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カテゴリ: 翻訳記事


 受刑者に文章を書くことを勧めるプロジェクトが、オーストラリアの南オーストラリア州の刑務所で実施されている。文章表現は受刑者たちにどのような効果があるのだろうか。豪フリンダース大学の上級講師(クリエイティブ・ライティング博士号)のマイケル X・サッバスが報告する。
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 医療従事者や教育関係者、物流や飲食産業に従事する人など、私たちの生活に必要不可欠な仕事を担う人を「エッセンシャルワーカー」と呼び、多くの人が外出を自粛するコロナ禍では、社会を支える彼らの活躍ぶりに注目が集まった。英国では、2019年度で全労働人口の33%にあたる1,060万人がエッセンシャルワーカーだ(統計局)。

英国では最初のロックダウン以降、100人近くの半分ホームレス状態にあった人々が、クラウドファンディングキャンペーンをきっかけに、エッセンシャルワーカーとして活躍している。社会的企業「Beam」が立ち上げたクラウドファンディング「Fund a Future(未来への投資、の意)」により、2020年3月以降だけですでに122人が仕事に就き、うち88人がエッセンシャルワーカーとして働いている。

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 世界で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス感染症だが、その対策は国によって大きく異なる。
2020年初め、ウイルスについて分かっていない状況ではそれもやむを得なかったが、今では研究論文や学ぶべき事例が数多く共有されている。そろそろこれといったやり方が確立されてもよい頃ではないだろうか。スウェーデンのルンド大学東・東南アジア研究センターの上級講師ポール・オシェイによる、自国スウェーデンと日本のコロナ対策の分析を紹介しよう。
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服をどこで買うにしても、できるだけ人や環境に配慮した“エシカル”な服を選びたいものだ。しかし、エシカルファッションの定義は多岐にわたり、製品の認定や認証を行う機関も複数あり、エコを装ったマーケティング戦略やうわべだけ取り繕った“グリーンウォッシング”な企業も存在するので、実際はそう簡単ではない。

オーストラリアで2018年に成立した「現代奴隷法(modern slavery laws)*1」は、消費者のエシカルファッションの意識に影響を及ぼしているのか。メルボルン大学で文化研究に関わるハリエット・リチャードとナターリャ・ラスティの調査を紹介しよう。
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プラスチックごみが環境にもたらす深刻な影響から、使い捨てのプラスチック製品をなるべく避けたいと感じている人も増えているだろう。 しかしプラスチック以外の容器は本当にプラスチックより良いものなのだろうか?この点を明らかにしたく、英国サウサンプトン大学環境科学のイアン・ウィリアムズ教授らは5種類の加圧型の飲料容器を比較し、製造、使用、廃棄のサイクルにおける環境負担をさまざまな基準でテストした*1。地球環境へのインパクトが大きいものから順に紹介しよう。

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 「ソーシャルディスタンシング(対人距離の確保)」が感染拡大を抑える上で大切なのは常識となりつつあるが、「コロナ慣れ」しがちな昨今でもある。疾病生態学の研究者ダナ・ホーリーとジュリア・バックが、動物たちが取る「ソーシャルディスタンシング」の有効性について紹介してくれた。
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 10年前、当時8歳だった娘に、寝る前の読み聞かせをしていた。『オオカミ少年』のような物語だったが、主人公はつい嘘をついてしまう少女ルーシーだ。

ルーシーは、友達のポールから借りた自転車を壊してしまう。盗賊が飛び出してきたからぶつかったのだと、ルーシーはポールに嘘をつく。その絵を見てあぜんとなり、読む手を止めてしまった。毛布みたいな長くて色鮮やかなショール、伝統的なつばの広い帽子、サンダル履きという典型的な出で立ちのメキシコ人盗賊が描かれていたのだ。「メキシコ人盗賊」は人種差別のステレオタイプとされている*1。
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 バイデン米新大統領の息子ハンター・バイデン(51)がABCニュースのインタビューを受けたときのこと。ハンターが過去に薬物依存に陥ったことについて、インタビュアーが「何回も更生施設に出たり入ったりされたんですってね」と問うと、ハンターは「もっとマシな表現があるでしょう(Say it nicer to me)」と返した。「多くの人と同じで、(依存症の)問題を治したかったんです」と言って、「デリカシーに欠けますよ」と指摘した。(※記事末尾に動画あり)続きを読む
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 新型コロナウイルス感染症のワクチン開発が進んでいるものの、パンデミック終息までにはまだしばらくかかるだろう。 長期化が避けられないコロナ禍に私たちはどう耐え忍べばよいのだろうか? ウォータールー大学心理学准教授イゴール・グロスマンが実施中の「ポストコロナ社会」に関するプロジェクトを紹介したい。
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