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カテゴリ:ホームレス・貧困 > 貧困問題


スペインは、欧州連合(EU)の中でも指折りの青果物産地。国内最南端に位置するアンダルシア地方は欧州最大級の有機農地面積を誇り、農園労働者は引っ張りだこだ。しかしハードな労働の割に低賃金のため、この分野で働きたいと考えるスペイン人は、特に若い世代では少ない。

またスペインは、その地理的条件から、欧州亡命を目指す難民たちの「玄関口」となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2021年1月1日〜11月30日の間にスペインが受理した亡命申請は5万8,540件で、そのうち承認されたのはわずか1割。申請が却下された場合、「20日以内の国外退去」が命じられるが、実際に退去する者は4割以下で、残りは「不法状態」で国内に留まっている。正式な就労は認められていないが、何とか生き延びなければならない。ここに、農業分野の労働搾取という落とし穴がある。オーストリアのストリート誌『メガフォン』が現地で取材した。
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日本で年金生活に余裕があったのは昔のことで、今ではかなりの高齢になってもアルバイトをしないと生きていけない人が増えている。年金が足りないのは日本だけではなく、ドイツも同様だ。ドイツのストリートペーパー、『ヒンツ&クンツ』誌の元販売者に話を聞いた。続きを読む
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米国で中絶する人の4分の3は貧困層や低所得者層で、既にギリギリの生活を送っている。中絶希望者の多くには、すでに1人以上の子どもがいて、これ以上、子どもを育てる余裕がないのが実情なのだ。ポートランド州立大学の経済学名誉教授マリー・キングが、中絶の選択と子育てにかかる経済事情について『ストリートルーツ』紙(米オレゴン州・ポートランド)に語った。

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 考えたくないことだが、毎日の生活でもギリギリなところへ、親族の訃報があったら…。日本では生活困窮などで葬儀費用が支払えない場合に「葬祭扶助制度」が利用できることがある。多くの場合はいわゆる「直葬」のかたちがとられ、通夜や葬儀・告別式は行えないものの、最低限の“お見送り”はできる。しかし、直葬では別れの時間が少なすぎると感じる人や、葬儀に参列できない人も出てくる。 オーストリアのザルツブルク市では2018年より、そんな人たちのために「合同葬儀」が執り行われている。地元『アプロポ』誌が取材した。
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蛇口をひねれば水が出る。当然のことのように思いがちだが、米国には水道代の支払いに苦しむ人が何百万といる。世帯収入が下位20%の層では手取り収入の12.4%が水道料金の支払いに充てられていることが2019年の調査で明らかとなった*1。コロナ禍でこの負担はさらに重くなっていると考えられる。とはいえ、誰を対象にどんな形で水道料金を減免すべきかは、なかなか難しい問題だ。ワシントン州立大学経済学准教授のジョセフ・クックによる『The Conversation』への寄稿記事を紹介する。

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 2021年10月31日、電気自動車企業テスラ社のCEOで世界を代表する実業家イーロン・マスクが、自身の財産のうち60億米ドル(約6800億円)を飢餓救済に寄付してもよい、と冗談まじりのツイートをした*1。ただし、そのお金を具体的にどう使えば“今すぐ”世界の飢餓を解決できるのかを事細かに説明してくれれば、とも述べている。
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生活に困窮し、いったん路上に出てしまうと、住所のない人が次の住まいや仕事を得るハードルはとても上がってしまう。また、生活保護は申請から決定まで2週間〜1ヶ月ほどかかるため、困窮者の中にはその間に生活費が底をついてしまう人も少なくない。
認定NPO法人Homedoorではこの問題に対し、「切れ目のない居宅移行支援」を目指している。Homedoorの相談支援員、永井悠大さんがコロナ禍における困窮者の居宅移行支援という課題への取り組みについて報告した。

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 コロナ禍により、これまでになく広い範囲の人が生活困窮に陥っていることは、誰の想像にも明らかだ。しかし困窮者の増加ぶりと比べると、生活保護の利用者は増えていない。その理由について、1万件以上の電話相談で見えた傾向について弁護士・「生活保護問題対策全国会議」事務局長の小久保哲郎さんが解説した。続きを読む
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住宅のエネルギー効率でみると、英国は欧州で最低レベルにある。各住宅の断熱性能が低いため、暖房に大きく依存している。環境への大きな負荷がかかるのはもちろん、個人の光熱費負担もばかにならない。
また英国では、約116万世帯が公営住宅への入居順番待ちにあるとみられている(ホームレス支援団体シェルターの2019年度報告)。これだけの規模であることを考えると、今後はエネルギー性能を向上させた公営住宅を建設していくべきである。



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