こんにちは、ビッグイシュー・オンライン編集部です。現在路上で発売中の「ビッグイシュー日本版」282号から、読みどころをピックアップいたします。

今回は、特集「住民の元気。6年目の被災地」より、個人参加のボランティアを積極的に受け入れながら、大槌町・釜石市・大船渡市・陸前高田市での支援活動を後方で支え、復興を大きく支えた「遠野まごころネット」の活動を紹介します。

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”コミュニティ”と”なりわい”を同時に 「希望」がなければ人は動かない

今は。現段階で必要なことへの対応という意味で、”コミュニティづくりとなりわいづくり”を高齢者や障害者とともに進めている

 

昨今、日本全土に希望を持てない雰囲気が漂っています。希望がなければ人は動けない。希望を少しでもつくり、明日をほんのわずかでもかえていくために活動をしています。

 

このように話すのは、「遠野まごころネット」代表の多田一彦さん。

「遠野まごころネット」は、コミュニティづくりとして、住民の孤立防止のために仮設住宅などでお茶を飲みながらおしゃべりをする「お茶っこ」を開催したり、現在では、弁護士や他の専門家たちとも一緒に被災者の生活相談会などを行っています。

また、なりわいづくりとしては、クレソンソルト・はちみつ・復興米などで100件を超える被災地に様々な事業を生むきっかけを作り、多くの雇用も生み出しています。

 

地域がもともと持つ価値を最大限活かして大きな力に

地域がもつ価値に気づいて本人たちがやる気になれば、外から仕掛けるより大きな力が出るんですね。

 

「遠野まごころネット」の支援では、その地域に震災以前からあるその地域の価値を活用することで、復興支援を行っています。だからこそ、地域の人が大きな力を発揮することができます。

例えば、マタギ倶楽部のはちみつは、震災前から養蜂などをおこなっていましたが、震災後の支援でラベルのデザインを高級感があるものに変えることなどによって、毎年2割ずつと大きく売上を伸ばしています。

 


「遠野まごころネット」は、現在も金・土・日限定で、個人・団体でのボランティアを募集していますので、活動に興味が持った方はぜひ募集してみてください。
ボランティアに行く! | 遠野まごころネット

 

また、最新号では他にも

・スペシャルインタビュー コリン・ファレル
・国際 犯罪多発地域に、色鮮やかな壁画。「メキシコを塗ろう」プロジェクト
ワンダフルライフ 家、エネルギー、畑も手作り。本山早穂さん

などなど、多彩なコンテンツが掲載されています。ぜひ、路上にてお買い求めください!





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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。