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カテゴリ:本誌からの転載記事 > 被災地から


福島県浪江町津島大字赤宇木は、約85世帯250人の集落で、いまだに帰還困難区域だ。その赤宇木地区で、今春まで16年間区長を務めた今野義人さんが中心となり、13年かけて調査、取材、執筆、編集した記録集「百年後の子孫たちへ」(赤宇木記録誌編集委員会、今野義人委員長、非売品)が今年3月に完成した。祖先や地域の歴史など、住民自らが「ルーツ」をたどり、未来の人々に届けようとする記録集だ。

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2024年9月1日発売のビッグイシュー日本版486号の紹介です。
表紙は「キルスティン・ダンスト」、特集は「冬、春、夏をこえた奥能登から」です。

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アジア太平洋戦争の敗戦間際に、福島市に唯一落とされた爆弾があった。それは原爆の投下訓練弾「模擬原爆」で、渡利地区の水田で作業をしていた一人の少年が命を落とした。この地区は2011年の原発事故でも高い放射線を記録した。少年の姉、ミチさんに話を聞いた。

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東京電力福島第一原発のALPS処理汚染水の海洋放出が2023年8月、福島県漁業協同組合連合会が反対する中で強行された。その中で、相馬郡新地町の漁民、小野春雄さん(72歳)は、今年3月の放出差し止め訴訟の原告となり、意見陳述も行った。
第1回の海洋放出から9ヵ月経った今年5月、小野さんは差し止めに向けて1ミリもあきらめてはいなかった。

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2024年3月1日発売のビッグイシュー日本版474号の紹介です。
表紙は「ノバク・ジョコビッチ」、特集は「ふくしまの13年」です。

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2011年3月の福島第一原発事故で放射能が降下し、高濃度汚染地域になった福島県飯舘村。いまだに長泥地区に帰還困難区域が残る同村で11月3日、「被災後12年の被害実態、暮らしと村人・村の将来を語る」と題したシンポジウムが開かれた(※1)。避難生活を送る村民や支援者、研究者ら約80人が集い、村の現状に理解を深めるとともに、必要な支援について考え、議論した。
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東京電力は2023年8月24日13時、福島第一原発のALPS(多核種除去設備)処理汚染水の海洋放出を開始した。「関係者の理解なしにいかなる処分も行わず、ALPSで処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留する」という漁業者との約束を反故にしての放出。全漁連や福島県漁連は依然として反対の中、漁業者や地元・福島県の人々からは、怒りと落胆、不安の声が相次いだ。
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2011年から現在まで、福島県飯舘村で唯一の帰還困難区域である長泥地区。
5月1日、帰還困難区域の中に設定された「特定復興再生拠点区域」と、同拠点区域外に整備された長泥曲田公園地域の避難指示が12年ぶりに解除された。
セレモニーに集まった村民は複雑な気持ちを吐露した。
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前号では「311子ども甲状腺がん裁判」の井戸謙一弁護士に裁判の争点などを聞いた。
今号では、原告の一人、ちひろさん(仮名、中通り、20代女性)の話を紹介する。ちひろさんは原発事故が起きた2011年3月、中学3年生だった。大学3年生の時に甲状腺がんと診断され、その翌年に手術を受けた。今、「311子ども甲状腺裁判」の原告の一人として裁判を闘っている。
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