9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』511号の表紙は「アーノルド・シュワルツェネッガー」、特集は「生きかえれ!四万十川 清流再生へ」です。
(リレーインタビュー 私の分岐点)囲碁棋士 吉原由香里さん
2007年には女流棋聖戦でタイトルを獲得し、その後3連覇。大学での囲碁授業やイベントでの囲碁普及活動、テレビ出演も多数行うなど、活躍を続けている吉原由香里さん。6歳で囲碁を始めたことが人生最大の分岐点だったといいます。なかなかプロ試験に受からず、大学一年生の時に囲碁から離れたこともあったという吉原さんが、もう一度挑戦を決めたきっかけとは?

(スペシャルインタビュー)アーノルド・シュワルツェネッガー
ハリウッド映画のアクション俳優として一世を風靡し、言わずとしれたアーノルド・シュワルツェネッガー。ボディビルダーとしてキャリアを始めた彼は、敏腕の実業家や、環境問題へ熱心に取り組む政治家としても目覚ましい活躍を遂げてきました。巨漢の体躯からは想像できない、彼の意外な一面とは。

(特集)生きかえれ!四万十川 ――清流再生へ
日本で“最後の清流”と呼ばれてきた「四万十川」。全長196km、流域面積2186㎢、四国内で最長の川。
その豊かな生態系も、農業排水や工業排水、ダム・堰などのコンクリート工事、森林伐採によって、汚染が深刻化しています。河川漁業生産量は70〜80年代半ばのピーク時からわずか3%に減少しました。
そんな中、自然の力を活用して生態系の回復を目指す「NBS」、有機農家との連携などによって、市民たちが清流復活を目指し始めています。
小松正之さん(生態系総合研究所)に「四万十川の科学調査と『NBS』とは何か」について、「トンボと自然を考える会」の杉村光俊さんと野村彩恵さんに「四万十川の生物減少と有機農業の重要性」について、農地に湿地帯を造成し水質浄化を目指している生姜農家の佐竹孝太さんに「NBSを取り入れた農業の試み」について聞きました。
四万十川が変われば、日本中の河川も変わる可能性があります。その挑戦を追いかけたいと思います。

(国際)ドイツ「私は工事現場育ちの女の子」
“肉体労働の工事現場は男性の仕事”という先入観の強い建設業界。弱冠19歳にしてドイツ最年少の足場組立の女性主任者となり、36歳で年間最優秀企業家にも選ばれたナディン・ボニンガー。彼女は兄とともに父の建設会社を継ぎ、さまざまなバックグラウンドをもつ労働者が集まった社内環境を「多文化共生の場」として盛り上げています。

(「マンガを通して社会問題を考える」)AIに書かせたレポートで、思い出した手塚マンガ
トミヤマユキコさんの「マンガを通して社会問題を考える」エッセイ第4弾。今回はトミヤマさんが最近注目する、戦争という非日常と、日常生活に潜む社会問題にフォーカスしたマンガ5作品を紹介します。

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