
モンスターに出会ってしまった不幸な女の話にだけはしたくなかった。
男女の恋愛、性愛を撮り続けてきた中原俊監督は語る。
男女両方の視点から描かれた映画『DV ドメスティック・バイオレンス』。
「その作業だけで約半年はかかったんですよ。また、DVについて知るきっかけになればと思い、あえて典型的なDVのパターンを散りばめるようにしました。映画の中に、『これはDVですか? 愛ですか?』という問いかけが出てきますが、DVを受けている本人が、被害者であることを自覚できない場合が非常に多い。その答えを映画の中で探してもらいたいという意図もありましたね。さらにDVを語る上で非常に重要でありながら、表に出されることのない性の問題も、しっかり取り上げるようにしました」
「これらの場面は、公的機関に携わる人たちへのメッセージを込めてつくりました。実際は観てもらえてないようですが、ははは。どんなに立派な法律でも、それを運用する人たちがしっかりしてくれなければ、何の意味もありません。これまでは、夫婦の問題だから自分たちで解決しなさいと言ってきたのが、逃げなさいというメッセージに変わった、それ自体はいいことです。けれど根本にあるのは、人間の問題、男対女の問題なんですから、法律ができたから、即解決するということではないんですよ」
「僕は人間の一つの恋愛、性愛のかたちとしてDVの問題を撮りたかったんです。愛し合っていたはずの男女が、ちょっとしたことからとんでもないことになっていく。それはDVというかたちもあるでしょうし、セックスレスというかたちで現れることもある。DVもセックスレスも根本は違わないと思うんです」
「ビビッときて一目で恋に落ちたという話をよく聞きます。とってもロマンチックに聞こえるけれど、それは多くの危険をはらんでいることでもあるんですよ。最初の印象がいいほど、その後の落胆は激しくなるもの。女性も男性も相手に求める要求が過剰になっているのではないでしょうか? 恋人も夫婦も、所詮は他人同士なんだから、100パーセント理解しあうのは無理だと悟るべきです」
「女性は男性的な人に憧れる傾向が強いですよね。例えば二人で歩いていたら向こうからチンピラがやってきて、道を開けろと言う。そんな時、おずおずと引き下がる男性よりもチンピラとやりあう男性のほうがかっこいいと多くの女性が思うでしょう。でもその強さが暴力に変化することだってある。もちろん、みんながそうではないけれど、そういう危険がゼロではないということを知っておく必要があるんですよ」
「この映画、ぜひ夫婦やカップルで観てほしいですね。最後まで問題なく見るか、途中で飽きてしまったら(笑)、DVの危険度は低いでしょう。逆に『男の気持ちが全然わかってない』と男性が言うようなら、要注意。二人のセルフチェックに役立ててもらえたら何よりです」
中原俊(なかはら・しゅん)監督
1951年、鹿児島県生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業後、76年日活入社。日活ロマンポルノ『犯され願望』でデビュー。日活退社後、『櫻の園』、『12人の優しい日本人』を監督。最近では『コンセント』、『でらしね』、ドラマ『スカイハイ』(一部)の監督など、幅広く活躍している。次回作は青森でカーリングに励む人々を描いた、吹石一恵主演『素敵な夜ボクにください』。
ビッグイシューをいいね!で応援!
無料メルマガ登録で「ビッグイシュー日本版」創刊号PDFをプレゼント!
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。
DVというと夫婦だけの問題と考えられがちだが、結婚していない若いカップルの間でも「デートDV」と呼ばれる暴力行為が行われている。2002年に「アウェア」(aware)を設立し、加害者の男性が自分のDV行動に気づき、暴力を克服する再教育プログラムを実施している山口のり子さんに話を聞いた。
「力と支配によって相手を思い通りに動かすという目的も、やっている行為も基本的にはDVと同じ。肉体への暴力、言葉による暴力、性的暴力のほかに、いつもおごらせる、売春させてお金を巻き上げる、借りたお金を返さないといった経済的暴力まであります。どんな行為であれ、彼女が怖がって彼の顔色ばかり窺い、自分のことを自分で決められなくなっていれば、それはすべてデートDVです」
「デートDVは男性がセックスを機に”彼女は俺のもの”と思い込むことから始まる場合が多いので、セックスの低年齢化がDVの低年齢化に結びついているのです」
「今の若い人は、男の子はたくましくて行動的、女の子は素直で思いやりがあるといったイメージをドラマや映画、漫画などによって幼い頃から植えつけられています。つまり彼らが12〜13歳になる頃には、デートDVの加害者・被害者になる準備がすっかり整っているのです」
「夫婦だと妻に離婚を突きつけられて気づく男性が多いのですが、若いカップルの場合は、彼女が出ていっても次の女性を探せばいいやと男性が思えば、ずっと同じことを繰り返してしまいます」
「あるデートDVの加害者男性は、『自分の気持ちを言葉で伝えて、彼女が決めたことを尊重する姿勢が大切だとわかりました』と言って卒業しました。彼はしばらくして別の女性と結婚。赤ちゃんも生まれましたが、妻子には一切暴力をふるっていないと報告に来てくれました」
「初めは自分の暴力と向き合えず、『新たに好きな人ができて毎日が楽しい』などと発言する人もいます。すると仲間から、『あなたはDVというメリーゴーランドの上で、馬を乗り換えようとしているだけなんですよ』なんて批判される。暴力をふるう本人が自分を変える決意をし、プログラムと仲間という助けを得て、努力していく以外に方法はないんです」
「プログラムには、恋人同士の台詞劇を読んで問題点を発表してもらうグループワークを採り入れています。最後に配るアンケート用紙には、『僕は、昨日やったことがDVだと気づきました』といった感想が書かれていることもあります」
山口のり子(やまぐち・のりこ)
家族とともに通算15年の海外生活を送る。シンガポールでは電話相談員としてセクシャルハラスメントやDVなどの被害者女性を支援。ロサンゼルスでは大学院で臨床心理を学び、カリフォルニア州認定のDV加害者プログラムのファシリテーター向けトレーニング等を受ける。帰国後、2002年4月にNPOの「アウェア」(aware)を設立、DV加害者男性のための再教育プログラムを始める。
ビッグイシューをいいね!で応援!
無料メルマガ登録で「ビッグイシュー日本版」創刊号PDFをプレゼント!
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。
Q:49号の「純愛」特集を読みました。今、好きな人がいるのですが、どのように「好き」という気持ちを表現したらいいのかわかりません。面と向かって、「好き」と言って、振られてしまうのも怖い。今の友達関係が壊れてしまうのが怖いのです。どうしたら、いいでしょうか?(20歳/男性)