2020年3月15日発売のビッグイシュー日本版379号の紹介です。
表紙&特集は「“移民社会”を生きるヒント」、スペシャルは「ジュード・ロウ」
リレーインタビュー。私の分岐点:中村一義さん
97年、シングル「犬と猫/ここにいる」でデビューして以来、独特な日本語詞と卓越したポップセンスで話題を呼んできたミュージシャンの中村一義さん。人生最大の分岐点は12歳の時、両親が離婚したこと。「どちらにもつきたくなかった僕は、祖父母の家で暮らすことを選びました」と言います。そこで見つけた“音楽の道に進む原点”とは?
特集:“移民社会”を生きるヒント
「特定技能」という新たな資格で「外国人労働者」の受け入れを拡大する改定入管法の施行から、約1年。その結果「移民政策はとらない」方針を掲げる政府のもと、「特定技能」ではなく、むしろ人権侵害が指摘される「技能実習」が温存され増加し、共生のための取り組みも進んだとはいえない状況にあります。
しかし、すでに日本は、在留資格をもつ外国籍の人が273万人、日本国籍ながら海外ルーツを持った人も100万人以上暮らす、多様な人々と文化が織り重なる“移民社会”です。
その実情の一端を知るため、バングラデシュ人家族に密着してきた写真家の田川基成さんの作品を紹介。台湾語と中国語の織り交ざった新しい“ニホン語”で作品を書く作家の温又柔さん、ウェブメディア「HAFU TALK」のみなさん、大阪大学大学院准教授の髙谷幸さんに取材しました。
今ここにある“移民社会・日本”に求められるヒントをともに考えてみませんか。
スペシャルインタビュー:ジュード・ロウ
12歳で演技を始め、47歳になった今でも人々の心をわしづかみにする俳優、ジュード・ロウ。パーティ三昧の日々に終わりを告げ、昨年は心理学者の女性と再婚、現在はロンドン北部で静かに暮らしています。人気ドラマの続編『The New Pope』の撮影秘話に始まり、25年のキャリアを振り返りました。
国際:ベトナム、“地元の公共市場”は地域の宝物
2012年、ハノイ市内で402の生鮮市場を20年までに真新しいショッピングセンターに再開発する案が持ち上がりました。しかし、こうした伝統的な公共市場は、生鮮品を手頃な値段で、少量でも買うことができ、多くの人々、特に収入の少ない人にとって重要な存在です。こうした庶民の台所を再開発から救うため、一人の女性が立ち上がりました。
ビッグイシュー・アイ:洪水の数時間を持ちこたえるために、堤防強化を
ここ数年、豪雨による水害が多発しています。河川工学者の大熊孝さん(新潟大学名誉教授)に、400年前の水害対策の知恵、ダムより堤防の強化が有効な理由とその方法、自然観の変化などについて聞きました。
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ビッグイシューについて
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ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。