「路上で生きる人」をテーマに写真家として活動を行っている高松英昭さんと作家の星野智幸さんが開催している「路上文学賞」が第4回目の開催に向けて、クラウドファンディングで支援を募集しています。
第4回「路上文学賞」を開催したい!(高松英昭) - READYFOR (レディーフォー)
路上文学賞とは?
路上文学賞は、「ホームレス生活者、または経験者であること」を唯一の応募条件とした文学賞です。 これまで写真家・高松英昭と作家・星野智幸を中心に、ボランティアの協力により、2010年から三回にわたり実現し、その規模を少しずつ大きくしてきました。
「文学」という手段を通して、みなさんとホームレス生活を送る人々が歩み寄り、理解しあい、そして楽しく盛り上がる場所を作るために、作品を募集し、応募する意志のある人たちとふれあい、選考し、発表・表彰し、小冊子を作成する。
この一連の活動を、私たちは「路上文学賞」と呼んでいます。
路上文学賞が目指していること
書き手も読み手も携わった人みなが参加者となって、非日常的な楽しさを味わえる祝祭的な催しとなることを目指しています。路上にいる人が書くというだけでなく、路上的な場に人々が飛び出して開かれるお祭りという意味も込めて、「路上文学賞」と命名しました。
ホームレス状態で生きる人にも、日常の生活があります。ホームレスにはホームレスなりの常識や共通認識、世界観があります。それを、自分たちに実感のある言葉で書くことができれば、言葉自体はつたなくとも、まごうかたなき文学作品となります。
むろん、あまりに独りよがりな言葉で書いたら、まったく通じません。自分の言葉からスタートして、少し、相手の言葉に歩み寄るのです。
私は、多くの人に、そのような言葉を書けたときの充実や歓びを知ってほしいのです。それは自分を自分で認める歓びです。
また読み手が、自分の常識をとりあえずおいて、自分たちに見慣れない言葉を読むことで路上の世界の感触を知るとき、純粋な驚きを感じるでしょう。それは世界が広がることの驚きです。(私たちの志 | 路上文学賞より)
路上文学賞に応募される作品は、多種多様な素晴らしい作品がたくさんあります!
目標金額の達成まであとわずかですので、ぜひご支援ください!
第4回「路上文学賞」を開催したい!(高松英昭) - READYFOR (レディーフォー)
路上文学賞の詳細・過去の作品はこちら。
路上文学賞 | すべての路上は文学に通じる。
受賞作品一覧 | 路上文学賞
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ビッグイシューについて
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。