「病は気から」、どんな気持ちをもてばいい?
「病は気から」といいますが、私は季節の変わり目に風邪をひきやすく、何度もぶり返します(おまけに鼻炎もち)。予防を怠っていないつもりですが、いつも負けてしまいます。この冬もインフルエンザの予防接種を打っていたにもかかわらず、もう一種の方を発症してしまいました。楽しみにしていたイベントの当日に限って、腹痛や病気になったりもしますよね。それもしょっちゅうです。
「病は気から」が本当なら、実際にはどんな気持ちをもつよう心がけたらいいでしょうか。(32歳/アパレル店員)
ビッグイシューでは年に2回ほど、パーティがあるんです。このパーティだけは私、風邪をひこうが何しようが絶対に行きます(笑)。みんなでワイワイおしゃべりをしながら差し入れの料理に舌鼓を打ったり、ビールの取り合いをしたりするのが楽しいんですわ。
確かにイベントの時なんかに、妙にトイレが近くなったりする時もあります。きっと頭がそればっかりになって緊張をして、身体がおかしなことになるんと違いますかね。
だからこの方も、病気に神経を遣いすぎているのではないでしょうか。この方自身が暗示にかかっているような状態で気にしすぎて、風邪をひきやすかったりすることはあると思いますよ。
たいそうに考えず、イベント前でも、「その時はその時でいいわ!」とゆったりとした心構えで、気を楽にもつよう心がければどうでしょうか。
それでも病気になってしまった時。私は昔、医者から「このままではガンになるかもしれませんよ」と警告されたこともあったし、大きな病気も何度かしたけど、幸いにもこの歳まで健康で生きています。
もともと勝ち気で負けず嫌いな性格だから、仕事を休む時、会社に電話をするのが絶対に嫌なんですね。悔しいんです。だから頭にけがをしてたんこぶが腫れ上がっていても、足をねんざして包帯を巻いていても、身体にムチを打って会社に行っていました。
会社の同僚や上司からは「ようそんな身体で出てきたな!」と驚かれました。でも、その方が治りが早かったような気もするわ。気合で治していたんでしょうね。今でも少々のことでは販売を休んだことはありませんよ。
「病は気から」。本当にその通りだと思います。もちろん、自分ではどうしようもない時もあるでしょうけど、「なんだ!病気になんか負けるもんか!」というガッツが、やっぱり自分の中に気を入れていくんでしょうね。(大阪/Eさん)
『クッキングと人生相談~悩みこそ究極のスパイス』
読者から届いた48の人生相談に、料理研究家の枝元なほみさんが「悩みに効く料理」を作り、ホームレスという人生の“どん底”の経験した『ビッグイシュー日本版』販売者が回答。ほろっと涙がこぼれたり、くすっと笑顔があふれてしまう、世界にまたとない、ぜいたくなレシピ本。
¥ 1,680