2019年7月1日発売のビッグイシュー日本版362号の紹介です。
表紙は「チ・チャンウク」、特集は「民主主義を見捨てない」です。
リレーインタビュー・私の分岐点:玉木幸則さん
1992年、障害者自立生活センター・メインストリーム協会事務局次長に就任以降、障害者の自立生活運動に取りくみ、現在は障害者相談支援専門員、社会福祉士として働くかたわら、NHK Eテレ「みんなのためのバリアフリーバラエティ『バリバラ』」にレギュラー出演している玉木幸則さん。そんな玉木さんが語る人生の分岐点は大きく2つ。1つは、仮死状態で生まれ、脳性まひとなったこと。2つめは、阪神・淡路大震災で偶然が重なり、奇跡的に生き残ったことだと語ります。スペシャルインタビュー:チ・チャンウク
日本でも放映されたドラマ『奇皇后』『僕らのイケメン青果店』『あやしいパートナー』などで不動の人気を獲得、今やアジアでファンが増え続ける韓国人俳優チ・チャンウク。邦画『君の名は。』吹き替え版では主人公役の声優を務めるなど、ラブストーリーからアクション、歴史物まで、幅広いキャリアを積み重ねてきました。現在31歳、約2年間の兵役を終えたばかりの彼にビッグイシュー韓国版が特別インタビュー。韓国と日本で同時期掲載が実現、「人間 チ・チャンウク」の姿に迫ります。
特集:民主主義を見捨てない――宇野重規ゲスト編集長
民主主義をめぐる状況が悪化しています。
ある人は言います。民主主義には決める能力がない。決定に時間がかかりすぎる。必要なのは政治家の決断だ。
またある人は言います。民主主義は危険だ。多数者の声が少数の意見を抑圧する。多数決がすべてではない。
そうかもしれません。ですが、私たちはそう簡単に民主主義を見捨ててしまっていいのでしょうか。世界各国でポピュリズムが吹き荒れ、独裁的指導者も目立っている今日、だからこそ、民主主義について、もう一度考えてみたいと思います。
民主主義とはまず、自分の意見を口にしてみることです。「わがまま」をキーワードに、社会運動の意味を論じる富永京子さんの話を聞きました。さらに県民投票が行われ、民主主義をめぐる熱い議論が行われている沖縄に飛び、翁長雄治さんを訪問しました。そして『多数決を疑う』の著者・坂井豊貴さんと「決め方」について論じました。
国際:ドイツ、誠実なチャリティ活動こそ、新しい“ライダー精神”
荒く大きな音が耳に響きわたり、目の前でバイクが数十台と過ぎ去る――。ですが、そこに乗っているのはふわふわのウサギに扮するバイク集団たち。コスプレライダー? ジョーク? いいえ、彼らは笑いを誘い、寄付を集めるチャリティ団体なのです。ワンダフルライフ:わずか3坪の「市場の古本屋」ウララ
大型書店勤務時代に東京から那覇への転勤を自ら希望し、その後、沖縄県那覇市の第一牧志公設市場そばで古本屋の店主となった宇田智子さん。本にかかわる仕事を通して見えてきたこととは何でしょうか。
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ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。