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カテゴリ: ジェンダー


 トランプ元米大統領はかつて、気候変動問題への怒りを表明した活動家グレタ・トゥーンベリに皮肉を込めてツイートした*1。「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見ている、とても幸せそうな女の子のようだね。清々しい!」
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 札幌地方裁判所が同性婚を認めないのは「違憲」とする画期的な判断を示したのは記憶に新しい。多様なジェンダーに対する社会の許容度がひと昔前とは比べものにならないほど上がっている。さらに包摂的な社会にしていくためには、次世代の教育が重要だ。子どもにジェンダーの固定観念を持たせないためには何が必要か、ユタ大学社会学非常勤教授のカイル・マイヤーズが解説する。
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 広告表現から職場での役割まで、いたるところで男性と女性は根本的に違うが前提とされ、「男性は火星、女性は金星から来た」と比喩する本もあるほどだ。

その一方で、いわゆる「男性的」「女性的」な特徴が混じり合っている中性的な人たちがいることも分かっている。「心理的両性具有」と呼ばれるこの性質は、認知の柔軟性、社会的能力、そして精神面での強さに優れ、うつ病や不安障害といった精神疾患にかかる可能性が低いことが知られている。また、高い創造性を発揮しやすいとも報告されている*。

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2020年の米議会選挙には、過去最多のLGBTQの候補者が出馬、その数は少なくとも1,006人と見られている。LGBTQ候補者の支援団体「LGBTQヴィクトリー・ファンド(LGBTQ Victory Fund)」によると、2018年の中間選挙より41%増だった。

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 病院にかかる時に気にすることといえば、アクセスや待ち時間の長さ、保険の適用範囲といったことだろうか。だがトランスジェンダー(生まれもった性別と自認の性が一致しない人)やノンバイナリー(身体的な性に関係なく、男性・女性といった枠組みを当てはめない人)の場合は、「ジェンダーに関する差別を受けるのでは」との心配が加わる。 健康保険証にある名前や性別が見た目と違うことで治療を拒否される恐れがあり、ときには命を落とすこともあるのだ*1。現状と対策について、ミシガン大学ソーシャルワーク准教授のシャンナ・K・カッタリが解説する。
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2020年10月15日発売のビッグイシュー日本版393号の紹介です。
表紙は「レディオヘッド」、特集は「変われ、スポーツと社会」です。

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コロラド州下院議員として初めてトランスジェンダーを公表*したブリアンナ・ティトーネは、目下、任期1期目を務めているところだ。育ちはニュー・ヨーク州のハドソン・バレー、地質学者として世界各地を転々とした後、コロラドにやってきた。ティトーネが選出された第27選挙区は歴史的には"保守的”とされてきたエリアだが、近年はやや中道寄り。デンバーのストリート誌『デンバー・ボイス』に掲載されたティトーネのインタビュー記事を紹介する。続きを読む
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 2020年6月15日、米連邦最高裁は「LGBTの職場差別は違法」との判決を下した。性的マイノリティに関しては、2015年6月に同性婚を合法とする判決が最高裁で下されたが(オーバーグフェル対ホッジス裁判)、さらに今回の判決によって、雇用、昇進、解雇など職場における差別が禁止されることとなり、公民権運動の歴史に刻まれる画期的な出来事となりそうだ。
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 米国のフィギュアスケート選手として数々の実績を残してきたアダム・リッポン*1。2018年5月にはダンスリアリティ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』(シーズン26)でも優勝を果たした。同年11月に現役を引退、その約1年後に自叙伝『Beautiful on the Outside(仮題:外見は美しく、未邦訳)』を発表した。これを受け、シカゴのミュージックボックス・シアターで開催されたトークライブに登場、著書やゲイを公表*2 していることについて語った。
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