2018年12月15日発売のビッグイシュー日本版349号の紹介です。
表紙は3回目の登場「猫のボブ」、特集は「からだの声を聞く」です。

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スペシャル企画:ボブから学んだ5つの人生哲学

ビッグイシュー英国版の元販売者、ジェームズ・ボーエンの人生は途方にくれ、孤独なものでした――ボブという名の茶トラの野良猫がやって来るまでは。映画でも小説でも大ヒットとなった『ボブという名のストリート・キャット』。この冬、作者のジェームズ・ボーエンはボブと過ごした経験で得た人生哲学や洞察をまとめた新刊『The Little Book of Bob』(未邦訳)を発表。今回はその中から、5つの学びを紹介してくれました。


リレーインタビュー:小島慶子さん

TBSのアナウンサーとしてテレビ・ラジオに出演し、退社後はタレント、エッセイストとして活躍を続ける小島慶子さん。分岐点の一つは東日本大震災の時、TBSラジオで生放送をしていた小島さんは災害訓練で学んだ言葉をひねり出すように注意を呼びかけていたといいます。その後、リスナーとのやりとりを通じて「一人ひとりとの関係性を大切にしていきたい」と感じるようになったという思いや、自身の原点について語ります。

特集:からだの声を聞く

年の暮れ、お疲れは出ていませんか? 年末の慌ただしさがひと段落したら、ひと息ついて、一年間、働きつづけたあなたの身体の声に耳を傾けてみませんか?

かじやますみこさん(ノンフィクション作家)は4年前、交通事故で大腿骨頸部を骨折し、股関節を人工のものに入れ替える大手術を経験。その後のリハビリで「立つ」「歩く」「坐る」といった日常の基本動作や、日々使う「椅子」「靴」を見直し、後遺症から回復されました。「若いうちから日常の正しい動作に気を配ることが大切」だと話します。

坂井建雄さん(解剖学者)は、電子顕微鏡によって拡大したミクロな人体世界は「まるで“小宇宙”。そこから見える身体の構造や働きを知ると、生きていること自体が奇跡のように感じられ、体調を崩してもその理由が推察できるようになる」と語ります。
1年の終わりに、身体を楽にする動作の習慣化を始めて、新しい年を迎えたい。


国際:生きる希望を生む「キベラスラム」。先進国の思惑からむ開発と強制撤去

東アフリカ・ケニア共和国の首都ナイロビにある、アフリカ最大の貧民街キベラスラム。国中から「ホーム」のない人々がやって来るこの地で今、道路建設のための強制撤去が行われています。約20年にわたり「マゴソスクール」を運営してきた早川千晶さんが、そんな中でも希望をもち、力強く生きる人々の姿を描きます。

国際:格安ジーンズ、9ヵ国を旅してドイツに届く。他国に押しつける本当のコスト

世界で売られるジーンズは、毎年約20億本。しかし、その多くの製造工程は環境や社会、人間に配慮しているとは言いがたいものです。店に並んだジーンズたちは、労働や生産コストの低い国を旅してやってきます。


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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。