オーストリア・ザルツブルクでは毎年6月、カピテル広場で開催される野外シネマに数千人もの人が押し寄せる。心疾患のある子どもを支援するため、ザルツブルク大聖堂の周囲を走るイベントも行われる。これらイベントを主導しているのは、元市会議員で、現在は個人事業主兼イベント運営者として活動するコーネリア・トエニという女性だ。ザルツブルクをより良い場所にするアイデアに溢れるトエニに、ザルツブルクのストリートペーパー『アプロポス』誌が話を聞いた。 続きを読む
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障害のある人はいまだにありとあらゆる差別を受け、さまざまな形の暴力に直面し、「性と生殖に関する健康」における権利の行使を妨げられている。特に女性の場合、それが顕著だ。 セルビアのストリート誌『リツェウリツェ』が、障害者権利の活動家ヴェロニカ・ミトロとミリーサ・ミリンコヴィッチに取材した記事を紹介する。 続きを読む
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公共交通機関がないオーストラリアのビクトリア州、サウス・ギプスランド海岸エリアにはいま、電気バスが2台運行している。屋根に太陽光パネルを取り付けた10人乗りの小型バスには、それぞれサンディとサニーという名前がつけられている(バスの側面には「Hi, I’m Sandy!」の文字も)。地元の高齢男性たちが集うコミュニティ「Men’s Shed(男性たちの小屋)*1」のメンバーらが運転手を務め、車体メンテナンスや充電も担っている。環境への影響を最小限に抑えながら人々を目的地に運ぶこのバスは、地域コミュニティ発のイノベーションである。 続きを読む
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写真家ハンゼル・ミートは、20世紀前半に米国労働階級の生活を写真に収めたことで知られる。「報道写真の黄金期」とされる1930年〜1950年代にかけて、ミートの作品は世界中の写真誌に掲載された。しかし彼女自身の人生も、貧困と社会による不当な扱いにさいなまれ、困難に満ちたものだった。
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 人生を振り返ったときに、「あの時ああしていればよかった」「あの頃の自分に大丈夫だよと言ってあげたい」と思える経験は一つや二つはあるのではないだろうか。では、人生につまずきホームレス状態に陥ってしまった人たちは、自分の過去を振り返りどんな言葉をかけるのだろうか。
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1ポンドでできることとは何だろう――? レイ・バロン゠ウールフォードにとって、その答えは電話ボックスを購入することだった。

ロンドン・ルイシャム地区、デトフォード橋のたもとにあるその電話ボックスは、人々がトイレ代わりに用を足す場所となり果てていた。同地区を拠点とするフードバンク「We Care Food Bank」の共同設立者である彼は、これを有効活用できないかと考え、さっそく電話会社のBTに連絡。3日後にわずか1ポンドで買い取る契約を結び、今年の2月末には24時間365日利用可能なコミュニティハブに生まれ変わらせた。

*1ポンド…約192円(2024年10月1日時点)

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2024年10月1日発売のビッグイシュー日本版488号の紹介です。
表紙は「フジコ・ヘミング」、特集は「『サピエンス減少』という未来」です。

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日本原子力発電株式会社(日本原電)が再稼働を目指していた敦賀原発2号機(福井県、116万kW、1987年運転開始)をめぐり、原子力規制委員会(規制委)は8月2日、再稼働を事実上認めないと結論した。日本原電が敦賀原発2号機原子炉直下を走るD-1断層の活動性を否定できなかったからだ。2012年に発足した規制委は、原子力施設の立地地盤の審査において、初めて新規制基準を科学的に適用し、適切な判断をした。






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カナダ・サスカトゥーン市(サスカチュワン州)にあるシャーブルック・コミュニティセンターでは、介護施設の入居者ハーブ(69歳)が小学6年生の生徒たちからファンキーなTシャツを贈られ、大いに盛り上がっている。ハーブと子どもたちは時間をかけて、関係を築いてきた。


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