P16 台所

加害男性たちの脱暴力化を追う



加害男性たちは、なぜ一番大事なはずの妻や彼女を殴り続けたのか?
そして、自らの暴力を乗り越えることはできるのか?
過去のあやまちを償いながら、暴力をふるった自分を見つめ直す「男たちの脱暴力化」を追った。



続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

60 23




部屋を片付けられなくて悩んでいます



Q:一人暮らしをしてみて気づいたのですが、部屋をかたづけられなくて悩んでいます。家に帰ってごみが散乱している部屋を見ても、全然片づける気になれないんです。家にいるときは母親が知らない間に片づけていてくれたので気になりませんでした。いるものもいらないものもたまっていく一方で、これでは友達も呼べません。
(25歳女性)

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加




Genpatsu

(2011年11月1日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第178号より)




「気候変動とエネルギーの選択肢」に招かれ参加してきた。このフォーラムはクアラルンプールにあるマレーシア大学で開催された。主催者はマレーシアと日本の「地球の友」やペナン消費者協会など4団体。日本の他、韓国、オーストラリア、タイからも招かれた。2013〜15年に100万キロワットの原発2基をマレーシアに建設する計画に対抗した会合だった。

導入のための手続きや建設期間を考えると、すでに相当に計画が進んでいるとも考えられる。オーストラリアの参加者に、ウラン購入契約は済んでいるのかといった質問が飛んでいた。マレーシアは国民への情報公開に乏しく、透明性の確保が、NGOにとっての大きな課題となっていた。日本では原発建設前に公聴会が開かれるが聞きっぱなしの形式的なものだと説明したら、「やっぱり」という感じでみな一様にうなずいていた。どこの国も似たようなものだ。

もう一つ警戒していたことは、土地の強制収用が容易なことだった。公共事業を理由に政府が強制収用し、原子力発電を導入するために新たに設立した会社へ転売することが可能という。

石油も天然ガスも産出しエネルギーを自給できているマレーシアだが、急成長を続けているため10年後の電力不足に対応し、二酸化炭素削減のために必要というのが政府の考えだ。一方、NGO側は電力の無駄が多く省エネ機器の導入を進めること、小水力発電や、ヤシ油やこの搾りかすを使ったバイオマス発電などの再生可能エネルギーの導入を増やす政策で対応できるとの考えだ。実際に小水力の実験的導入を進めているNGOからの報告もあった。この点でも、どの国のNGOも主張は同じだと感じた。

日本からは福島原発事故の概要を筆者が、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の取り組みを代表の中手聖一さんが、原発輸出への日本の姿勢などを「地球の友日本」の渡辺瑛莉さんが報告した。参加者はNGO、学生、大学教授や政府関係者など政策決定に関心の高い人たちで、事故の影響のみならず、日本の法的な仕組みなど、活発な意見交換が行われた。原発導入がいかにリスクの大きいものかわかってもらえたのではないか。日本の原発事故の影響が確かにアジアへ広がっていることを実感した。







伴 英幸(ばん・ひでゆき)

1951年、三重県生まれ。原子力資料情報室共同代表・事務局長。79年のスリーマイル島原発事故をきっかけとして、脱原発の市民運動などにかかわる。89年脱原発法制定運動の事務局を担当し、90年より原子力資料情報室のスタッフとなる。著書『原子力政策大綱批判』(七つ森書館、2006年)






    このエントリーをはてなブックマークに追加

(2006年8月15日発売 THE BIG ISSUE JAPAN 第55号 特集「愛と暴力の狭間で—D.V.(ドメスティック・バイオレンス)からの出口はある」より)

DVか?愛か?映画の中で探してもらいたい



モンスターに出会ってしまった不幸な女の話にだけはしたくなかった。
男女の恋愛、性愛を撮り続けてきた中原俊監督は語る。
男女両方の視点から描かれた映画『DV ドメスティック・バイオレンス』。


P1415 p1
(中原俊監督)
続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加



人間の暴力性と可能性 ドメスティック・バイオレンスを描く映画



相手を思っての「愛」と勘違い、コンプレックスと背中合わせの歪んだ暴力、煩悩とともに生き右往左往する人間。人間の暴力性と可能性を問い直す映画たちのご紹介。



続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

P22 02


 

4年もつき合って結婚もない今、このまま関係を続けるか、一人暮らしに戻るか迷っています。


 
Q:18歳から3年間一人暮らしをしていました。まわりの友だちが結婚したり実家へ帰ったりして、寂しく感じた頃、マンションの更新時期も重なり、同棲を始めました。今年で交際4年、同棲して2年目。そろそろまたマンションの更新時期です。4年もつき合って結婚もない今、このまま関係を続けるか、一人暮らしに戻るか迷っています。寂しいから一緒にいるのって、本当の愛じゃないかもしれない。
一人で生きていくのって寂しくないですか? 本当の愛って何ですか?(23歳/女性)

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

Genpatsu

(2011年10月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第177号より)




9月19日の明治公園(東京)は老若男女で埋め尽くされた。鎌田慧さん、大江健三郎さん、内橋克人さん、澤地久枝さん、落合恵子さんらが呼びかけた「さようなら原発5万人集会」が行われたのだ。この日、全国各地から6万人が明治公園に詰めかけた。警察発表は2万7000人というが、これは手続きした貸出スペースにいる人だけの数だろう。
続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

 

(2006年8月15日発売 THE BIG ISSUE JAPAN 第55号 特集「愛と暴力の狭間で—D.V.(ドメスティック・バイオレンス)からの出口はある」より)

暴力=愛情という理屈がデートDVを生む


DVというと夫婦だけの問題と考えられがちだが、結婚していない若いカップルの間でも「デートDV」と呼ばれる暴力行為が行われている。2002年に「アウェア」(aware)を設立し、加害者の男性が自分のDV行動に気づき、暴力を克服する再教育プログラムを実施している山口のり子さんに話を聞いた。

 
続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

P24 002

倒れた母の介護をしていますが、時々私がなんの為に生きているのかわからなくなります。


Q:明るくて優しかった母が倒れて寝たきりになり、言葉を発するのも難しくなり、最近はぼけも進んでいるようです。
母に頼りきりだった父は、母の近くに来ようともしません。
兄も似たようなもので、私が一人で介護をしていますが、家族に怒りを感じ、最近は話もあまりしません。
弱ってゆく母を見ているのはいたたまれず、いっそ一緒に死にたいと思ったり。
そんな自分に自己嫌悪し、父や兄を恨んだりもします。
自分の未来を考えると、何のために生きているのかと思うこともよくあります。 (30代女性・無職)

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ