「プラス思考でいこう」「物事の良い面を見よう」「いつも前向きに」――こんな励まし系の文言がFacebookやInstagramのフィードに流れてきたことはないだろうか。前向きであれと訴えるメッセージは良かれと思ってのことだろうが、人の心に救いとなるどころか苦しみを助長しかねず、行き過ぎると「有害なポジティブさ(toxic positivity)」になりかねない。ケベック大学モントリオール校で心理学を研究するマイケル J.レナー(博士課程に在籍中)による『The Conversation』寄稿記事を紹介しよう。
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