いまを知る。年末に迫った決断の時 人類が直面する温暖化問題の“いま“

[この記事は「WWFジャパン」の提供でお送りしています]
アースパレードチラシ


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いまを生きる我々、そして将来世代にも大きく影響する温暖化問題の行方が今年12月に決まる。

巷の新聞・ニュースではたびたび耳にする機会がある“温暖化“というキーワード。
実は、日本以上に海外では、いま大きな興味関心の的となっている。
今年12月フランスのパリで、温暖化問題の解決に向けた、世界が一致団結して進める、
新たな取組みが、締結されようとしているからだ。

特に今回は、過去人類が経てきた国際的な温暖化の取組みの中でも、歴史の1ページに残り得る交渉になると考えられている。まさに、人類の命運がかかっていると言えるのだ。

温暖化問題が我々の生活に与える“影“

温暖化問題は、ともすれば、どこか遠い場所で話し合われている、我々に関係が薄い問題と 囚われがちだが、そうではない。 我々の身の回り、実感のわく範囲で、すでに変化が起きている様子が、語られるようになっ てきている。いったい、そもそも温暖化問題が我々にどのような影響を及ぼし得るのか? ここでは、そのいくつかを紹介してみたい。

失われるブナの森

第1パラ写真

約6割を森に囲まれる日本では、いまでも、懐かしき良き故郷の景色とも呼べる里山が点在している。 しかし、里山にも代表される紅葉鮮やかな落葉樹の森も、これまでのようには見られなくなるかもしれ ない。 近年の気象変化が影響していると考えられる、森のサイクルの変化や、異常な害虫発生が見られる ようになっているからだ。
ブナ林で有名な白神山地で、マタギとして森に生 きてきた方の、実体験はそう語る。

こうした現場からの“声”は、懸念される温暖化の影響の、ほんの一部に過ぎない。日本で今後どのような影響が起きるのか? まだその解明は始まったばかりである。

第1パラ写真

約6割を森に囲まれる日本では、いまでも、懐かしき良き故郷の景色とも呼べる里山が点在している。 しかし、里山にも代表される紅葉鮮やかな落葉樹の森も、これまでのようには見られなくなるかもしれ ない。 近年の気象変化が影響していると考えられる、森のサイクルの変化や、異常な害虫発生が見られる ようになっているからだ。
ブナ林で有名な白神山地で、マタギとして森に生 きてきた方の、実体験はそう語る。

こうした現場からの“声”は、懸念される温暖化の影響の、ほんの一部に過ぎない。日本で今後どのような影響が起きるのか? まだその解明は始まったばかりである。

八重山の海から魚が消える

影響は陸上だけにはとどまらないようだ。 綺麗な海を次世代に残していくことは、子供達への 大きな財産となる。 しかし、陸以上に広く、影響が目に 触れにくい海でも、すでに影響を訴える声が聞かれる。

特に温暖化による海温上昇に敏感なのがサンゴ礁。 豊かなサンゴ礁に囲まれた八重山諸島では、多くの サンゴ礁が壊滅。 「どんなに魚を獲ってもなくならない」と言い伝えられて きた、八重山諸島の海で漁を続けてきた漁師は語る。

第2パラ写真

影響は陸上だけにはとどまらないようだ。 綺麗な海を次世代に残していくことは、子供達への 大きな財産となる。 しかし、陸以上に広く、影響が目に 触れにくい海でも、すでに影響を訴える声が聞かれる。

第2パラ写真

特に温暖化による海温上昇に敏感なのがサンゴ礁。 豊かなサンゴ礁に囲まれた八重山諸島では、多くの サンゴ礁が壊滅。 「どんなに魚を獲ってもなくならない」と言い伝えられて きた、八重山諸島の海で漁を続けてきた漁師は語る。

温暖化が人の健康を脅かす

第3パラ写真

温暖化により影響を受けるのは、周辺環境だけで はないようだ。我々自身の健康にもその影響が忍 び寄っている。
近年の異常気象、とりわけ高気温に より、熱中症が増加していることはもとより、感染症 の増加も懸念されるようになってきているのだ。

今後高齢化が予想される日本の社会が、どのよう に適応していけるのか。 兵庫県で診療所を営む医師は語る。

第3パラ写真

温暖化により影響を受けるのは、周辺環境だけで はないようだ。我々自身の健康にもその影響が忍 び寄っている。
近年の異常気象、とりわけ高気温に より、熱中症が増加していることはもとより、感染症 の増加も懸念されるようになってきているのだ。

今後高齢化が予想される日本の社会が、どのよう に適応していけるのか。 兵庫県で診療所を営む医師は語る。

こうした現場からの“声”は、懸念される温暖化の影響の、ほんの一部に過ぎない。 日本で今後どのような影響が起きるのか? まだその解明は始まったばかりである。

指をくわえているだけでは始まらない、各地ではじまる温暖化を止めるうねり

ひとたび進んでしまえば、後戻りがきかないのが温暖化問題である。 しかし、ただただ指をくわえて、この問題の行方を傍観しているだけでは始まらない。 我々の社会・生活がこれ以上悪化しないよう訴える声が、いま世界各地で上がり始めてい る。

例えば昨年のニューヨーク。温暖化について話し合われたサミット会場を取り囲むようにして、人類の行方を憂えた約 40 万人もの一般市民が、パレードで訴えた。

そして、今年の年末。
人類の命運がかかるパリでの国際交渉が成功を収められるように、
いま、同様に世界各地で民衆の声が湧き上がってきている。
ここ日本も例外ではないようだ。

東京と京都においても、この人類史上最も大きなスケールの問題が解決へと向かうよう、我々の声を伝えるためのパレードが企画されている。

例えば昨年のニューヨーク。温暖化について話し合われたサミット会場を取り囲むようにして、 人類の行方を憂えた約 40 万人もの一般市民が、パレードで訴えた。
そして、今年の年末。 人類の命運がかかるパリでの国際交渉が成功を収められるように、 いま、同様に世界各地で民衆の声が湧き上がってきている。 ここ日本も例外ではないようだ。
東京と京都においても、この人類史上最も大きなスケールの問題が解決へと向かうよう、 我々の声を伝えるためのパレードが企画されている。

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[公式 WEB サイト]
http://climate-action-now.jp/parade2015/

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(問い合わせ先) アースパレード2015の事務局
(TEL / FAX) 075-254-1011 / 075-254-1012
(Email) parade@climate-action-now.jp

【記事について】

(問い合わせ先) WWFジャパン 気候変動・エネルギーGr (担当:市川) (Email) climatechange@wwf.or.jp