「ビッグイシュー日本版」267号から、読みどころをピックアップいたします。
「性別による差別を終わらせたい」。エマ・ワトソンの国連スピーチに対するさまざまな反響
今回の表紙は、「ハリーポッター」シリーズでも有名なエマ・ワトソンさん。ツイッター上でも好評です。
ビッグイシュー買ったらエマ・ワトソンだた(゜゜) pic.twitter.com/EeNQI9vy2R
— きりしま おさむ (@Syz_Hanato21) 2015, 7月 21
ビッグイシュー最新号!表紙はエマワトソン、リレーインタビューは保田圭ちゃんです(^O^)
特集は、クラゲ好きにはたまらないかも? pic.twitter.com/sBDBczEo2w
— Fumiya (@fs_hmwr) 2015, 7月 21
国連でのスピーチが話題になったエマさん。インタビューでは、その反響の裏側をお聞きしています。
性別による差別を終わらせたい。
そのためには全ての人が関わらなければなりません。
しかし、女性の権利の戦いが”男性嫌悪”と同義語になっていると思うようにまりました。
実際にはフェミニズムの定義は「男性、女性が同じ権利をもつこと」
残念ながら全ての女性がこのような権利を持つ国はひとつもありません。
また、男性も自分は「男らしくない」ということから精神を患い、
イギリスでの男性の20〜49歳の死亡原因のトップは自殺です。
”私たちはちがう”という定義付けをやめ、”私たちは誰なのか”を自分自身で定義すれば、私たちはもっと自由になれるんです。
これこそが”HeForShe”なのです。
これこそが自由なのです。
(全文抜粋)
国連でのスピーチに対する賞賛の声とネット荒らしの標的に
エマさんの国連スピーチは、世界中の人を奮起させることとなりました。
しかし、その反応が全て肯定的だったかと言われると、そうではありません。
このスピーチをきっかけにネット上の「荒らし」のターゲットとされ「ヌード写真を公表する」と書き込む人たちまで現れます。後に、この書き込みはデマだったことが判明します。
彼女もこれからを必死に生きる一人の若者
彼女はTwitterを通してジェンダーについての発信をしており、悩める若者に対して、ツイートで丁寧に回答しています。
@lordvoldemot @HeforShe Become an engineer.
— Emma Watson (@EmWatson) 2015, 1月 23
こちらがそのツイートです。エマさんは「女性がエンジニアになれるわけがない」と言われ悩んでいた女性に対して、とてもシンプルに返答をしています。
エンジニアになればいいのよ。
しかし、多くの人の支えになっている彼女も、一人の若者です。インタビューを通して、そんな等身大の「エマ・ワトソン」の姿も知ることができます。路上にて、ぜひ267号を手にとって彼女の力強い想いに触れてみてください。
最新号では他にも、
・リレーインタビュー:保田圭さん
・東田直樹さんの連載「自閉症の僕が生きていく風景 対話編」
・特集:世界一のクラゲ水族館!奇跡の再生物語
・ホームレス人生相談
などなど、多彩なコンテンツが掲載されています。ぜひ、路上にてお買い求めください!