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公正・包摂
ガザの現実を「憎しみの連鎖」で片づけない――高橋真樹さんが語る『私は憎まない』の背景
日本では、大手メディアによるガザの報道は減ってきている。そして報道される場合でも、「憎しみの連鎖」や「宗教の問題」などという誤解を生む表現が使われるケースもある。しかしこの報道の裏には、長年続いてきた封鎖と占領、そして見 […] -
平和・協同
空爆の合間の “ふつうの暮らし”――映画『ガザ 素顔の日常』上映と関根健次さんトーク
2025年10月、吉祥寺で、大手メディアがあまり報道しないテーマにスポットライトを当てた「UNKNOWN cinema」開催された。第1回となる今回はパレスチナのガザ地区を舞台にした4つのドキュメンタリー映画が上映され、 […] -
ビッグイシューのご案内
57頭「ゾウの大移動プロジェクト」- セスナ、ヘリコプター、獣医、レンジャー50人が奔走
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物 […] -
健康・衛生
オピオイド服用の注意点ー腸や呼吸の異常、思考の変化
『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で知られる俳優マシュー・ペリーは、2022年に発表した自伝『Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing: A Memoir』の中で、鎮痛剤オ […] -
ビッグイシューのご案内
「ゾウの大移動プロジェクト」に参加、4人の見習いレンジャーたちに、14日間同行することに
ケニアのマサイマラ保護区(※)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物治 […] -
アート・文化
表紙は「シム・ウンギョン」、特集は「編む人たち」/10月15日発売『ビッグイシュー日本版』513号
10月15日発売の『ビッグイシュー日本版』513号の表紙は「シム・ウンギョン」、特集は「編む人たち」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)タレント 折井あゆみさん 2005年に「AKB48オープニングメンバーオーディ […] -
イベントレポート
路上生活者の統計が「0」の奈良県大和高田市で、ビッグイシューが出張講義をする意味
ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関や市民向け講座などで講義をさせていただくことがあります。 今回の行き先は、奈良県大和高田市です。法務省の人権啓発テーマの一つが「ホームレスに対する偏 […] -
まちづくり
「排除アート」の設置はだれの責任か
街中で見かける曲線デザインのベンチ、その間に設けられた仕切りや肘かけ。これらは、人が横になって休めないようにするためのデザインだ。空間を守るという視点では“防御的”かもしれないが、社会的弱者からは“敵対的”にも見え、日本 […] -
健康・衛生
処方薬が原因で依存症に― 数十万人が死に至ったアメリカのオピオイド危機とは
「強い副作用がある」「使用にあたり厳格な注意が必要」とされた薬は、医師が処方箋を書き、薬剤師が調剤する。その薬のせいで、何十年の間にもわたって数十万人が死亡、というようなことはあってはならない。 しかしアメリカでは「正規 […] -
ビッグイシューのご案内
見えていないし、耳も聞こえていない。麻酔がきいたキリン暴走
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年には、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生 […] -
被災地から
平和を願い、福島と郡山の空襲を伝えた「はやまっ子」の子ども語り 語り部、品竹悦子さんに聞く
この夏は戦後80年を迎え、戦没者慰霊式典とともに、平和と非戦を考える集まりが全国各地で開かれた。福島県内で、戦争や東日本大震災など人々が体験した災厄や、地域に残る民話や風習、文化を地元の人々の言葉で伝えている女性がいる。 […] -
健康・衛生
嗅覚の重要性ー生き残る確率を高め、人生を豊かにする感覚
「匂い」は五感の中でもあまり重要視されにくいが、実は記憶や感情と密接に関連し、アイデンティティ形成にも深く関与している。子どもの頃によく行っていた場所ーーそこでしょっちゅう会っていた人たちの顔や名前はよく思い出せないのに […] -
健康・衛生
表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」/2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号
2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号の表紙・裏表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)タレント 戸島 花さん 2005年「AKB48オープ […] -
まちづくり
社会的孤立を防ぐ「コミュニティ・リビング」の需要高まる
パンデミックによって人と会う機会が奪われ、社会的孤立や孤独感が取り沙汰されている。また高騰する家賃問題と合わせて「コミュニティ・リビング」の需要が高まっているという。米デンバーで発行されているストリートペーパー『デンバー […] -
健康・衛生
オンライン授業で教師が気を付けるべきこと:聴覚障害のある学生を取りこぼさない対応を
すっかり一般的になったオンライン授業だが、すべての学生・聴講者が授業についていけるよう教師の側が心に留めておくべきことがあるーケープ半島工科大学(南アフリカ)の研究者ダイアン・ベルが解説する。 学生の中には、聴覚障害があ […] -
原発ウォッチ!
狭い土地、断層多数の「美浜原発」に増設方針–脱炭素は急務にもかかわらず
2025年7月22日、関西電力は美浜原発(福井県美浜町)で原子炉増設のための地質調査を再開すると公式に発表した。もし新設ということになれば、福島第一原発事故後、初ということになる。いまだ福島第一原発事故で発令された原子力 […] -
公正・包摂
罪を犯した人を収容する矯正施設で、聖職者が提供する“パストラルケア”とは
ドイツのある矯正施設では、4人の聖職者がパストラルケア(収容された人を「犯罪者」としてではなく「一人の人間」として向き合い、その内面・苦悩・希望に寄り添う、心と魂のケア)に従事している。地元のストリートペーパー『トロット […] -
まちづくり
「地域レジリエンス」を高める必要性:災害に備えた相互支援体制を
2023年12月、オーストラリアの北クイーンズランドは記録的な洪水に見舞われた。洪水が引いた後、住民の関心は後始末と復旧作業に向いた。寄付物資の仕分け、近隣住民の安否確認、家の清掃など、互いに支え合いながら危機に対処して […] -
気候・自然
表紙は「アーノルド・シュワルツェネッガー」、特集は「生きかえれ!四万十川 清流再生へ」/9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』511号
9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』511号の表紙は「アーノルド・シュワルツェネッガー」、特集は「生きかえれ!四万十川 清流再生へ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)囲碁棋士 吉原由香里さん 2007年には女 […] -
貧困・ホームレス
路上生活者を排除しても都市は安全にならないーー公共空間の”安心”を考える
都市に暮らす人たちは「路上生活者がいると不安」とみなしがちだが、路上で不安を感じるのはホームレス当事者も同じ。公共空間の安全性および脅威軽減策について提言を行っている社会学者のティム・ルーカスは、当事者の視点に立った対策 […] -
健康・衛生
自殺は集団として長期的に予防すべき問題
ひどく悲劇的な出来事にもかかわらず、世界中では40秒に1度の割合で自殺が発生している現実がある*1。人命の早過ぎる喪失はもちろんのこと、自殺が起きるたびに、家族や友人、まわりの人々を含めて100人以上もの人々が何らかの負 […] -
教育
成人の5人に1人が十分な識字能力や計算能力を持っていないー失読症(ディスレクシア)への理解を(豪)
「国際識字デー」である9月8日にあわせ、識字に関するエピソードを紹介する。 ** オーストラリア・キャンベラの『ビッグ・イシュー』販売者シェーンは、ニューサウスウェールズ州の田舎で祖父母に育てられた。15歳で学校を退学し […] -
虐待・暴力
介護者による高齢者虐待は世界的な課題。家族へのサポート、高齢者用シェルターなど、認知症フレンドリーな社会に向けた取り組み
高齢者への身体的・心理的虐待、その多くは自宅で起きており、痛ましいことに加害者は身内の人であることも多い。ある日を境に、年老いた親類を介護しなければならない日々が始まる。心づもりがあったとしても、日々の生活にかかる想像以 […] -
貧困・ホームレス
台風、豪雨、大雪…そんな日、ビッグイシューの販売者はどうしている?
台風、豪雨、大雪など、悪天候の日をどう過ごしているのか、何人かの大阪のビッグイシュー販売者に話を聞いてみました。 四季空/photo-ac ※この記事は2018年1月の記事をリライトしたものです。販売者の状況は現在と異な […] -
経済・産業
農地の有効活用と収入の多角化、環境負荷の低減を実現するアグリソーラー(営農型太陽光発電)の可能性
釧路湿原をはじめ、自然を破壊して行われる「メガソーラー開発」は、景観の悪化だけでなく、災害リスクも懸念されているが、同じ太陽光発電でも農地の上で太陽光発電を行うことを「アグリソーラー」といい、近年注目を集めている。オース […] -
教育
長期休暇で“不登校の兆し”を見つける鍵は、休み中と休み明けの変化
夏休み明けの9月に子どもの自殺が増えることは深刻な問題として認知されるようになってきていますが、長期休暇中、子ども達とどのように過ごせばいいのか、またどんな点に注意すればいいのか、不登校に関する情報や交流のため発行されて […] -
教育
表紙は「ジェーン・スー」、特集は「不登校は育ち方のひとつ」/9月1日発売の『ビッグイシュー日本版』510号
9月1日発売の『ビッグイシュー日本版』510号の表紙は「ジェーン・スー」、特集は「不登校は育ち方のひとつ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)瞑想・ヨガ指導者 相川圭子さん 20代でヨガの指導者となり、40代で「サ […] -
公正・包摂
移民が流入すると不安は高まりがちだが、実際の犯罪率は増えない:チリの研究より
「移民」は、現代の政治や学者間での議論において、避けては通れない重要なテーマだ。しかし、世界中どの国においても、政治家や世間一般に移民を敵視する人は一定数いる。移民反対派の多くは「移民が増えると犯罪が増加する」と主張する […] -
教育
小学生に宿題は無意味?/「退屈」することで子どもは初めて自分の頭で考える
「退屈」を感じると、すぐに気を紛らしてくれるものに頼ってしまいがちな今の世の中。だが、退屈な時間を大切にすることが、興味を広げ、創造性を育み、息の長い幸福感を得る上でキーになるという。 イギリスの哲学者、数学 […] -
公正・包摂
食料を配布するのではなく、自炊の環境を/亡命者たちが使える移動式キッチンの設置
アーサー・インファンテは何年も前からホームレス支援に従事してきた。人助けをするのはごく自然なことだと言い、自分の子どもも巻き込んで活動している。「“してあげてる”とは思っていません。困っている人に何が必要なのかを訊ね、衣 […]
