「LINEいじめ」を追体験できるウェブサイト「チャットログ」が話題です。
「LINEいじめ」を再現するウェブサイト「チャットログ」
「チャットログ」はコミュニケーションアプリ「LINE」を思わせるデザインの上を、3人の女子学生のコメントが自動的に展開されるウェブサイト 。「Honoka」「レイ」、そして複数のメンバーが「あきな」を集団でいじめる様子が次々と投稿されていきます。
「Honoka」と「レイ」は、「あきな」に普段から一緒にいるのは迷惑だと責め立てる。さらに「生きてて、この世界に汚い息を吐き出しているのが嫌。どうしてもらいたいと思う?」と書き込み、「あきな」が「しんでもらいたいと思います」と答えるまで追い詰める。
会話にはさらに別の友人8人も参加し、「さっさと死ねよ」「お空に帰れ」とあおり、最終的には「あきな」が「今からとびます」と書き残して「自殺」する。
最後は画面が揺らぎ、閲覧者を驚かせるような画像が表示されます。
ホラー映画など、怖いものが苦手な方はご注意ください。ひと昔前のインターネットで流行った「ジョークサイト」「ブラクラ」と呼ばれる作りになっています。
恐ろしい画像はすぐに消え、作者からのメッセージが表示されます。いわゆるジョークサイトなのですが、現代のいじめの恐ろしさの片鱗に触れることができるサイトとして、すさまじい勢いでネット上に拡散されています。
作者の方のインタビューが毎日新聞に掲載されているので、こちらも合わせてぜひご覧ください。
中高生に頭ごなしに注意しても、心から納得させることは難しい。一番伝わる方法を考えた結果、彼らに身近なラインを模倣したサイト作成を考えついた。サイトの最後では一連のやりとりが架空だと知らせ、「ノリで人を傷つけていませんか? それを見過ごしていませんか?」と呼び掛け、「大変なものを使ってるって、忘れないで楽しくネットしようね!」と記した。
ツイッターの声
LINEのイジメをとりあげたビックリ系のアニメーションです。
ビックリ系が苦手な人は観覧オススメしません。
時代が進むに連れて、時代に沿ったイジメがあるんだと知りました。
良ければ、見て見て下さい。
http://t.co/XwS0ECv8K0
— MCLOVEN (@Ls_Sr_Mcloven) 2015, 1月 20
ここまで露骨じゃないにせよ、LINEいじめってあるんだろうな。
まったく第三者が気づきようがない場所でのイジメ。親はどうやって気づけばいいんだろう?
【ドッキリもあるので閲覧注意】 → http://t.co/NpaR2oWnoj
— 伊丹和弘@朝日新聞長岡支局 (@itami_k) 2015, 1月 25
久しぶりに背筋が凍った。
見入ってしまった。
意識がフリーズしてしまった。
思春期の子どもを育てているならば、見て頂きたい。
ほんの6分30秒ぐらい。
(おそらく)中学生の友だち同士のLINEのトークです。 … http://t.co/976dWAa8rS
— 片山知行 (@tk9100) 2015, 1月 25
LINEいじめの再現サイトがヤバすぎて戦慄した・・・
文体とかタイミングが生々しくてやだ~~~~~~
勘弁してくれ~~~~~LINEのない時代に学生で良かった~~~~
http://t.co/eTKu2J33um
— LOLI.COM@Rebrast (@loli_com) 2015, 1月 24
あまりにも衝撃的だったLINEいじめ再現。リアルではない感じがしたけど凄い悲しかったし、最後にはホラーエンドだったのでご覧の際にはご注意を。/http://t.co/ZfVQjN7pQp
— ろっくまん (@rockman_385) 2015, 1月 25
こういうのが実際にあるんだろうな。正直、保護者や学校の指導だけで改善される事は少ないと思う。法整備と携帯会社による協力によるフィルタリング、監視体制が本気で必要になってくる。
閲覧注意だよ
”LINEいじめ再現サイト” http://t.co/D8NOEJaQfF
— sin (@sygggma) 2015, 1月 25
いじめられている方へ、いじめている方へ
(2018/06編集部追記)
ビッグイシュー・オンライン編集部は、「こんなにいじめられて、もう死ぬしかない」といじめられる人が思うのも、「あいつマジうぜえ、死ねばいいのに」といじめる側が思うのも「所属するコミュニティ」の選択肢が少なく、また所属しているコミュニティに「一人ひとりの良さ」を認める包容力に欠けているからではないかと考えます。
いじめられて苦しい人も、いじめるしかない人も、いつも触れているものとは違うコミュニティや環境に触れてみませんか。
▼ホームレス状態のビッグイシュー販売者から、学生の皆さんへのメッセージ
-
https://www.bigissue.jp/buy/
▼いじめ関連の参考書籍
63人の著名人からの、命のメッセージ。
https://amzn.to/2MjzvSN
いじめ・自殺予防に関するビッグイシュー・オンラインの記事
- インターネットで自殺を予防できる!?:若手ソーシャルワーカーによる新たな取り組み(1/2)(イケダハヤト)
- 中学でひきこもった僕の、誕生から本格ひきこもりまで:高知在住のひきこもり経験を持つ男性がつくる冊子「つきゆび倶楽部」より、自伝「僕の人生はエンターテイメント」1
※いじめを受けていたお兄さんから暴力を受けるようになり、ひきこもりになってしまった青年の手記です。
もっと詳しく:関連サイト