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カテゴリ: ジェンダー


ここ数年で、「アセクシュアル(無性愛者)」への理解を求める社会運動が急速に広がっている。Netflixドラマ『ハートストッパー』や『セックス・エデュケーション』などにも、他者に性的欲求を抱かない登場人物が出てくるが、まだ世間一般には誤解されている部分も多い。アセクシュアルが意味するところについて、セクシュアリティの研究を専門とする豪ラ・トローブ大学の社会学者ジェニファー・パワーが『The Conversation』に寄稿した記事を紹介しよう。続きを読む
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首都ブエノスアイレスの総合病院で働くヴィヴィアナ・マズル医師は、女性がまっとうな権利を手にするまでの変化を目の当たりにしてきた。2020年まで大きな制約があった人口妊娠中絶が、現在は妊娠14週目までなら、本人の要望に応じて受けられるようになっているのだ。「かなり早い段階で相談に来る女性が増えました。生理が遅れるとすぐに病院に足を運ぶようになっているのです。おかげで、ほどんどの場合、医療上のアドバイスと観察のもと、自宅での投薬によって対応できています」 続きを読む
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米連邦最高裁は2022年6月下旬、人工妊娠中絶を米国の憲法で保障された権利として認めない判決を言い渡した(ロー対ウェイド判決*の逆転)。これにより、各州は独自の州法で中絶を禁止できるようになり、中絶や避妊への監視プレッシャーが高まっている。続きを読む
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「中絶を原則禁止とする法律」が米国のおよそ3分の1の州で成立したのを受け 、中絶が認められていない州の女性たちは、州を越えて長距離を移動しなければ中絶できない状況となっている。そこで中絶の支援団体が開設を進めているのが、ワゴン車や船舶を利用した移動式クリニックだ。中絶が合法の州の中で、違法の州からもアクセスしやすい場所に臨時の診察所を設け、遠距離を移動しなくても中絶を受けられるようにするのがねらいだ*1。
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小規模漁業に従事する女性は 世界的に約450万人、全漁業労働者の4割を占めるとされる。しかし、女性たちは、漁場や沿岸資源へのアクセスにまつわる意思決定プロセスからは外されがちだ。漁業に関する政策、法律、プログラムは歴史的に、漁業コミュニティにおける女性の存在や貢献を軽視し、女性たちを軽視する環境をつくりあげてきた。それらは男女不平等を拡大させ、女性たちの生計にマイナスの影響を与えてきた。カナダのウォータールー大学ソーシャル・エコロジカルサステナビリティの博士候補生マディ・ギャラパシらが『The Conversation』に寄稿した、「小規模漁業のガバナンスにおける女性の影響力」についての調査結果*1を紹介する。
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世界保健機関(WHO)によると、女性であること、あるいは女性としてのアイデンティティを持つことは、その人の健康に大きな影響を与える。これには、生物学的な要因もあれば、社会的な性差に起因するものもあるが、とりわけ懸念されるのが、社会や文化に根づく差別的な慣習によって女性や女児の健康がおびやかされていることだ。続きを読む
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家庭内暴力に苦しむ専業主婦にとっては、「暴力に耐える」か「家を出る」かの二択になりがちだ。そこでビッグイシュー・オーストラリアでは、路上での雑誌販売と並行して、ホームレス状態の女性支援「ウィメンズ・ワークフォース(Women’s Workforce)」という事業を行っている。事業内容や成果について、マーケティング責任者のシモネ・ブサヤに話を聞いた。続きを読む
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日本における同性婚制度の導入について、2023年1月、岸田首相は「わが国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」と答弁した。しかし世界的には、私たちの社会に深く根ざず家父長的構造に異議を唱える動きが高まっている。男性支配が及ぼす力、反フェミニズム(フェミニズムに反対する思想や運動)、これらを打破する方法などについて、フンボルト大学の社会学者カロリン・ヴィーデマンに『サプライズ』誌(スイス)がインタビューした。 続きを読む
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学童保育施設やフリースクールの指導員、そして学校教師…本来子どもたちの安心を守るはずの人間による忌まわしい性犯罪が毎日のように報道されているが、それらの被害者の声がメディアで紹介されることは少ない。心無い人により「被害者に落ち度があったからではないか」などと粗探しされ、さらに傷つけられることが多いため、声を上げる被害者が少ないのだ。


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