2019年2月15日発売のビッグイシュー日本版353号の紹介です。
表紙は「ホイットニー・ヒューストン」、特集は「大丈夫、認知症。」です。

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リレーインタビュー・私の分岐点:竹中直人さん

大学時代からブルース・リー、松田優作などのモノマネ芸を披露し注目され、その後、俳優としてドラマ、映画など数々の作品に出演してきた俳優の竹中直人さん。人生の分岐点は苦しい浪人時代を経て、多摩美術大学に入学したことで訪れます。「映像演出研究会」というサークルに入り、無我夢中で走り回った経験が「またあの夢の世界にいきたいという思い」を募らせたと語ります。

スペシャル企画:ホイットニー・ヒューストン

1991年に披露した米国国歌「星条旗」で国民的スターとなり、アパルトヘイト廃止後の南アフリカのステージで世界中を虜にしたホイットニー・ヒューストン。しかし、栄光の影で薬物依存に苦しみ、12年には早すぎる死を迎えました。公開中の映画『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』は、そんな彼女の素顔に迫っています。

▽映画『ホイットニー ~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』予告編


特集:大丈夫、認知症。

長寿化によって今、日本に認知症の人が500万人超。まだ人類はこんな社会を経験したことはありません。認知症を考えることは、世界も未体験の社会とあなたの将来を想像することになります。
そんな中、「認知症になると何もわからなくなる」というイメージを一新する、当事者や市民の取り組みが始まっています。

39歳で若年性認知症となった丹野智文さんは、当初うつを経験。しかし、当事者の会に参加し、希望をもち、現在は当事者の相談窓口「おれんじドア」の活動に忙しくしています。

NPO「町田市つながりの開」理事長の前田隆行さんは、認知症の人に働く機会を提供するデイサービス「DAYS BLG!」を運営。「社会に貢献したい」という思いを叶えています。

NPO「認知症フレンドシップクラブ」理事の徳田雄人さんは、英国の取り組みも参考に、認知症の人の社会生活を保障する「認知症フレンドリー社会」への転換を訴えています。
動き出した当事者、市民とともに「大丈夫、認知症」と言える社会をつくりたい。


国際:住民がコモナーとして参加する新しい農業「ニューコモンズ・ファーミング」

手頃な価格で有機栽培の野菜を買えるようになり、地域でお金が回る。そんな一石二鳥のビジネスモデルを実践する農場がオランダにあります。地域住民が“コモナー”として農場運営に参加し、グリーンツーリズムで4万人が訪れるという農場を訪ねました。

ビッグイシュー・アイ:身体を使って、世界を知覚していく。写真家・石川直樹さん20年の旅

北極圏に生きる人々、ポリネシアの島々、ヒマラヤ、そして日本の島々や来訪神儀礼など、「未知の世界」と出合い続けてきた写真家・石川直樹さん。20年にわたる旅のエッセンスが詰まった東京での初の大規模個展に合わせ、作品にかけた石川さんの思いを聞きました。

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。