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カテゴリ: 政治


 ワシントンD.C.ではホームレスの人たちへの支援として「早期再入居(Rapid Re-housing)*」という住宅斡旋プログラムが実施されている。しかし実際には、経済的自立に至らない等、さまざまな問題点が指摘されており、いったんは住まいを斡旋してもらった人たちが再びシェルターに舞い戻る事態などが起きているという。
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労働者や、その家族を取り巻く厳しい現実を撮り続けてきたケン・ローチ監督(83)の最新作『家族を想うとき』(原題:Sorry We Missed You)が公開された。非正規雇用で働く低所得家族の物語を通して、昨今の英国の暗部を剥き出しにしている。数々の実話を参考にしたという監督だが、英国の “ワーキングプア” の実態調査結果が『The Conversation』から届いたので紹介したい。続きを読む
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安定した住まいがない状態にありながら、支援を受けられない人たちがいる。
彼らは驚くほど簡易なつくりの宿泊所にしか入れず、なかには何年にも渡ってそこが「生活の場」となってしまう人もいる。英国の『Big Issue North』が、安宿や簡易宿泊所の内部事情を調査するとともに、心ない経営者たちに環境改善を迫る取り組みを取材した。続きを読む
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「住まい」は私たちの暮らしにかけがえのないもので、「住まい」と「健康」には多くの関連性があることは研究者たちも指摘するところだ。

通常、「住まいと健康」の関連性をみる研究では、アンケート形式で回答者の健康状態を5段階評価してもらうなど、主観的な判断基準が使われることが多い。しかし、英国の大学研究員2人が実施した最新の研究では、客観的な指標として「C反応性タンパク(CRP値)」(※1)を用いた。

この研究について、非営利の独立系メディア『The Conversation』(※2)に寄稿された記事をご紹介する。
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今、「ひとり暮らし世帯」が世界レベルで増えている。まだ十分に注目されているとは言い難いこの事象の今と考慮すべき影響について、国連経済社会局人口部の元ディレクターで人口統計学者のジョゼフ・チャミーが解説する。続きを読む
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現在の日本の路上生活者は約6200人(2016年厚生労働省調べ)。それに対し、日本に空き家は何戸あるかご存知ですか?続きを読む
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寒くなると路上で寝起きしている人たちのことが気にかかります。8月にはビッグイシュー大阪にて「一夜のホームレス体験会」があり、みんなで段ボールハウスを作って一夜を過ごしたそうです。真夏の一番暑い盛りでも、明け方の風に「凍えるのではないかと思い段ボールをかぶった」と参加者がレポートしています。

固くて冷たいアスファルトやコンクリートに体を横たえる人たちが、屋根のある自分だけの安心できる部屋で布団で眠るようにするにはどうしたらいいのでしょう?これまでにも何度かご紹介している「ハウジングファースト」に関する記事ではありますが、本日は慢性的なホームレス人口を91%減らすことに成功したユタ州のケースをご紹介します。

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保護された犬のケアや訓練を通し、不登校やひきこもりの若者の社会復帰を支援する

米国のプログラムを引きこもりの若者支援に応用 北に筑波山を望む緑豊かな茨城県土浦市で、保護された犬のケアや訓練を通し、不登校やひきこもりの若者の社会復帰を支援する「キドックス」。 その活動の現場を訪れた。

代表理事の上山琴美さん
代表理事の上山琴美さん

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こんにちは!ビッグイシューオンラインの小林美穂子です。

ホームレス支援の団体に勤めている関係で、「ホームレスって好きでやっている人もいるんでしょ?」という質問をされることがあります。外で寝るということは常に危険と隣り合わせ。警官や警備員に追い払われることもありますし、夏は熱中症、冬は凍死、そして一年中を通して通行人や少年たちに唾棄されたり、侮蔑的な言葉を投げられたり、ひどい時には暴行されて殺されてしまうケースもなくなりません。これまでに少なくない数の路上生活者の方々と出会ってまいりましたが、私が知る限り、路上が好きで路上生活を続ける人はいませんでした。

誰もが安心、安全な部屋を持つのが当たり前、そんなふうに誰もが考えてくれるといいなぁと夢想します。今日はアメリカでストリートペーパーを販売する男性の独白をお届けします。

ストリートペーパー販売者の告白:「金も家も人生もない。疲れたよ」

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