2023年10月15日発売のビッグイシュー日本版465号の紹介です。
表紙は「ブカヨ・サカ」、「守りたい、『介護の社会化』」です。
リレーインタビュー 私の分岐点:BBQ芸人 たけだバーベキューさん
バーベキューをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人である、たけだバーベキューさん。人生最初の分岐点は小学生の時。ダウンタウンさんをテレビで観て衝撃を受けたことだと言います。たけださんがBBQ芸人となるきっかけになった出来事とは?
スペシャルインタビュー:ブカヨ・サカ
イングランドのプロサッカークラブ「アーセナル FC」に所属し、昨年と今年、2年連続でイングランド男子年間最優秀選手賞を受賞。いま世界最高の選手の一人として 熱い注目を集めるブカヨ・サカが、自身のプレーにかける思い、社会貢献のための活動、人種差別との闘いを語ります。
特集:守りたい、介護の「社会化」
2000年、介護を家族の手から社会の責任へと「社会化」をめざしてつくられた「介護保険制度」。誕生から今年で 23 年、これまで見直しのたびに使い勝手が悪くなり、今回 2024年7回目の介護保険法改定案は“史上最悪の改定”と心配されています。
特に懸念されるのは、
1利用者自己負担率を2倍に
2「要介護1・2」を介護保険からはずし、総合事業に
3ケアプランの有料化
4福祉用具の一部をレンタルと購入の選択制に
5介護施設の人員配置を減らす など、です。
このまま改定が進むと再び「家族化」や「市場化」が待ち受け、制度自体が空洞化し、あなたが“介護離職”せざるを得ない可能性も。
そこで、介護の専門家である服部万里子さん(服部メディカル研究所所長)、小島美里さん(「暮らしネット・えん」代表)、花俣ふみ代さん(「認知症の人と家族の会」副代表理事)、高口光子さん(元気がでる介護研究所代表)に現場での実情を聞きました。
親の老後、いや、あなた自身の老後のためにも、「介護の社会化」を守りたい。
国際:スペイン。“使用権付き”共同エコロジー住宅
マドリードの南部郊外にある「アントレパティオス共同住宅」は、着想からほぼ20年の月日を要し、住民たち自身で建てられたユニークな特徴を持つ共同住宅です。ソーラーパネル、雨水利用、パッシブハウス設計などで、持続可能性とエネルギー効率を最優先に考えています。住民たちの暮らしぶりを追いかけました。
表現する人:福田亨さん。はめこむ木の色や表情を生かす「立体木象嵌(りったいもくぞうがん)」
伝統装飾技法の木象嵌を、立体彫刻へ応用した「立体木象嵌」を考案し、本物の生き物と見紛う精巧な作品を作り出す福田さん。着色は一切せず、木の持つ天然の色味や木目の質感を大切にして制作されています。