生きづらい立場に置かれている方の包摂、不平等や不正の是正、自由・人権についての記事です。
公正・包摂
-
公正・包摂
表紙&特集は「わたしの隣人 エスニックマイノリティ」、スペシャルは「リリー・ジェームズ」/11月15日発売の『ビッグイシュー日本版』515号
リレーインタビュー 私の分岐点)俳優 弓削智久さん 1999年に「小市民ケーン」で俳優デビューし、2002年には「仮面ライダー龍騎」(テレビ朝日系)の由良五郎役で注目を集め、映画やドラマを中心に活躍を続けている弓削智久( […] -
公正・包摂
「ベーシック相続」で格差社会の是正を目指すー2家族が国民半分の合計資産より多くを占有するドイツの現状
日本だけでなく世界中で広がる格差問題。その理由と対策について、政治学者マルティナ・リナルタスにドイツ・ハンブルクのストリートペーパー『ヒンツ&クンスト』誌が話を聞いた。 『ヒンツ&クンスト』誌:あなたは「ドイツは実力主義 […] -
公正・包摂
ガザの現実を「憎しみの連鎖」で片づけない――高橋真樹さんが語る『私は憎まない』の背景
日本では、大手メディアによるガザの報道は減ってきている。そして報道される場合でも、「憎しみの連鎖」や「宗教の問題」などという誤解を生む表現が使われるケースもある。しかしこの報道の裏には、長年続いてきた封鎖と占領、そして見 […] -
公正・包摂
「排除アート」の設置はだれの責任か
街中で見かける曲線デザインのベンチ、その間に設けられた仕切りや肘かけ。これらは、人が横になって休めないようにするためのデザインだ。空間を守るという視点では“防御的”かもしれないが、社会的弱者からは“敵対的”にも見え、日本 […] -
公正・包摂
処方薬が原因で依存症に― 数十万人が死に至ったアメリカのオピオイド危機とは
「強い副作用がある」「使用にあたり厳格な注意が必要」とされた薬は、医師が処方箋を書き、薬剤師が調剤する。その薬のせいで、何十年の間にもわたって数十万人が死亡、というようなことはあってはならない。 しかしアメリカでは「正規 […] -
公正・包摂
オンライン授業で教師が気を付けるべきこと:聴覚障害のある学生を取りこぼさない対応を
すっかり一般的になったオンライン授業だが、すべての学生・聴講者が授業についていけるよう教師の側が心に留めておくべきことがあるーケープ半島工科大学(南アフリカ)の研究者ダイアン・ベルが解説する。 学生の中には、聴覚障害があ […] -
公正・包摂
罪を犯した人を収容する矯正施設で、聖職者が提供する“パストラルケア”とは
ドイツのある矯正施設では、4人の聖職者がパストラルケア(収容された人を「犯罪者」としてではなく「一人の人間」として向き合い、その内面・苦悩・希望に寄り添う、心と魂のケア)に従事している。地元のストリートペーパー『トロット […] -
公正・包摂
移民が流入すると不安は高まりがちだが、実際の犯罪率は増えない:チリの研究より
「移民」は、現代の政治や学者間での議論において、避けては通れない重要なテーマだ。しかし、世界中どの国においても、政治家や世間一般に移民を敵視する人は一定数いる。移民反対派の多くは「移民が増えると犯罪が増加する」と主張する […] -
公正・包摂
食料を配布するのではなく、自炊の環境を/亡命者たちが使える移動式キッチンの設置
アーサー・インファンテは何年も前からホームレス支援に従事してきた。人助けをするのはごく自然なことだと言い、自分の子どもも巻き込んで活動している。「“してあげてる”とは思っていません。困っている人に何が必要なのかを訊ね、衣 […] -
公正・包摂
カルト集団や詐欺師は不確実性に対する不安から生まれる――人々をマインドコントロールする術
カルト集団について解説した書籍『Do As I Say』(未邦訳)。著者は、毎回さまざまなカルト集団を取り上げて語るポッドキャスト「Let’s Talk About Sects」のホストを務めるサラ・スティールだ。宗教や […] -
公正・包摂
肩書を外して出会える場所 大阪・寝屋川の「NEFNE」が地域にひらく“汽水域”
京阪電車・寝屋川市駅から歩いて3分ほどの場所に、「NEFNE(ネフネ)」という、一見何をしているのかわからない場所がある。雑貨屋のように見えるが、本もたくさんあって、レンタルスペースもあって、聞きなれないようなテーマのイ […] -
公正・包摂
表紙&特集「デジタル民主主義」、スペシャルインタビューは「マイケル・シーン」/『ビッグイシュー日本版』7月15日発売(507号)
7月15日発売の『ビッグイシュー日本版』507号の表紙&特集は「デジタル民主主義」、スペシャルインタビューは「マイケル・シーン」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)作家 葉真中顕さん 2013 年『ロスト・ケア』( […] -
公正・包摂
統合失調症の人の脳は急速なスピードで加齢している?
統合失調症は幻覚や妄想を繰り返す疾患で、世界で2千万人以上が罹患しているとされる。思春期から成人期初期にかけて発症する場合が多く、生活のあらゆる面に影響をおよぼす複雑かつ深刻な精神疾患だ。現在の学説では、その発症には成人 […] -
公正・包摂
若者の投票率を上げる方法:大学キャンパス内での期日前投票
日本の選挙では、生活圏内にある小学校や公民館などが投票所となるため、投票所までのハードルはどの地域に住んでいようと、さほど差がない。しかしアメリカでは、各郡がどれだけ投票所を設置するかを決めるため、投票所までのアクセスが […] -
公正・包摂
児童労働は25年で約半減するも、まだ世界で1.38億人の子ども働かされている現状
2025年6月11日に発表されたILO(国際労働機関)とユニセフの資料によると、世界で1.38億人の子どもたちが農業や家事労働、商品販売、製造などの分野で就労している。このうち約5,400万人は、「最悪の形態の児童労働」 […] -
公正・包摂
差別を生むのは「無知」から来る「恐れ」ー 異なるものを知り、行動を起こそう
差別と闘う、これはすべての人に関わってくるテーマだ。往々にして、差別とは目に見えず、どんな形であれ人間の尊厳を踏みにじる。では、いったいなぜ人は差別をしてしまうのだろう? 差別をなくすことはできるのだろうか? […] -
公正・包摂
16歳で統合失調症を発症しながらも南カリフォルニア大学精神医学教授となったエリン・サックス 「重度の精神疾患者も、もっと自立した生活ができる」
エリン・サックスは16歳のある日、急に席を立つと教室を出て、学校を抜け出し、自宅へと向かった。なぜそんな行動をとったのか自分でも分からなかった。近所まで来ると、家々が侮辱的な、敵意に満ちた言葉を浴びせてきて、頭の中でこだ […] -
公正・包摂
密売人から最高位の鷹匠へ。貧困地域の若者を支援「ロドニーズ・ラプターズ」–人生変えたワシミミズクとの出合い
タカやワシなどの猛禽類を世話しながら、鳥とともに地域の若者支援に邁進する鷹匠が米ワシントンDCにいる。貧困地区で育ち、薬物に依存していた若き時代に、自身を変えてくれた恩を返すためだ。 米国で数少ない黒人鷹匠。 世話した成 […] -
公正・包摂
26歳で双極性障害を発症した弁護士:奇異な行動を取った者に必要なのは「懲罰」ではない
ザック・マクダーモットは、公選弁護人(*1)として働いていた26歳のある日、自宅のアパートを出ると、なぜかこの日はコメディ番組のパイロット版の撮影中なんだと思い込んだ。いかにもニューヨークっぽいシーンで、出会う人たちはみ […] -
公正・包摂
「黒人歴史月間」に知っておきたい、黒人差別の歴史や抗議活動
アメリカで2月に制定されている、「黒人歴史月間」。ただ黒人だからという理由だけで殺されたり、暴力や差別を受けたりという困難な歴史を克服・貢献してきた黒人の人々を称える28日間だ。ビッグイシュー・オンラインで、これまでに紹 […] -
公正・包摂
グリーンウォッシュ/根拠なく環境にいいと思わせるマーケティングに要注意
2000年代、貧しい国の日常生活には、持続可能性(サステナビリティ)が随所に見られた。自分たちで野菜を育て、鶏を飼い、生ごみは肥料や飼料にしていた。多少の生活必需品を近所の市場で買うものの、ほとんどのものを再利用し、ごみ […] -
公正・包摂
移民による米国の経済効果は年に2.2兆ドルとの試算
ドナルド・トランプは2期目を目指す米大統領選の活動中から、何百万もの移民を国外追放すると発言してきた。外国生まれの労働者が米国人の職を奪っている、というのがその主な理由だ。次期副大統領候補のJ・D・ヴァンスも同じく、反移 […] -
公正・包摂
ナチ独裁への入り口となった「大統領緊急令」と「緊急事態条項」の共通性。政権が自由に法律を作り、国民の基本権は停止される?!― 石田 勇治さんに聞く
1919年に制定され、当時最も民主的だと言われたドイツの「ワイマール憲法」。しかし48条「大統領緊急令」が濫用されて、ヒトラー独裁が生じた。自民党改憲草案の「緊急事態条項」の危険性と併せて、ドイツ近現代史の研究者・石田勇 […] -
公正・包摂
ホームレス問題の政策議論の場にホームレス当事者が参画/ワシントンD.C.の例
ワシントンD.C.(コロンビア特別区)のホームレス支援団体ミリアムズ・キッチン*1では、「公正を求める市民連合*2」の創設メンバーらが机を囲んでいる。この街のホームレス支援サービスーーとその問題点ーーを身をもって経験して […] -
公正・包摂
食料主権を求める黒人コミュニティ農園「ブラック・フューチャーズ・ファーム」
米国オレゴン州は長らく家族経営の農業が中心だった*1 が、その状況に変化が起きている。ポートランド州立大学が2019年に行った調査によると、より多くの農地を購入したのは企業だったのだ。この流れが、地域の食料システム、環境 […] -
公正・包摂
障害のある女性への「性と生殖に関する差別」
障害のある人はいまだにありとあらゆる差別を受け、さまざまな形の暴力に直面し、「性と生殖に関する健康」における権利の行使を妨げられている。特に女性の場合、それが顕著だ。 セルビアのストリート誌『リツェウリツェ』が、障害者権 […] -
公正・包摂
表紙&特集は「読書バリアフリー」、スペシャルは「ビル・ナイ」/2024年9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』487号
2024年9月15日発売のビッグイシュー日本版487号の紹介です。 表紙&特集は「読書バリアフリー」、スペシャルは「ビル・ナイ」です。 -
公正・包摂
災害時に障害者を取り残さないために必要なことーー東ティモールの事例
目が不自由な人のための音声・点字版など、「障害者向けの水害ハザードマップ」を作成している自治体は、国土交通省の調査に応じた1591自治体のうち、2.6%にとどまることが判明した*1。平時に障害者の存在が想定さ […] -
公正・包摂
映画鑑賞の機会からこぼれ落ちる人に映画を届けたい。日本唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」
東京・田端にある映画館『シネマ・チュプキ・タバタ』。座席数20席と小さな映画館ながら、2016年の開業以来、日本各地からここで映画を見たいと様々な人が訪れる。それはこの映画館が、視覚や聴覚に障害がある人、子連れの人、大き […] -
公正・包摂
トゥレット症候群やチック症についての教育の必要性
スコットランド出身の人気シンガーソングライター、ルイス・キャパルディがコンサート中に歌えなくなり、ファンが大合唱でサポートしたという。キャパルディは数年前にトゥレット症を患っていることを公表している。トゥレット症という疾 […]
