8月15日発売の『ビッグイシュー日本版』365号、表紙は「ライオン・キング」、特集は「漢字を包摂した日本語」

2019年8月15日発売のビッグイシュー日本版365号の紹介です。

表紙は「ライオン・キング」、特集は「漢字を包摂した日本語」です。

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リレーインタビュー:GENKINGさん

「Instagram」の投稿が注目を集め、2015年にテレビデビュー。ファッション、美容へのこだわりなどが注目を集めてきたタレントのGENKINGさん。人生の分岐点は「芸能界に入ったこと」。しかし、ユニセックスというキャラクター設定と、本当は「100%女になりたい」気持ちの狭間で悩み、ある時、心と身体が限界を迎えてしまったと語ります。

スペシャル企画:『ライオン・キング』

1994年公開のアニメ版から、はや四半世紀――精巧なCGを駆使した“超実写版”映画『ライオン・キング』が8月9日に公開されました。本作はこの25年の間に、子どもたちに自然への敬意を持つきっかけをつくり、ミュージカル版では南アフリカ文化を讃える場ともなりました。この映画が社会に与えてきた影響を探ります。

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「ライオン・キング」日本版本予告

特集:漢字を包摂した日本語

アルファベットは52文字。漢字は5万305字。圧倒的に数が多いうえ、4千年前の原型がいまも生きる、一番古い文字、漢字! 
私たちがいま日本語で読み書きできるのも、先人たちが漢字を導入したからこそ。さらに、固有の文字のなかった日本が、外来の“異なる文化”を包摂したからでもあります。

21世紀に入って、そんな漢字のルーツ(字源)をめぐる研究は急速に進展。個々の漢字の誕生とその歴史をたどれる「字形表」が世界で初めて作成されるなど、漢字研究は今、新たな展開を見せています。
阿辻哲次さん(京都大学名誉教授)に「知られざる漢字のおもしろさ。日本語の成立と漢字の果たした役割」について。落合淳思さん(「立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所」客員研究員)に「漢字は“タイムカプセル”。世界初の『字形表』誕生」について聞きました。
日本語は漢字をどう包摂したのか? 日本文化のルーツと未来を考えたい。

国際:ロシア・シベリア北極圏、ヘリで届けられる“投票所”

7月に行われた日本の参議院選挙の投票率は約48%。多くの日本人にとって投票箱までの道のりとは、家を出て候補者ポスターが貼られた看板を横目に見ながら、近くの学校や公民館などへ足を運ぶことです。一方、北極の遊牧民は幾日もかけて投票所へ向かいます。

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ビッグイシュー・アイ:「香害」、近隣の洗濯物のニオイなど“たかが香り”が引き起こす

人工の香りが引き起こす「香害」で苦しむ人が増えています。重篤な人は化学物質過敏症の診断を受け、日常生活もままならないといいます。ノンフィクションライターの古庄弘枝さんからレポートが届きました。

監督インタビュー:『米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』

戦後、米軍の圧政と闘った沖縄の政治家・瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー映画『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』第2弾が、この夏から公開されます。監督の佐古忠彦さんに、基地のない沖縄の実現を願ったカメジローの生涯について尋ねました。

『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯』予告編

第一弾「米軍が最も恐れた男~その名は、カメジロー」予告