2018年11月15日発売のビッグイシュー日本版347号の紹介です。
表紙は「エルヴィス・コステロ」、特集は「ダムを撤去した人たち」です。

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スペシャルインタビュー:エルヴィス・コステロ

1977年にデビューし、パンクロック、ポップス、ジャズ、はたまたクラシックやヒップホップとのコラボレーションまで、エルヴィス・コステロの世界はとどまることを知りません。日本の音楽界にも大きな影響を与えてきたコステロが、10月に5年ぶりの新作アルバム『ルック・ナウ』をリリースしました。



特集:ダムを撤去した人たち

「石を投げたらアユに当たる」と言われた球磨川(くまがわ、熊本県)。1955年、電力不足を補うための水力発電専用ダム「荒瀬ダム」(※)をはじめ、3つのダムと2つの堰が造られたことで、水質がみるみる悪化しました。漁獲量も大きく減り、ダム放流時の水害や振動の被害、悪臭などに悩まされた住民は、長い年月にわたってダムの撤去運動を展開してきました。その結果、02年に荒瀬ダムの撤去が決定。今年3月に国内初の本格的なダム撤去工事が完了しました。

その後、球磨川では生態系が徐々に復活。50数年ぶりにホタルを確認、漁獲量も一部改善する一方、上流にまだ残されているダムの影響で流域全体が再生したとは言いづらい現状もあります。
つる詳子さん(「豊かな球磨川をとりもどす会」事務局長)に「復活する球磨川の生態系」について、溝口隼平さん(「リボーン」代表、ダム撤去の研究者)に「再生した自然を活かす起業」について聞きました。
公共インフラの必要性を見直し、自然の恵みを楽しむ、豊かな暮らしを再創造したい。


国際:マリエル・フランコ議員、軍警察による市民殺害を批判し、暗殺される

国や権力に関する問題を告発した人間が、殺害される。直近ではサウジアラビア人記者の暗殺事件が記憶に新しいですが、3月にはブラジル・リオデジャネイロ市議会議員で、軍警察による市民への暴力を訴えてきたマリエル・フランコが射殺されました。ブラジルのストリートペーパー『Ocas』が入手した、生前の未公開インタビューをお届けします。

国際:買い物からプラスチックごみをなくす。無包装のパッケージフリーショップ

海岸に打ち上げられたクジラの腹の中に、大量のプラスチックごみが入っていた――。そんなショッキングなニュースが今年に入ってから世界のあちこちで報じられています。そんな中、プラスチック包装のない「パッケージフリーショップ」がドイツで広がりを見せています。

ワンダフルライフ:金魚の骨格標本をつくる人になった―阿久津淳子さん

国内でも珍しい金魚の骨格標本を作っている阿久津淳子さん。金魚の飼育場兼作業場を訪ね、金魚との出合いや金魚にかかわる多様な活動、骨格標本に込めた思いを聞きました。

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