カテゴリ:ホームレス・貧困 > 貧困問題
卒業できない大学生たち--人種間の経済格差が露呈
「米国の大学卒業率」に関する連邦政府の最新調査*1により、大学生の40%が高校卒業後8年経っても学位や資格を取得していない(=卒業していない)ことが明らかとなった。カリフォルニア大学サンタバーバラ校のアカデミックライティング非常勤講師ロバート・サミュエルスが『The Conversation』に寄稿した記事を紹介しよう。
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英国 “家具の貧困”480万人。やっと住居を得ても、家具買えず床に寝る日々
英国では、一時シェルターから定住用住宅に移り住むことができても“空っぽ”の家に投げ出され、ベッドなど最低限の家具を買えずに暮らす人たちが約200万世帯、480万人いる。コロナ禍で一時的に増額されていた低所得者向け生活手当(※)も、2021年10月から元の金額に戻ることが決まり、“家具の貧困”に拍車がかかると懸念されている。 続きを読む
「ピンク税」に声を上げ始めた中国女性たち
生理や生理用品についての話題がタブー視されてきた中国で、ここ最近、これらの問題に声を上げる女性たちが現れ、変化が起きようとしている。セント・アンドルーズ大学国際関係学の博士研究員チー・ツァンによる『The Conversation』寄稿記事(2024年3月)を紹介する。
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ベストセラー本『Poverty, By America』の著者マシュー・デズモンドにインタビュー
社会学教授でピュリッツァー賞受賞作家のマシュー・デズモンドは、人生の大半を貧困の“そば”で生きてきた。2023年3月に刊行された著書『Poverty, By America(米国による貧困)』では、貧困者を取り巻く実態と、そのことから恒常的に恩恵を受けている人々がいる状況を浮き彫りにした。車の事故に遭っただけで医療費で破綻することのない、より健やかな国となるにはどうすればよいのか。デズモンドに、米コネチカット州オクラホマシティのストリートペーパー『Curbside Chronicle』誌が話を聞いた。
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Facebookを介した個人間の金銭貸借サービスの是非
光熱費や食費、金利の高騰により、生活費の工面に苦しむ世帯は増える一方だ。とくに深刻な影響を受けているのは、低所得者、および各種経済支援を受けている人たちだ。Facebookグループを介した新たな支援のあり方について、スウェーデンのストリート誌『ファクトゥム』の記事を紹介しよう。
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成人の約2100万人が身分を証明できない?!困窮者をさらに追い詰める米国の現状
サンフランシスコのストリートペーパー『ストリート・シート』で編集者として働くTJジョンストンは、かつてホームレス状態にあった。その当時、写真入りの身分証をなくしたことで、大変な生活がさらに危うくなりかけたという。実体験を踏まえ、「ホームレスと身分証」について記事を書いた。 続きを読む
スコットランドが生理用品の無償提供を法律化。その現状と課題について
2022年8月、スコットランドは世界で初めて、生理用品の無償提供を認める法律を施行させた。この施策の現場の様子や、昨今の物価高騰の影響について、国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)が取材した。 続きを読む