2019年8月1日発売のビッグイシュー日本版364号の紹介です。
表紙は「『セサミストリート』リリー」、特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」です。

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スペシャル企画:『セサミストリート』リリー

世界中で愛される教育テレビ番組『セサミストリート』に2011年から登場した「リリー」は、食料不安を抱えた後、家族でホームレス状態になった女の子。リリーの誕生秘話、そして子どもたちとともにホームレス問題を語らう重要性について、制作者たちが語ります。

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A Rainbow Kind of Day/Sesame Street In Communities

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特集:ホームレス支援をアップデートする(稲葉剛ゲスト編集長)

2万5296人(2003年)から4555人(2019年)へ。厚生労働省の概数調査では「ホームレス」数が減り続けています。この十数年間、官民による支援が広がった結果、路上や公園、河川敷など屋外で暮らす人が劇的に減少したのは事実です。

しかし、「ホームレス“homeless”」という言葉を「安心して暮らせる住まいがない状態」というグローバルスタンダードの定義で捉えると、見えてくる風景は一変します。家庭に居場所がなく、街をさまよう10代の子どもたち、難民として日本に逃れてきた外国人、ネットカフェで途方に暮れる妊婦……。私たちが通常、イメージする中高年男性中心の「ホームレス」像とは違い、世代や国籍も多様な人たちが住まいを失っている現実が広がりつつあります。

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支援の現場では、homeless状態にある人たちを支えるための新たな動きが始まっています。アップデートされつつあるhomeless支援の最前線をお伝えします。

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国際1:アフガニスタン、サフラン産業でアヘン農業から脱却

インドカレーやパエリアで目を引く黄色のサフランライス。この鮮やかな色と香り付けのために使われるスパイス「サフラン」が今、アフガニスタンの農業に変化をもたらしつつあります。「もし各家庭が0.5ジェレブ(約1千平方メートル)でも土地を持ち、サフランを育てられるようになれば、経済的な貧困から抜け出せる」といわれる、花盛りのサフラン産業の様子を、色鮮やかな写真でご紹介します。

国際2:大英博物館で「マンガ」展! 国外最大規模、アトムからジブリまで

世界的に有名なロンドンの大英博物館で、日本の人気アニメ・漫画の原画や資料などを展示したマンガ展が、8月26日までの日程で開催されています。同館が肝いりで企画した今展示会は、人々からどのように受け取られているのでしょうか。ロンドン在住のジャーナリスト、馬場千奈津さんが現場を訪ねました。

書評:真夏に読む本10冊。ひとりだが孤独ではない。緑陰が私を呼んでいる 

緑陰は夏の季語。日が落ちかけた木陰で、のんびり読書するというのは、じつに優雅なことなのだと考えたい――。そう言って魅惑の読書へあなたを誘うのは、書評家の岡崎武志さん。「真夏に読む本、10冊」のおすすめをご紹介します。

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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。