米連邦最高裁が「LGBTを理由とした不当解雇は違法」と判断。その意義と次なる課題 2020/10/07 2020年6月15日、米連邦最高裁は「LGBTの職場差別は違法」との判決を下した。性的マイノリティに関しては、2015年6月に同性婚を合法とする判決が最高裁で下されたが(オーバーグフェル対ホッジス裁判)、さらに今回の判決によって、雇用、昇進、解雇など職場における差別が禁止されることとなり、公民権運動の歴史に刻まれる画期的な出来事となりそうだ。続きを読む
ゲイを公表したスケート選手アダム・リッポン、美しさに隠された葛藤を語る 2020/10/05 米国のフィギュアスケート選手として数々の実績を残してきたアダム・リッポン*1。2018年5月にはダンスリアリティ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』(シーズン26)でも優勝を果たした。同年11月に現役を引退、その約1年後に自叙伝『Beautiful on the Outside(仮題:外見は美しく、未邦訳)』を発表した。これを受け、シカゴのミュージックボックス・シアターで開催されたトークライブに登場、著書やゲイを公表*2 していることについて語った。続きを読む
双子で同性愛者の人気ミュージシャン「ティーガン&サラ」自叙伝『High School』執筆での気づき 2020/10/03 身内と一緒に仕事をするのはどんな感じだろう。さらにそれが双子で、人生の半分以上となったら。生活のあらゆる面で濃くかかわり合うこととなり、どこからどこまでが姉妹としてなのか仕事なのか、わからなくなりそうだ。そして二人とも同性愛者で、ミュージシャンで、活動家。生き方まで似てくると、互いの存在なしには生きていけないくらいかもしれない。続きを読む
10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』392号、表紙&特集は「アップデートしたい『LGBT』」、スペシャルは蒼井優さん 2020/09/30 2020年10月1日発売のビッグイシュー日本版392号の紹介です。 表紙&特集は「アップデートしたい『LGBT』」、スペシャルは蒼井優さんです。続きを読む
ロックダウンが悪夢のような場所へ連れ戻すーLGBTQの人たちのいま 2020/05/09 新型コロナウイルス感染拡大によって多くの人が大きな不安を抱えている今だが、LGBTQの人たちはより精神が削られる状況に陥りやすい。コロナ危機がLGBTQの人たちに及ぼしているものについて、クイア文化研究を専門とする英ラフバラー大学上級講師のロヒット・K・ダスグプタがレポートする*1。続きを読む
女の子への読み聞かせ革命!クラウドファンディングで7300万円集めた『世界を変えた100人の女の子の物語』著者にインタビュー 2020/02/07 「女の子に読ませたい本」を探して本屋に行くと、キラキラドレスを着たプリンセスたちと王子様のラブストーリーばかりなことに違和感を持ったことはないだろうか? 小さい頃から知らず知らずのうちに刷り込まれている「男と女の役割」に一石を投じた本を紹介しよう。続きを読む
国内最年少、10歳でのホルモン治療でトランスジェンダーたちの道を拓く。「科学的なアプローチも含め、偏見をなくしていきたい」 2020/01/07 メルボルン生まれのジョージー・ストーンは、生物学的には男だが、幼い頃から性自認は女だった。10歳の時に家庭裁判所から許可が下り、「ホルモンブロッカー」*1というホルモン療法を受けた。この国内最年少のケースが先例となり、オーストラリアでは10代以下の若いトランスジェンダーに関する法整備が大きく進むこととなった。続きを読む
職場でALLY(アライ)を可視化・情報発信することで性的マイノリティも働きやすく。-NPO法人 「虹色ダイバーシティ」 2019/06/03 企業や行政、教育機関などを対象としたLGBT研修やコンサルティングなどを通じて、性的マイノリティも働きやすい職場づくりを支援している「NPO法人 虹色ダイバーシティ」。理事長の村木真紀さんとスタッフの橋本竜二さんに話を聞いた。続きを読む
LGBTであることをカミングアウトされたとき、親として、友人としてどういう反応をするべきか-LGBTコンサルタント増原裕子さんの講義より(後編) 2018/05/28 ひと昔と比べてLGBTへの理解も少しずつ浸透してきた昨今ですが、いざ我が子に、そして親しい友人や同僚にLGBTであることをカミングアウトされたらあなたはどういう反応を示しますか。LGBTコンサルタントである増原裕子さんの講義のエッセンスの後編をレポートします。(前編はこちらから)続きを読む