10月1日発売のビッグイシュー日本版320号の紹介です。
表紙・特集は「WELCOME『夜間中学』」です。
スペシャルインタビュー:ジャネール・モネイ
ソウル・アーティストとして個性的なアルバムで注目を集め、最近は女優として『ムーンライト』、『ドリーム』と話題作に立て続けに出演。カンザス州出身という彼女が、貧しかった両親や祖母への思い、尽きることのない情熱の源泉について語ります。
<映画・ドリーム 予告編>
映画「ドリーム」公式サイト
http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/index.html
特集:WELCOME「夜間中学」
「夜間中学」を知っていますか? そこで外国籍の人が約8割、出身国も約28ヵ国の人が学んでいることを。
「夜間中学」とは戦後、中学校に行けなかった人々のためにできた公立中学校の夜間学級のことです。1955年の89校から31校へと減る一方で、市民が運営する「自主夜間中学」が29校に増えました。
外国の人とは、在日韓国・朝鮮人、中国残留孤児に加え、難民、仕事(技能実習生など)や国際結婚で来日した人たち。もちろん、日本の中高年や成人障害者、元不登校やひきこもりの人もいます。加えて、日本の義務教育未修了者は推定百数十万人、不登校は約12万人。文科省も都道府県に1ヵ所の公立夜間中学の設置を目指すようになりました。
そこで、“夜間中学の歴史と今”を関本保孝さんに取材。また、実際に「川口自主夜間中学」(埼玉)、「松戸自主夜間中学」(千葉)、「自主夜間中学『よみかき教室』」(福岡)を訪問。
市民による運営、そして国籍、年齢、人生経験が超多様な人たちの学び、その姿と生き方を取材しました。
国際:「ブラックスプロイテーション」。
米国、70年代初頭に花開いた黒人映画
米国・オクラホマのストリート誌の元販売者であり、今は映画ライターとしても活動するマルコス・パウエルが、黒人文化とその社会的不平等を、初めて銀幕で描いた「ブラックスプロイテーション映画」の世界に、私たちを案内します。
▼マルコス・パウエルオススメの映画を一部ご案内
黒いジャガー
スーパーフライ
ワンダフルライフ:自分の強みを掘り下げ、行きついた“サメ”――沼口麻子さん
サメを専門とした情報発信と、サメ好きが集まる「サメ座談会」などのコミュニティを運営する、日本でただ一人のシャークジャーナリスト、沼口麻子さん。サメとの出会いやシステムエンジニアからの転職など、これまでの歩みや夢を聞きました。
連載コラム:ホームレス人生相談×枝元なほみの悩みに効く料理
今回のお悩み相談は40代・女性の方から。コーヒードリップ教室に通い始め、毎日せっせと淹れて飲んでいたのに、おなかの調子が悪くなって……というもの。このお悩みに、販売者さんは「がんばっているのに、うまくいかないことって結構ありますよね」と頷きます。枝元さんからは「ホイップ・バター&おさつクリームのトースト」をご紹介!