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カテゴリ: 自然・環境・動物


「マイクロプラスチック」の問題は義務教育でも取り上げられるなど、ずいぶんと社会に浸透してきた。そして昨今は、マイクロプラスチックよりもさらに小さく、あらゆる場所に行き渡りやすい「ナノプラスチック」問題に注目が集まりつつある。その小ささから生体の細胞や組織にも浸透しやすいため、より深刻な影響をもたらすと見られる。ウィスコンシン大学マディソン校土木環境工学准教授モハン・チンが『The Conversation』に寄稿した記事(2024年5月)を紹介する。
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戦争は、軍人・民間人問わず甚大な犠牲者を出す。何百万人もの人が、遺族の悲しみ、負傷者の不安、家を失う不安を抱えることになる。人間が負う苦しみの前では、戦争が気候や環境にもたらす影響は見過ごされやすい。だが実際のところ、武力紛争が温室効果ガス排出に占める割合は異常なほど高いことをご存知だろうか。独コンスタンツ大学で気候問題について教鞭を執るラルフ・ロシュラウが『トロット・ヴァー(Trott-war)』誌に寄稿した記事を紹介しよう。  
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2024年6月1日発売のビッグイシュー日本版480号の紹介です。
表紙は「田中泯」、特集は「あなたのそばの“植物パワー”」です。

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気候変動(とりわけ気温の上昇)によって、食料価格が毎年0.9〜3.2%上昇するおそれがあるとの調査結果をドイツの研究者らが発表した*1。気候変動が深刻化し、食料価格の高騰が続けば、バランスの取れた健康的な食事が取りづらくなり、食料を十分に入手できなくなる人が世界的にますます増える。物価全体のインフレ率はこれより小さい(0.3〜1.2%)ため、家計に占める食費の割合は膨らむ一方であろう。英サウサンプトン大学の公衆衛生学研究員ジェシカ・ボクソールらが『The Conversation』に寄稿した記事を紹介する。
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缶詰の缶からスマホ、パソコンといった電子機器まで、スズを使った製品は日常の至るところで見られる。しかし、スズの大輸出国インドネシアでは陸上のスズ資源が枯渇に向かい、近年の主な採掘場は海洋へと移行。島の住民たちが漁業や生態系への懸念を語る。 続きを読む
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2024年11月にCOP29*1 の開催が予定されている。当初、その組織委員会メンバーは全員男性だった。この事実を受け、活動団体「SHE Changes Climate」が「気候変動は世界全体の誰しもに影響する問題」との旨の声明を出すなど反発の声が高まった結果、複数の女性が委員会に加わることとなった。

気候変動という世界レベルの課題に取り組むには、多様な視点や経験が求められる。委員会のジェンダーバランス是正によって環境問題対策によりよい結果がもたらされるはずと主張するのは、伊ルイージ・ボッコ―ニ大学公共経済学教授でジェンダー平等の研究者パオラ・プロフェータだ。『The Conversation』寄稿記事にて、その理由を以下のように述べている。


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電気自動車、太陽光発電、ヒートポンプ......気候変動対策を推進していくには、国内外を問わず、富裕層と低所得層を分け隔てる「富と資源の大きな格差」に向き合わなければならない。なぜこの格差がネットゼロ*1 移行の大きな障壁となるのか、エマ・E・ガーネット(オックスフォード大学健康行動チーム研究員)とシャーロット・A・クカウスキ(ケンブリッジ大学気候変動緩和ポスドク研究員)が『ネイチャー・クライメートチェンジ』に発表した論文*2 の内容を紹介しよう。
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ケニアのマサイマラ保護区(※)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物治療が可能になった滝田さんは初の肉食獣の治療として、怪我をしたライオンに続き、母親を亡くしたチーターのレスキューに向かう。(前編はこちら


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2024年2月、チリの歴史上最悪の火災被害が発生した。大規模な森林火災が何日も続き、131人もの人命が奪われた。しかし、この数字は全体の被害の氷山の一角でしかない。やけどを負った人、家や生計を失った人、今後は心的外傷後ストレス障害(PTSD)など精神的ダメージに苦しめられる人も出てくるだろう。医療サービスが麻痺したことで、既存の患者たちの状況も悪化した。煙の吸引による長期的な影響についてもまだ分かっていない。
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