7月1日発売のビッグイシュー日本版218号のご紹介です。



ビッグイシュー・アイ 想田和弘監督


前作『選挙』では、究極のドブ板選挙を描いた想田和弘監督が、震災直後の川崎市議会選挙で「反原発」を掲げて再出馬した“山さん”を再び追う。ドキュメンタリー映画『選挙2』から見える日本社会の今とは?



スペシャルインタビュー VAMPS


つくりこまれた骨太のロック・サウンドと独自の世界観を掲げ、数多のステージで暴れまわってきたVAMPS。結成5年、夢を追い続ける二人が、本格的な海外進出への意気込みを語ります。



リレーインタビュー 私の分岐点 塩谷哲さん


サルサバンド「オルケスタ・デ・ラ・ルス」のピアニストとして、国連平和賞などを受賞し、その後もソロで活躍を続ける塩谷哲さん。分岐点の一つは、前号に登場した小曽根真さんとの出会い。デュオで共演し、その「聴く」力に衝撃を受けたと言います。



特集 小水力発電。自然エネルギーの突破口


水力発電と聞くと、黒部ダム(出力33.5万kW)などの大型ダムを思い浮かべます。しかし、125年前(1888年)に始まった日本の水力発電の技術は、1000kW以下の小水力発電によって確立されたといいます。
今、小水力発電(1000kW未満)のもつ可能性は、出力で黒部ダム15個分の約490万kW、その適地は1万7708ヵ所あると見積もられ(環境省)、適地の半分は短期間で開発できるといわれています。ところが、現実の小水力発電の数は522ヵ所で、3パーセントにも満たない状況。はるかに適地の少ないドイツでも、日本の14倍、7325ヵ所もあります。
そこで、「分散複合型のエネルギーシステムへ転換のトップバッターになりうる小水力発電。その開発を最優先すべき」と語る小林久さん(茨城大学教授)に話を聞きました。
また、小林さんの案内で、約半世紀にわたり小水力発電所を運営してきた岡山県西粟倉村と、現在、計画中の高知県の馬路村、高知市土佐山の現場を訪ねました。さらに、1919年から94年間、電気を供給し続けてきた愛媛県新居浜の住友共同電力の小水力発電所を取材しました。
再生可能エネルギーの固定価格全量買取制度のスタートから、ちょうど1年。現行の大規模集中型から分散複合型のエネルギーシステムへの転換の突破口であり、その鍵をにぎる小水力発電について考えました。



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