2019年4月15日発売のビッグイシュー日本版357号の紹介です。
表紙は「ティモシー・シャラメ」、特集は「市民発電所」です。
リレーインタビュー・私の分岐点:ダンサー 森山開次さん
2005年『KATANA』で「驚異のダンサー」(ニューヨークタイムズ紙)と評され、07年、ベネチアビエンナーレに招聘。13年には文化庁の文化交流使も務めた、ダンサー・振付家の森山開次さん。人前で踊る仕事をしながら「基本的には今も引っ込み思案なんです」と笑う森山さんのターニングポイントは、大学生の時。たまたま観に行ったミュージカルとの出合いにありました。
スペシャルインタビュー:ティモシー・シャラメ
1995年生まれ、現在23歳。“ミレニアル世代のディカプリオ”とも呼ばれ、『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた俳優ティモシー・シャラメ。最新出演作は、実話に基づく映画『ビューティフル・ボーイ』です。薬物依存と闘う息子役にかけた深く熱い思いを語りました。
映画『ビューティフル・ボーイ』海外版ロング予告編
特集:市民発電所――都市・里・山の試み
3・11以降、“都市・里・山”で、市民によるエネルギー自給と災害時のセーフティネットをめざす、地域分散型の再生可能エネルギーの試みが広がりつつあります。2018年10月に起こった胆振(いぶり)東部地震の際は、苫東厚真火力発電所1ヵ所依存で北海道の全域が停電、一極集中型エネルギーシステムの“危険”を証明しました。
国際:今や、日本は唯一の象牙販売国になろうとしている
ケニア、ナイロビ大学で野生動物獣の医師免許を取得し、マサイマラ保護区でゾウ密猟対策活動などを続けながら、2017年にはケニアで外国人として初めて野生動物の治療ができる許可を得た滝田明日香さん。しかしその直後に、腰を痛めて車の運転ができなくなったことから、小型飛行機のライセンスを取得し、現在も野生動物の保護に奔走しています。今回はようやくマサイマラに小型飛行機が届いたというニュースや、日本がいまや唯一の象牙販売国になろうとしている問題をご紹介します。