5月15日発売の『ビッグイシュー日本版』503号の表紙は「千葉雄喜」、特集は「気候政策、SOS!」です。

(リレーインタビュー)落語家 立川寸志さん
2011年に立川談四楼さんに弟子入りし、15年3月に二ツ目昇進。今年3月には若手登竜門の一つ「第24回さがみはら若手落語家選手権」にて『鮫講釈』を演じ、優勝を果たした立川寸志さん。44歳の時に編集の仕事を辞めて談四楼さんに入門したことが、人生最大の分岐点だったと語ります。嫌なことがあると「落語家になる」という夢にすがるクセがあったという寸志さんが、入門するきっかけになった出来事とは?

(スペシャルインタビュー)千葉雄喜
ビートにのせたシンプルで直感的な日本語ラップで、カリスマ的な存在として世界的な注目を集めるアーティスト・千葉雄喜さん。2012年に「KOHH」という名義でデビューしましたが、人気絶頂だった2021年に活動を終了。表舞台から姿を消していましたが、24年2月13日に本名「千葉雄喜」で『チーム友達』を突如配信すると、瞬く間にSNSを通じて国内外に広がり、音楽シーンに劇的にカムバックしました。

(特集)気候政策、SOS!
今、世界で森林火災など気象災害が頻発。「世界でCO2をあと4000億トン排出すると1.5℃に達してしまう恐れがあります。日本の割り当ては約70億トンですが、政府の削減計画のままでは2050年までに約160億トンが出てしまうでしょう」と、西岡秀三さん(地球環境戦略研究機関)は警告します。
そこで、2024年4月、西岡さんら科学者とNPO・NGO関係者らは「まっとうな日本の気候政策を」とキャンペーンを始めました。西岡さんに「人類の将来を決定づける今後10年の気候政策」について、高瀬香絵さん(自然エネルギー財団)と槌屋治紀さん(システム技術研究所)には、近未来、電力需要は自然エネルギー(再生可能エネルギー)でほぼまかなえるという実現のシナリオについて聞きました。
また、2024年8月には、全国の若者16人が“気候変動による悪影響は若い世代の人権を侵害している”と火力発電事業者10社を提訴しました。「明日を生きるための若者機構訴訟」の原告と弁護団のみなさんにも取材しました。
間違った気候政策を変えられない政府にもの言うべき時が来ました。
(国際)ドイツ、難民3人のうち1人がPTSD やうつ病に
ドイツ北部の都市ハンブルクにあるエッペンドルフ大学病院の難民医療センターでは、戦争や迫害の体験により深刻なトラウマを負い、移住後も精神疾患を発症して苦しむ人々の治療に当たっています。同センターで医療チームを統括する精神科医インゴ・シェーファーは、一般社会からは見えにくい難民出身者の厳しい状況を臨床の現場から伝えます。
(表現する人)手の中からふわっと生まれる深層に眠る記憶
直感的に作ったパーツを組み合わせて、立体作品を制作する陶作家の酒井智也さん。電動ろくろでダイレクトに素材である粘土に触れていると、深層に眠っている記憶が手の中からふわっと生まれるような感覚になると言います。「記憶」をテーマに作品を制作されています。
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