ジェンダーに関わる記事です。
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ホルモンバランス教育の重要性–男子も女子も学校で習うべきこと
ホルモンの働きや更年期についての教育普及に力を入れているアイルランドの内分泌学者マリー・ライアン博士に、アイルランドの『ビッグイシュー』誌がインタビューした。 -
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障害のある女性への「性と生殖に関する差別」
障害のある人はいまだにありとあらゆる差別を受け、さまざまな形の暴力に直面し、「性と生殖に関する健康」における権利の行使を妨げられている。特に女性の場合、それが顕著だ。 セルビアのストリート誌『リツェウリツェ』が、障害者権 […] -
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ジェンダー・ペイン・ギャップ調査の必要性
「ジェンダー・ペイン・ギャップ」という言葉をご存じだろうか。女性の痛みへの理解不足により、男性の痛みと比べて医療上の不具合が起きやすいという格差の問題だ。女性にとっては今さらと感じられるかもしれないが、オーストラリアでは […] -
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気候変動対策を男性リーダーだけで決めることの危うさ
2024年11月にCOP29*1 の開催が予定されている。当初、その組織委員会メンバーは全員男性だった。この事実を受け、活動団体「SHE Changes Climate」が「気候変動は世界全体の誰しもに影響する問題」との […] -
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「ピンク税」に声を上げ始めた中国女性たち
生理や生理用品についての話題がタブー視されてきた中国で、ここ最近、これらの問題に声を上げる女性たちが現れ、変化が起きようとしている。セント・アンドルーズ大学国際関係学の博士研究員チー・ツァンによる『The Convers […] -
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人身取引で強制結婚させられるインドの女性たち
「カシミール地方の手工芸産業の仕事をあっせんする」と“嘘の約束”に騙されたラフィカ(32歳、仮名)が、とある村人のもとに売られて10年以上が経つ。インド東部、西ベンガル州の貧しいイスラム教徒の家庭で、両親と3人のきょうだ […] -
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アセクシュアル(無性愛者)ーー他者に性的欲求を抱くことが少ない・ない人たちへの社会的認知を
ここ数年で、「アセクシュアル(無性愛者)」への理解を求める社会運動が急速に広がっている。Netflixドラマ『ハートストッパー』や『セックス・エデュケーション』などにも、他者に性的欲求を抱かない登場人物が出てくるが、まだ […] -
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中絶禁止から、合法化・無料化へ。より安全な処置が可能になったアルゼンチン
首都ブエノスアイレスの総合病院で働くヴィヴィアナ・マズル医師は、女性がまっとうな権利を手にするまでの変化を目の当たりにしてきた。2020年まで大きな制約があった人口妊娠中絶が、現在は妊娠14週目までなら、本人の要望に応じ […] -
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セクハラはれっきとした人権侵害。加害者だけでなく組織全体の検証を
日本ではセクシュアル・ハラスメント(以下「セクハラ」)や性暴力のニュースを聞かない日はなく、その対策は遅々として進んでいないように思える。他の先進国ではどうだろうか。カナダ・アタバスカ大学で組織行動論を専門とするアンジェ […] -
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11月15日発売の『ビッグイシュー日本版』467号、表紙は「奈良美智」、特集は「ジェンダーの生物学」
2023年11月15日発売のビッグイシュー日本版467号の紹介です。 表紙は「奈良美智」、特集は「ジェンダーの生物学」です。 -
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避妊や中絶を阻止しようとする勢力が拡大中ーー米オレゴン州クリニックのいま
米連邦最高裁は2022年6月下旬、人工妊娠中絶を米国の憲法で保障された権利として認めない判決を言い渡した(ロー対ウェイド判決*の逆転)。これにより、各州は独自の州法で中絶を禁止できるようになり、中絶や避妊への監視プレッシ […] -
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タリバン政権による「婦人服の制作禁止令」で、仕立て屋たちが職を失っている現状
「アフガニスタンで自分の店を構えていたのですが、タリバンが婦人服の制作を禁じる命令を出したため、パキスタンに来ました。今は、この街の仕立て屋で日当制で働いています」アフガニスタン東部の都市ジャラーラーバード出身のノア・ワ […] -
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7月15日発売の『ビッグイシュー日本版』459号、表紙&スペシャルは「マネスキン」、特集は「20代女性のポリティクス」
2023年7月15日発売のビッグイシュー日本版459号の紹介です。 表紙&スペシャルは「マネスキン」、特集は「20代女性のポリティクス」です。 -
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中絶禁止が広がる米国で、中絶処置が可能な移動式クリニックが増加
「中絶を原則禁止とする法律」が米国のおよそ3分の1の州で成立したのを受け 、中絶が認められていない州の女性たちは、州を越えて長距離を移動しなければ中絶できない状況となっている。そこで中絶の支援団体が開設を進めているのが、 […] -
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芸術家の男女の所得格差
世界的に芸術家(アーティスト)の収入は、教育や資格を必要とする他の職業のプロよりもかなり低い。女性となると、さらに不利な状況にある。オーストラリアの芸術家をとりまく環境について、豪マッコーリー大学の経済学教授デイヴィッド […] -
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漁業の世界で男女格差は是正できるかー世界の公平・持続可能なケースに学ぶ
小規模漁業に従事する女性は 世界的に約450万人、全漁業労働者の4割を占めるとされる。しかし、女性たちは、漁場や沿岸資源へのアクセスにまつわる意思決定プロセスからは外されがちだ。漁業に関する政策、法律、プログラムは歴史的 […] -
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“女性であること”で健康リスクが大きい現状
世界保健機関(WHO)によると、女性であること、あるいは女性としてのアイデンティティを持つことは、その人の健康に大きな影響を与える。これには、生物学的な要因もあれば、社会的な性差に起因するものもあるが、とりわけ懸念される […] -
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育児や介護で離職したあげく、家庭内暴力で家を追い出される高齢女性たち
オーストリアで家を失う恐れが急速に高まっているのが「55歳以上の女性」だ。いったいどんな事情があって、高齢女性がホームレス状態に至るのか。『ビッグイシュー・オーストラリア』が、3人の女性の住まいを失うまでの経緯を聞いた。 -
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企業は「社会的調達」の検討を!即効性のある社会インパクトをもたらす豪ビッグイシューの女性支援事業「ウィメンズ・ワークフォース」
家庭内暴力に苦しむ専業主婦にとっては、「暴力に耐える」か「家を出る」かの二択になりがちだ。そこでビッグイシュー・オーストラリアでは、路上での雑誌販売と並行して、ホームレス状態の女性支援「ウィメンズ・ワークフォース(Wom […] -
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国家が父権主義を守りたがる理由―反フェミニズム運動について社会学者が解説
日本における同性婚制度の導入について、2023年1月、岸田首相は「わが国の家族のあり方の根幹に関わる問題であり、極めて慎重な検討を要する」と答弁した。しかし世界的には、私たちの社会に深く根ざず家父長的構造に異議を唱える動 […] -
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15歳で教師から性暴力被害に遭ったグレース・タメによる、被害者支援と性暴力防止のための活動
学童保育施設やフリースクールの指導員、そして学校教師…本来子どもたちの安心を守るはずの人間による忌まわしい性犯罪が毎日のように報道されているが、それらの被害者の声がメディアで紹介されることは少ない。心無い人により「被害者 […] -
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社会が押しつける“美の基準”ーメイクを放棄し、男女平等を求める韓国の女性たち
韓国の「女性の生きづらさ」は加熱するメイクアップ事情にも見られ、化粧なしでは外を歩けないという人が多い。しかし今、堂々とすっぴんを選び、社会が押しつける価値観に変化をもたらそうとする動きが出ている。 -
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女性にとって世界最悪の場所・コンゴ民主共和国。7万人以上のレイプ被害者を無償で治療/デニ・ムクウェゲ医師にインタビュー
中部アフリカに位置するコンゴ民主共和国では、1990年代から紛争が続き、約600万人が殺され、奪略や強姦が横行している。地元の人々の分裂を目的とした性的暴行がまかり通る中、そのおぞましい被害を受けてきた女性た […] -
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中絶を選択する人の4分の3は低所得。“産んだら貧困確定”になってしまう米国の現状
米国で中絶する人の4分の3は貧困層や低所得者層で、既にギリギリの生活を送っている。中絶希望者の多くには、すでに1人以上の子どもがいて、これ以上、子どもを育てる余裕がないのが実情なのだ。ポートランド州立大学の経済学名誉教授 […] -
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トランスジェンダーの性別適合手術体験談
トランスジェンダーの人が体の外見と自認する性を一致させるため、性別適合手術を受けることがある。そのひとつ「トップサージェリー」は、トランス男性が乳房組織を取り除いて胸を平らにする、またはトランス女性が胸を大きくする手術を […] -
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ホームレス状態の女性を200人雇用し、他社の作業を代行/豪ビッグイシューの取り組み
ビッグイシューの販売者は男性がほとんどだが、ホームレス状態にある女性がいないわけではない。オーストラリアでは、ホームレス人口の42%は女性だとされ、子連れも少なくない。つまり、女性がホームレス状態となっても可視化されにく […] -
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スウェーデンのDV被害の実態と女性支援施設の入居者インタビュー
2022年4月の警視庁発表によると、日本国内の年間のDV相談は8,011件(うち8割は女性から)だという*1。人口約1000万人のスウェーデンでは、その4倍以上の相談があるようだ。現地のストリートペーパー『ファクトム』誌 […] -
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『三人の女たちの抗えない欲望』の著者リサ・タッデオにインタビュー。女性の欲望やトラウマ、権利を描く
怒り、欲望、トラウマ体験、女性の人生のリアルを丹念に描き、高い評価を受けている米国の作家リサ・タッデオに『ビッグイシュー・オーストラリア』が話を聞いた。 -
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女性政治家が少ない理由ー子ども時代に形成される「政治家」のイメージに起因?
米国では、女性の政治への関心は男性より低く、政治家に立候補する割合も少ない。女性は人口の50.8%を占めるにもかかわらず、連邦議員に占める割合は26.7%、州議員の31%にとどまっている。テュレーン大学准教授ミリヤ・ホル […] -
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あるトランスジェンダーが語る「不当な扱い」と「願い」
東京五輪・パラリンピックには、大会史上初めてトランスジェンダー(生まれもった性別と自認の性が一致しない人)を公表した選手が自認する性別で出場するなど、日本でもその存在がかなり浸透してきている。世界大会に出場す […]