8月15日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は「猫のボブ」、特集は「コロナ禍を生きのびる」

2020年8月15日発売のビッグイシュー日本版389号の紹介です。

表紙は5回目の登場「猫のボブ」、特集は「コロナ禍を生きのびる」です。

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リレーインタビュー。私の分岐点:浪曲師 玉川奈々福さん

1995年、二代目玉川福太郎に入門。三味線修業の後、01 年から浪曲師として活動。自作の新作や長編浪曲も手掛けるなど、浪曲界をリードし続ける玉川奈々福さん。元々は書籍の編集者だったという奈々福さんが、なぜ浪曲の世界に? 意外な分岐点を語ります。

スペシャル企画:ありがとう、ボブ

ビッグイシュー英国版の元販売者ジェームズ・ボーエンが路上で出会い、ホームレス状態や薬物依存から抜け出すきっかけとなったストリート・キャット「ボブ」。今年6月に不慮の交通事故に遭い、天国へと旅立ちました。
ボーエンが英国版に寄せたエッセイ、読者からの追悼メッセージをお届けします。

関連リンク:ハリウッド映画化も?元ホームレス男性の著書「A Street Cat Named Bob」が話題!

関連号:THE BIG ISSUE JAPAN375号
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特集:コロナ禍を生きのびる

 今、人々は生きる苦しさを強いられています。
 解雇や派遣切りで“家” を失う人、休業手当のない非正規雇用者、パートの低賃金の仕事をも失う女性、仕事が激減したフリーランスや自営業者など、休業すれば生きていけず、休業しなければ感染と隣り合わせで働かざるを得ない人たち……。
 コロナ感染の恐怖の下、4月からの緊急事態宣言以降「ステイ・ホーム」が叫ばれ、生活も経済活動も「自粛」を余儀なくされました。この「自粛」には、休業補償という生存保障も、素早くそれを支える社会的手当や制度もありませんでした。
 この間、さまざまな人々の応援をしてきた、稲葉剛さん(つくろい東京ファンド)、藤田孝典さん(ほっとプラス)、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、中島真紀さんと浅葉めぐみさん(フードバンク関西)に、応援の現場で見えてきた“生きのびるのに必要な方途” について聞きました。
コロナ禍を生きのびる苦しさが社会を変える知恵と機会を生む。その道すじを探したいと思います。

国際:米軍は、世界最大の温室効果ガス排出者。情報公開請求で明るみに

 加速する気候危機に対し、世界で最も温室効果ガスを排出している組織「米軍」の存在はあまり知られていません。
京都議定書の合意により、最も信頼される気候変動の報告書でも計算対象外とされ、米国も排出量を公開していません。米ルイス&クラーク大学のマーティン・ハートランズバーグ名誉教授(経済学)によるレポートをお届けします。

表現する人:人の心は虫に似ている。弱虫な心も臆病さも愛おしい

人の感情や心の動きを、擬人化ならぬ“擬虫化”し、幻想的な「仮想の虫」からなる標本作品を創り出してきた、アーティストの川越ゆりえさん。代表作《弱虫標本》や《嫉妬》《それでも僕らは嘘をつく》など、一見ネガティブな感情から生まれた作品に川越さんが込めた“肩の力を抜いて生きられる世の中”への思いとは?

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ビッグイシュー日本版389号