-
公正・包摂
スイス 非正規滞在者「サン・パピエ」10万人。労働力として頼られる一方、世間から隠れて暮らす
母国の政治腐敗や経済的不平等により出稼ぎ労働者とならざるをえない人の中には、滞在許可証をもたずに働く人も多い。スイスでは労働人口の2%を占めるといわれ、家事労働や建設業、外食産業などで社会を支えているが、日常生活は摘発の […] -
ジェンダー
スイス、DV被害の4人に1人は男性。「男らしさ」に縛られ、孤立する被害者たちのシェルター
家庭内暴力(DV)というと、加害者は男性で被害者は女性─そんな構図で語られることが多い。しかし、スイス国内でDV被害者の4人に1人は男性だ。男性の被害者保護に特有の課題とは? ベルンにある男性保護施設を訪ねた […] -
公正・包摂
病気に苦しむ受刑者は誰が助けるべき? 受刑者の医療費負担にまつわるスイスの議論
新型コロナウイルス感染症が、世界中の医療システムに大きな挑戦を突きつけている。刑務所のような閉鎖空間では特に感染が拡がりやすく、実際、受刑者・職員ともに感染率は高い。受刑者は入所前から疾患を抱えていることが多 […] -
健康・衛生
アラフィフのセックスワーカー、コロナ禍で自宅兼仕事場の家賃が重くのしかかるースイスの性風俗従事者への支援状況
コロナ禍を受けて、世界中の人々の働き方に変革が起きている。特に大打撃を受けている職業の一つがセックスワーカー*1 だ。スイスで働くタイ人女性の実情をスイスのストリート誌『サプライズ』が取材した。 -
貧困・ホームレス
「GNP(国民総生産)の高さ=貧困率の低さ」ではない。富裕国スイスで増加する貧困高齢者の実態
GNP(国民総生産)の数値からは「世界で最も裕福な国」とされているスイスだが、実のところ、貧困率は驚くほど高い。多くの人に影響を及ぼしている事実でありながら、スイスの社会においてもあまり目を向けられていないこの問題の実態 […] -
貧困・ホームレス
妻と左腕をなくした男。犬と猫と一緒に路上で絵を描きながらヨーロッパを10年めぐり、スイスで本を出版
路上生活がどんなものか、よく知ってるさ。毎日、絵を描きながら、路上をすみかにしてる人たちとたくさんつきあってきたからね。 -
公正・包摂
高齢者は「お荷物」ではない。人生100年時代の今、改めるべき考えとは
「高齢者」の研究者、パスクアリーナ・ペリグ・シエロアに話を聞いた。高齢化に対する私たちの考え方を改めるべきであること、女性がはるかに自由になったこと、世代間の結束の重要性などについて語ってくれた。(スイスのス […]