-
公正・包摂
卒業できない大学生たち–人種間の経済格差が露呈
「米国の大学卒業率」に関する連邦政府の最新調査*1により、大学生の40%が高校卒業後8年経っても学位や資格を取得していない(=卒業していない)ことが明らかとなった。カリフォルニア大学サンタバーバラ校のアカデミックライティ […] -
公正・包摂
サッカー選手の片膝つき。人種差別への抗議は「政治的」なのか? アクションの歴史と今後の行方
サッカー選手が試合前に片膝をつき、人種差別への抗議の意を示す場面がよく見られるようになっている。サッカー界の上層部は政治的な行為とはみなしていないようだが、レスター大学社会学者ポール・イアン・キャンベルはこれ […] -
教育
絵本・児童書から無意識に刷り込まれる人種差別に敏感になろう
10年前、当時8歳だった娘に、寝る前の読み聞かせをしていた。『オオカミ少年』のような物語だったが、主人公はつい嘘をついてしまう少女ルーシーだ。ルーシーは、友達のポールから借りた自転車を壊してしまう。盗賊が飛び […] -
公正・包摂
警察による理不尽な殺人がなくなるまで「Black Lives Matter」運動は終わらない。活動家デレー・マッケッソンが声を上げ続ける理由とは
ここ最近、日本でも「Black Lives Matter*1」について触れるメディアは増えているが、この運動は2013年から続くもの。2014年の抗議デモで活動家として有名になったデレー・マッケッソン(DeR […] -
公正・包摂
米国各地で起きている激しい怒りは、人種差別的な警察活動、暴力、格差の長い歴史に根付くもの
5月下旬、米国の多くの都市で黒人差別への抗議デモが勃発したが、その背景には、長きにわたり蓄積されたフラストレーションがある。人種差別主義的な警察による取り締まり、合法違法問わずの差別、富を築く手段からの締め出 […] -
公正・包摂
黒人警官を増やすことは解決にならないー警官による行き過ぎた暴力行為の是正に向けてできることとは
米国の警官による黒人への残忍ぶりに注目が集まるなか、その原因を警察組織内の人種構成に求める見方が広がっている。ミシガン州立大学刑事司法研究科の准教授ジェニファー・コビーナが解説する。 -
アート・文化
黒人文化とその社会的不平等を描いた「ブラックスプロイテーション」という映画ジャンル― 米国、70年代初頭に花開いた黒人映画
ライターのマルコス・パウエルは、オクラホマのストリート誌『カーブサイド・クロニクル』の元販売者だ。住む所を見つけ仕事を得て『カーブサイド』を卒業した彼は今、空き時間に大好きな映画の論評を書いている。すべてのア […] -
アート・文化
ヘイトにはユーモアで返すべし!?/スーパーヒーローのパロディで偏見に立ち向かう漫画家
ヘイトをまき散らす人に正論で説得したところでうまく伝わるだろうか? ヘイトが社会問題であることをより多くの人に知ってもらうことはできるだろうか?