代替肉市場の急成長―世界人口100億人時代に備えよ 2022/03/24 フェイクミート、クリーンミート、ミートレスミート、代替肉、人工肉、植物由来肉……名称はさまざまだが、目指すところはいずれも「動物の肉の消費を減らし、環境への影響を抑えること」だ。近年登場している植物由来の代替肉(以下、植物肉)は、サシや霜降りの具合、グリルした時のうまみや香り、ジューシーさなど、従来の牛肉と遜色ないものも多い。今後飛躍的な成長を遂げると見られている植物肉について、『 ビッグイシュー オーストラリア』の報告を紹介しよう。続きを読む
カップヌードルが全世界で500億食売れた理由とは 2022/02/27 カップヌードルといえば「安くて便利」だが、発売当初は「国際的」なイメージがあったのをご存じだろうか。「カップヌードル」は今から約50年前、1971年9月18日に日本で発売された。パッケージに記された英語名「Cup Noodle」(複数形の「s」をつけ忘れたのだろうか)や、白地に赤と金のデザインは、当時も今も変わらない。オレゴン大学の日本文学、カルチュラル・スタディーズ、ジェンダーを専門とするアリサ・フリードマン教授が、文化の域を超えて世界中に広がったカップヌードルの物語を紐解く。続きを読む
お祈り・瞑想アプリ「Hallow」の効能ー教会の代替になりえるかは疑問と神父の研究者 2022/02/25 カトリック教のお祈りと瞑想のアプリ「Hallow」のダウンロード数が100万回を超え、5千200万ドル超の投資を調達したという。Hallowを創業したのは、ミレニアル世代の敬虔なカトリック教徒たち*1。マインドフルネス系アプリでは宗教的なニーズに応えられていないと感じ、独自のアプリ開発を進めたという。祈りのさまざまな方法、気持ちを鼓舞する講話、精神修養ガイド、ユーザーが設定した祈りの時間を知らせる通知機能などを提供している。続きを読む
障害者の装いを豊かにする「アダプティブウェア」のアプローチ5選 2022/02/10 片手で服を着たり、座ったままジーンズを履いたりしたことはあるだろうか。足のサイズが左右で違う人や片足しかない人が、どうやって靴を買っているかご存知だろうか。布の種類によっては触れることすら耐えられない自閉症の人がいることは?続きを読む
食品ロス問題への新たなアプローチ:途上国の出荷工程で太陽光発電の冷蔵庫を導入 2022/02/02 「食品ロス」は、加工、流通、消費の各段階で起こりうるが、発展途上国で特に問題になっているのは、もっと上流での食品ロスだ。アフリカの小規模農家たちは、出荷中の農作物が売り物にならなくなる問題に悩まされている。市場に届けるまでのずさんな取り扱い、いいかげんな包装、保管設備の不足などが原因だ。続きを読む
アプリで若者の就労支援。インセンティブ付きオンライン講座「ドリームキット(Dream Kit)が米国で話題 2021/01/22 地方の若者が仕事に就けず、自活できない状況になっていくのは日本もアメリカも似た状況だ。そんな状況を打破しようと、米コネチカット州ニューヘイブン(人口約13万人)で開発されたアプリ「ドリームキット(Dream Kit)」が話題を呼んでいる。主なターゲットは住まいが安定しない、またはホームレス状態にある若者(18-25歳未満)。オンライン上でさまざまなプログラムを受講し、各講座を完了すると特典としてギフトカードをもらえるのが特徴だ。続きを読む
卵子凍結で母親になれた人は21%:英国の卵子凍結の実態 2020/09/09 晩婚化・高齢出産の傾向が続いている。「女性の生殖能力は30代半ばでガクンと落ちる」と専門家からの忠告がなされる中、加齢が原因で子どもができにくくなることへの「保険」の一つとして「卵子凍結」を視野に入れる女性が増えている。続きを読む
「垂れ流しSNS」に終わりを告げるー災害状況の把握や救助、寄付獲得に使用できる可能性について 2020/08/27 森林火災・干ばつ・洪水・サイクロン... 近年、大規模災害の被害に見舞われ続けているオーストラリアだが、人々の「ソーシャルメディアの利用」が高まっている今、災害への備えや対応も変わりつつある。続きを読む
偏見を持たれがちな精神疾患のある人たちに、デジタルツールを活用し課題の共有をスムーズに 2020/03/26 精神疾患のある人たちはただでさえ苦しい状況にあるのに、偏見や差別に遭うとその苦しみは何倍にも膨らんでしまう。しかし現実には、日常生活だけでなく医療の現場ですら偏見を持たれている実態がある。この問題解決に向け「デジタルツールの積極活用」を提案するウェスタン大学(カナダ)のジャビード・スクヘラ准教授の意見を紹介する。続きを読む