15歳で教師から性暴力被害に遭ったグレース・タメによる、被害者支援と性暴力防止のための活動
学童保育施設やフリースクールの指導員、そして学校教師…本来子どもたちの安心を守るはずの人間による忌まわしい性犯罪が毎日のように報道されているが、それらの被害者の声がメディアで紹介されることは少ない。心無い人により「被害者に落ち度があったからではないか」などと粗探しされ、さらに傷つけられることが多いため、声を上げる被害者が少ないのだ。
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静岡市のフェアトレードショップTeebomが目指すのは、つくる人も買う人もフェアでいられる関係と仕組みづくり
フェアトレードを理念に、開発途上国の生産者と信頼関係を築き、真摯にものづくりをする人たちがいる。静岡県にあるフェアトレードショップTeebom・代表のイマイ ナホコさんもその一人だ。
商品の半分以上は、オリジナルで開発したフェアトレード商品だというイマイさんに、お店の設立の背景や大切にしていることを伺った。
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見捨てられたペットや家畜を命がけで守るーウクライナでの動物保護活動
東日本大震災の際に、避難区域からペットたちを救出する活動をした人たちの存在はニュースなどで取り上げられたが、他国の戦争・紛争における動物支援活動には光が当たりにくい。ウクライナでの動物保護活動を追ったチェコのストリートペーパー『ノヴィ・プロスター』誌の記事を紹介しよう。続きを読む
世界中から毎年1000通のラブレター。ドイツの樹齢500年「花婿のオーク」が結んだ二人の物語
ドイツ北部、ドダワーの森に立つ樹齢500年のオーク。この木は 19 世紀から現在に至るまで、恋人を探し求める人々の手紙を受け取り、何組もの出会いをとりもっている。60年前、このオークの木で出会ったペーターとマリタが二人の物語をふり返った。続きを読む
障害者のできることを増やすまちづくり―米オハイオ州の「アビリティセンター」所長に聞く
ボランティアは本当に尊いのかー国の怠慢を招く?支援を受ける側の固定化?ドイツの社会政治学教授が指摘する問題
日本の「子ども食堂」の数は少なく見積もっても7千を超え、子ども食堂に関わるボランティアの数も増え続けている。そんな“子ども食堂文化の浸透”を喜ぶ政治家もいるが、「子ども食堂が必要な状況(=子どもの貧困)をなくすのが本来の政治家の仕事だろう」と厳しい声があるのも事実だ。「ボランティア」について、今あらためて活発な議論が必要だと主張する独フリードリヒ・シラー大学イェーナ政治社会学のジルケ・ヴァン・ダイク教授(専門は社会政策や福祉国家)に、『ヒンツ&クンスト』誌(ドイツ・ハンブルク)が話を聞いた。
1月15日発売の『ビッグイシュ―日本版』447号の表紙は「コリン・ファレル」、新春スペシャル企画は「南極と人類の未来」
再び核シェルターが必要とされる時代に?ー プラハの地下壕は15万人を収容可
ウクライナ戦争の終わりが見えない。戦禍を逃れて中欧諸国に流入する避難民、高騰するエネルギー価格への不満など、ヨーロッパ内の緊張は高まる一方だ。ウクライナが砲撃にさらされるのを目の当たりにし、ヨーロッパ諸国の人々は民間防衛(武力紛争等の緊急事態に備えて、一般の市民が行う非軍事的な防衛行動)の至らなさを思い知らされてもいる。カナダ・ヨーク大学の災害危機管理学准教授ジャックL・ロズディルスキーが『The Conversation』に寄稿した記事を紹介しよう。
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