甲状腺がんになった子ども全員に被害救済を──原告のちひろさん(仮名)に聞く 2022/12/10 前号では「311子ども甲状腺がん裁判」の井戸謙一弁護士に裁判の争点などを聞いた。今号では、原告の一人、ちひろさん(仮名、中通り、20代女性)の話を紹介する。ちひろさんは原発事故が起きた2011年3月、中学3年生だった。大学3年生の時に甲状腺がんと診断され、その翌年に手術を受けた。今、「311子ども甲状腺裁判」の原告の一人として裁判を闘っている。続きを読む
甲状腺がん患った若者たち、原告となって東電を提訴──井戸謙一弁護士(弁護団長)に聞く 2022/12/04 2011年3月の東京電力福島第一原発事故後に甲状腺がんになったのは、原発事故による被曝が原因だとして、事故当時、福島県内在住だった当時6歳から16歳の6人が今年1月、東京電力に総額6億1600万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。この「311子ども甲状腺がん裁判」の弁護団長を務める井戸謙一弁護士(滋賀県)に、提訴の経緯や原告となった甲状腺がんの若者たちが置かれている状況について話を聞いた。続きを読む
震災から11年。浪江町で「語ろう!会」が開催された 2022/07/03 東日本大震災と原発事故から11年。転々と避難を続けるなかで、記憶の底にしまい込まれた震災前の生活の様子や、上の世代から引き継がれた福島県・浪江町民の歴史を語り合いながら、歴史を残すことを考えていこうという催しが、4月20日に浪江町で開かれた。催しの名称は、そのものズバリ「第一回 浪江町を語ろう!」だ。続きを読む
3月1日発売の『ビッグイシュー日本版』426号、表紙は「ピーター・ディンクレイジ」、特集は「海洋放出考 ふくしまの11年」 2022/02/28 2022年3月1日発売のビッグイシュー日本版426号の紹介です。 表紙は「ピーター・ディンクレイジ」、特集は「海洋放出考 ふくしまの11年」です。続きを読む
福島での原発事故について真実を語り続けた元酪農家・長谷川健一さん逝く 2022/02/12 自然豊かで畜産が盛んだった福島県・飯舘村。しかし福島第一原発事故後、放射能汚染のために全村避難となり、村民は暮らしと生業を奪われた。その現状を国内外に広く訴え続けた元酪農家・長谷川健一さんが10月22日、甲状腺がんで亡くなった。続きを読む
投下訓練で福島市に落とされた“模擬原爆”原爆と原発、二つの「核の人災」伝える渡利地区 2022/02/06 アジア太平洋戦争の敗戦間際に、福島市に唯一落とされた爆弾があった。それは原爆の投下訓練弾「模擬原爆」で、渡利地区の水田で作業をしていた一人の少年が命を落とした。この地区は2011年の原発事故でも高い放射線を記録した。少年の姉、ミチさんに話を聞いた。続きを読む
震災から10年。被災前にあった暮らしの記憶 語り部たちが伝え続ける3・11 2021/07/04 東日本大震災と福島第一原発事故から10年の今、福島県内もコロナ禍で、県内外から被災地を訪れる人が激減している。被災の記憶と体験を伝え続ける「語り部」3人の思いを聞いた。 続きを読む
3月1日発売の『ビッグイシュー日本版』402号、表紙は「ナオミ・ワッツ」、特集は「ふくしま、10年という時間」 2021/02/28 2021年3月1日発売のビッグイシュー日本版402号の紹介です。 表紙は「ナオミ・ワッツ」、特集は「ふくしま、10年という時間」です。続きを読む
福島県川俣町。来訪者と語り続けるタクシー運転手 一人ひとり、立ち向かっている状況は違う 2021/01/11 東日本大震災から間もなく10年。福島の被災地の住民は、日常生活が言葉では言い表せないほど変化し、今も激動の中で模索しながら日々を過ごす人もいる。来訪者に自分自身の言葉で福島を語り続けるタクシー運転手、橋本百夏さんに話を聞いた。続きを読む