ケニアのマサイマラ保護区(※)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物治療が可能になった。今回は、絶滅危惧種クロサイの個体識別のため、耳に刻みパターンを入れるオペレーション「イアノッチング」にパイロットとして参加したが、クロサイがなかなか見つからない……。
カテゴリ: 自然・環境・動物
殺人レベルの酷暑はこれからも続くー健康・生活・経済の前提が変わっていく未来
日本では熱中症による救急搬送数が過去最高を記録したとのニュースが流れたが、世界中の国々も記録的な熱波に襲われている。
中国では過去最高気温を記録(2023年7月に52度)し、米国の広範囲で高温に関する警告・注意報が、ヨーロッパでも「ケルベロス高気圧」や、とりわけ南欧エリアには「カロン高気圧」が大きな脅威をもたらしている。欧州の保健機関が先週発表した推計によると、欧州では、2022年に発生した一連の熱波により6万人以上が熱中症で亡くなり、とくに死亡率が高かったのはイタリア、ギリシャ、スペインだった。
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中国では過去最高気温を記録(2023年7月に52度)し、米国の広範囲で高温に関する警告・注意報が、ヨーロッパでも「ケルベロス高気圧」や、とりわけ南欧エリアには「カロン高気圧」が大きな脅威をもたらしている。欧州の保健機関が先週発表した推計によると、欧州では、2022年に発生した一連の熱波により6万人以上が熱中症で亡くなり、とくに死亡率が高かったのはイタリア、ギリシャ、スペインだった。
マサイマラの絶滅危惧種クロサイ、個体識別のため耳に“刻み”を入れる「ライノ・イアノッチング」
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物治療が可能になった。今回は、絶滅危惧種クロサイの個体識別のため、耳に刻みのパターンを入れるオペレーションに、パイロットとして参加する。
サンゴ再生のモデルケース--海底の“苗床ツリー”で育つ/カリブ海・ボネール島
イタリア出身の写真家ロレンツォ・ミッティガは、カリブ海に浮かぶボネール島沖でサンゴが育つ現場をカメラで捉えた。育成中の稚サンゴに付いた藻を除去する作業や、めったに見られない産卵の瞬間――。その様子は、まるで“海底ガーデニング”のようだ。 続きを読む
表紙は「ベネディクト・カンバーバッチ」、特集は「海洋生物国の小さな水族館」/『ビッグイシュー日本版』7月15日号(483号)
赤ちゃんチーター捕獲に成功、1年半かけて野生に戻す訓練が始まる
シベリアの大地にラクダを放つ--草原を再生し気候変動に抗う、自然保護区の挑戦
かつては草原が広がっていたというシベリアでは、永久凍土が解け始め、大量の二酸化炭素が発生、温暖化の進行を促進している。この地で保護区を管理するジモフ親子は「さまざまな種類の草食動物を増やす」という意外な方法で、問題の解決に取り組む。 続きを読む
「ナノプラスチック」問題--マイクロプラスチックより小さく、飲料水にも混入?
「マイクロプラスチック」の問題は義務教育でも取り上げられるなど、ずいぶんと社会に浸透してきた。そして昨今は、マイクロプラスチックよりもさらに小さく、あらゆる場所に行き渡りやすい「ナノプラスチック」問題に注目が集まりつつある。その小ささから生体の細胞や組織にも浸透しやすいため、より深刻な影響をもたらすと見られる。ウィスコンシン大学マディソン校土木環境工学准教授モハン・チンが『The Conversation』に寄稿した記事(2024年5月)を紹介する。
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戦争がもたらす環境破壊を記録する動き
戦争は、軍人・民間人問わず甚大な犠牲者を出す。何百万人もの人が、遺族の悲しみ、負傷者の不安、家を失う不安を抱えることになる。人間が負う苦しみの前では、戦争が気候や環境にもたらす影響は見過ごされやすい。だが実際のところ、武力紛争が温室効果ガス排出に占める割合は異常なほど高いことをご存知だろうか。独コンスタンツ大学で気候問題について教鞭を執るラルフ・ロシュラウが『トロット・ヴァー(Trott-war)』誌に寄稿した記事を紹介しよう。
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