2021年2月1日発売のビッグイシュー日本版400号の紹介です。
表紙は「奈良美智」、特集は「希望へ――英国、米国、ドイツからの報告」です。
リレーインタビュー。私の分岐点:作家 山崎ナオコーラさん
2004年、「人のセックスを笑うな」で純文学作家デビュー。その後『リボンの男』『肉体のジェンダーを笑うな』などを発表し、1歳と4歳の子どもと暮らしながら東京の田舎で文学活動を行う山崎ナオコーラさん。実はデビュー作から数年、山崎さんはスランプに陥り、机に向かうと涙が止まらない時期があったと言います。そんな時、父親ががんを患って入院しました。その病室で父親からかけられた言葉が、山崎さんの人生の分岐点になったと言います。果たして、父親からの意外な言葉とは?
スペシャルインタビュー:奈良美智
ビッグイシュー創刊400号を記念するスペシャルインタビューは、美術家の奈良美智さん。栃木県にある奈良さんのスタジオを訪ね、最新作を見せてもらいながら、コロナ禍のこと、大きな転機となった10年前の東日本大震災を経て、いま最も関心をもつことなどを聞きました。
特集:希望へ――英国、米国、ドイツからの報告
再度、また3度の都市封鎖や自粛要請も世界各地で続きます。ワクチン接種が始まっているとはいえ、先の見えない状況のなかで、コロナとともに生きるために、またコロナ後を見すえて、市民やその活動はどんな展開を見せているのでしょうか?
英国、米国、ドイツ在住の3人のジャーナリストから、身近な地域で行われている活動、現地で注目される活動についてレポートが届きました。
英国の「3度の都市封鎖が促進する助け合い運動」、米国カリフォルニアの「増える家庭&地域菜園」、ドイツの「ベーシックインカム実証実験、高齢者ファーストを徹底した大学町」の活動、それぞれ興味深く感動的です。希望へ、日本でも新たな活動をつくる年にしたいと思います。
ビッグイシュー・アイ:自分たちのエネルギーをつくる「グリーン・リカバリー」へ
コロナ禍の今、世界では「グリーン・リカバリー(緑の復興)」が注目されています。90年代から再生可能エネルギーの普及に取り組んできた飯田哲也さん(認定NPО法人「環境エネルギー政策研究所(ISEP)」所長)が語る、ポストコロナの電力社会とは?
国内:日本初のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」
東京·田端の商店街にある「シネマ・チュプキ・タバタ」は視覚や聴覚に障害のある人、車いすの人、小さな子ども連れなど、誰もが楽しめる映画館です。こんな映画館が日本各地にあったら……。
ビッグイシュー日本版400号
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ビッグイシューについて
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊450円の雑誌を売ると半分以上の230円が彼らの収入となります。
(※2020年4月1日より、価格を改定いたしました)