地域の人と人をつなぐ中間支援の拠点、みのお市民活動センターの取り組み 2023/05/16 市民と行政・企業、行政と企業などの間に立ち、活動や連携を支援する”中間支援“の機能を持った施設は全国にある。大阪府箕面市にある、みのお市民活動センター(以下、同センター)もその一つだ。箕面市より指定管理者として指定を受け同センターの運営をしている「特定非営利活動法人市民活動フォーラムみのお」(以下、同団体)スタッフの松木 亮さんより、同センターの取り組みや、雑誌『ビッグイシュー日本版』との関わりについてお話を伺った。 続きを読む
フードロス削減と人のつながり…「夜のパン屋さん」、札幌でも展開中 2023/05/11 パン屋さん「美味しいパンをつくったけれど、営業時間内に売り切れなかった」--お客さん「パンがほしかったけれど、営業時間内にお店に行けなかった」--この2者をつなぐ「夜のパン屋さん」は、営業時間内では販売しきれなかったパンをお店から引き取って代理販売することで、食品ロスを削減し、生活が困窮する人にすぐできる仕事を提供する取り組みです。続きを読む
吉祥寺の商店街でビッグイシューのポップアップストアが開店したわけ 2023/05/02 2023年の市議会選挙で、議員の半数が女性となり話題となっている武蔵野市。これからの市政がどう変わるのか注目を浴びているなか、吉祥寺の商店街サンロードでは新たな試みが始まっている。人通りの多い商店街の一角で、“ビッグイシューのポップアップストア”が現れたのだ。路上よりも安心して販売できるスペースはある女性のアイデアと好意から生まれた。続きを読む
地域ジャーナリズムはヘイト・偽情報・分断に対抗する有効な手段 2023/03/24 「地域ジャーナリズムの未来が危うい」ー 英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の最新報告書が警告を発している*1。全国メディアに対する世間の信頼度が低下し、ネット上では差別やヘイト、分断を煽る発言が増え続けるなか、地域ジャーナリズムの持続可能性までもが懸念されると。地域ジャーナリズムの重要性について、英カーディフ大学のポスドク研究員ナディア・ハクが『The Conversation』に寄稿した記事を紹介したい。続きを読む
「20分生活圏」の都市コンセプトで住み続けられるまちづくりを 2022/11/25 高齢者による運転ミスが起こるたび、高齢者は車の免許を返納せよという声があがる。また若い世代では、経済的に車を持つ余裕がない人や持たない選択をする人も増えている。これからは、車での長距離移動を必要としない、誰もが住みやすいまちづくりを積極的にすすめていく必要があるのかもしれない。まちづくりにおいて「20分生活圏」というコンセプトがあるのをご存知だろうか? シドニー大学運輸・物流研究所の非常勤教授ジョン・スタンレーによる『The Conversation』寄稿記事を紹介しよう。続きを読む
地域の店の配達情報ポータルサイト/コロナ禍、お客さんの心を満たして商店街存続へ 2022/09/29 コロナ禍でオンラインショッピングの利用が急増する一方、ネット上で販路を持たない小さな商店はますます危機に直面している。ドイツ北部ハンブルクでは、コロナ収束後の商店街を守ろうと、地域の店舗が配達情報を掲載できるポータルサイト「wir-liefern.org」を立ち上げた。続きを読む
「Fairbnb」―地元の人と観光客の出会いと、地域貢献支援を行う民泊サイト 2022/09/12 民泊サイト を使って旅をする人も一般的になった。ただし民泊の広がりが、家賃の高騰や賃貸物件の不足をもたらし、街の姿を変えてしまったという批判的な声も聞かれる。そういった問題を受け、地元の人々と観光客の出会いをよりいっそう重視し、さらに、地域に貢献する社会事業を支援できる民泊サイトが誕生している。その名も、Fairbnb(フェアビーアンドビー)。設立者に、イタリアのストリート誌『ゼブラ』が話を聞いた。続きを読む
広島でビッグイシューが買える唯一の場所「Social Book Cafe ハチドリ舎」は、「真面目な話をしても引かれない居場所」 2022/08/30 通常はホームレスの人たちが路上販売している雑誌『ビッグイシュー日本版』だが、ショップやカフェなど人の集まる場所であれば、ホームレスの人でなくともビッグイシューを販売できる「委託販売制度」がある。今回は広島でこの委託販売制度を利用している「Social Book Cafeハチドリ舎」店主の安彦恵里香さんに、この場所や委託販売についてお話を伺った。続きを読む
栃木でビッグイシューが買える「フェアトレードショップ&カフェ コブル」は『Think Globally, Act Locally.』の拠点 2022/08/24 通常はホームレスの人たちが路上販売している雑誌『ビッグイシュー日本版』だが、ショップやカフェなど人の集まる場所であれば、ホームレスの人でなくともビッグイシューを販売できる「委託販売制度」がある。栃木県では2022年8月現在、3つの拠点がこの制度を利用して販売しているが、一番初めに導入を決めたフェアトレードショップ&カフェ「コブル」代表の中尾貞人さんに、店に込めた想いや委託販売の魅力についてお話を伺った。続きを読む