カテゴリ: 自然・環境・動物
5月15日発売の『ビッグイシュー日本版』455号、表紙&特集は「静かに消えゆく昆虫たち」、スペシャル「ルイス・キャパルディ」
バイオソリッドで「永遠の化学物質」PFASが農場に入り込むおそれ
水が飲めずに死んでいくアフリカゾウ――共存のために人間ができること
アフリカゾウの数は、1800年代には2600万頭いたが、今や41万5千頭にまで減少している。ヨーロッパ諸国による植民地化、密猟、開発がすすみ人間に生息地が奪われていることが主な原因だ。そして近年、この大きな動物は、また別の深刻な問題に直面している。アフリカゾウはその固有の生理機能から、毎日数百リットルもの水を飲む必要があるのだが、気候変動がアフリカの広範囲に長期的で深刻な干ばつをもたらしているため、十分な水が飲めなくなっている。この状況が変わらなければ、アフリカ――そして世界――は、地球からこのユニークな動物を絶滅させてしまうおそれがある。
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遺伝子検査の危険性―遺伝子は生命の本質ではない
かつて『英ガーディアン』紙が「幸福な遺伝子が恋愛がうまくいく可能性を高めるかも」という記事を、『米タイム』誌は「致死性の高い前立腺がんの原因となる遺伝子を発見」との記事、『ニューヨーク・タイムズ』誌は「遺伝子に潜む浮気性が前兆となる」との記事を掲載した。国際メディアだけではない。新聞にも、未知の遺伝子発見のニュースや、さまざまな行動や心理的問題に遺伝的性質がかかわっているとの論調の記事が少なくない。遺伝子決定論や遺伝子検査の今について、ギリシャのストリートペーパー『シェディア』の記事を紹介しよう。続きを読む
3月15日発売の『ビッグイシュー日本版』451号、表紙は「きかんしゃトーマス」、特集は「装いサステナブル」
巨大企業が隠蔽するPFAS汚染を暴いた映画『ダークウォーターズ』。モデルとなった弁護士ロバート・ビロットに聞く
環境汚染と深刻な病との因果関係を暴露し、巨大化学企業デュポン社に数億ドルの賠償金を支払わせた弁護士ロバート・ビロット。巨大企業との闘いは、映画『ダークウォーターズ―巨大企業が恐れた男』にもなった*1。昨今、沖縄や東京・多摩地域、大阪・摂津市などでも汚染が問題になっていることを受け、映画公開時に『英ビッグイシュー』誌に掲載されたビロットのインタビュー記事(2020年2月掲載)を紹介する。
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