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カテゴリ: 翻訳記事


 コロナ禍が使い捨てプラスチック容器の需要を急激に押し上げている。市場の年間成長率も5.5パーセントとの予測(コロナ禍前の4パーセントからさらに上昇)だ。“買っては捨てる”のライフスタイルのおかげで、英国では一年間に出すプラスチックごみは一人当たり平均99キロにも上る*1。ランカスター大学サステナビリティのシニア研究員、キャサリン・エルズワース・クレブスのプラごみ削減の提案を見てみたい。
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 札幌地方裁判所が同性婚を認めないのは「違憲」とする画期的な判断を示したのは記憶に新しい。多様なジェンダーに対する社会の許容度がひと昔前とは比べものにならないほど上がっている。さらに包摂的な社会にしていくためには、次世代の教育が重要だ。子どもにジェンダーの固定観念を持たせないためには何が必要か、ユタ大学社会学非常勤教授のカイル・マイヤーズが解説する。
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 新型コロナウイルスの蔓延が雇用や収入に与える影響が明らかになるにつれ、、国民に無条件で現金を給付するユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、以下ベーシックインカム)がすべてを解決してくれる万能薬として期待値が上がっているようだ。

もちろんベーシックインカムのアイデア自体は望ましいが、決して貧困や所得格差といった複雑かつ長期的課題への魔法の策ではない、と釘を刺す意見にも耳を傾けたい。カナダのヨーク大学公共政策・行政学部のシルヴァン・カリミ助教授の見解を紹介しよう。

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 日本国内の新型コロナの感染状況は冬に入って着実に悪化。感染者数と死亡者数の記録が日々塗り替えられ、東京オリンピック開催可否の不透明さが再び増している。共立女子大学国際学部のクレイグ・マーク教授がオンラインメディア「The Conversation」に寄稿した記事を紹介しよう。
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 受刑者に文章を書くことを勧めるプロジェクトが、オーストラリアの南オーストラリア州の刑務所で実施されている。文章表現は受刑者たちにどのような効果があるのだろうか。豪フリンダース大学の上級講師(クリエイティブ・ライティング博士号)のマイケル X・サッバスが報告する。
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 医療従事者や教育関係者、物流や飲食産業に従事する人など、私たちの生活に必要不可欠な仕事を担う人を「エッセンシャルワーカー」と呼び、多くの人が外出を自粛するコロナ禍では、社会を支える彼らの活躍ぶりに注目が集まった。英国では、2019年度で全労働人口の33%にあたる1,060万人がエッセンシャルワーカーだ(統計局)。

英国では最初のロックダウン以降、100人近くの半分ホームレス状態にあった人々が、クラウドファンディングキャンペーンをきっかけに、エッセンシャルワーカーとして活躍している。社会的企業「Beam」が立ち上げたクラウドファンディング「Fund a Future(未来への投資、の意)」により、2020年3月以降だけですでに122人が仕事に就き、うち88人がエッセンシャルワーカーとして働いている。

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 世界で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス感染症だが、その対策は国によって大きく異なる。
2020年初め、ウイルスについて分かっていない状況ではそれもやむを得なかったが、今では研究論文や学ぶべき事例が数多く共有されている。そろそろこれといったやり方が確立されてもよい頃ではないだろうか。スウェーデンのルンド大学東・東南アジア研究センターの上級講師ポール・オシェイによる、自国スウェーデンと日本のコロナ対策の分析を紹介しよう。
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服をどこで買うにしても、できるだけ人や環境に配慮した“エシカル”な服を選びたいものだ。しかし、エシカルファッションの定義は多岐にわたり、製品の認定や認証を行う機関も複数あり、エコを装ったマーケティング戦略やうわべだけ取り繕った“グリーンウォッシング”な企業も存在するので、実際はそう簡単ではない。

オーストラリアで2018年に成立した「現代奴隷法(modern slavery laws)*1」は、消費者のエシカルファッションの意識に影響を及ぼしているのか。メルボルン大学で文化研究に関わるハリエット・リチャードとナターリャ・ラスティの調査を紹介しよう。
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プラスチックごみが環境にもたらす深刻な影響から、使い捨てのプラスチック製品をなるべく避けたいと感じている人も増えているだろう。 しかしプラスチック以外の容器は本当にプラスチックより良いものなのだろうか?この点を明らかにしたく、英国サウサンプトン大学環境科学のイアン・ウィリアムズ教授らは5種類の加圧型の飲料容器を比較し、製造、使用、廃棄のサイクルにおける環境負担をさまざまな基準でテストした*1。地球環境へのインパクトが大きいものから順に紹介しよう。

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