8月1日発売のビッグイシュー日本版244号のご紹介です。
特集 戦争をしない国へ―特定秘密保護法と集団的自衛権を見据える
国境なき記者団による「報道の自由度」世界ランキングで、2010年、11位だった日本は、13年には原発報道などで53位に急落、14年は特定秘密保護法の成立で59位になりました。
昨年末、衆参両議院でわずか67時間の審議で成立した特定秘密保護法に続き、7月1日、政府は従来の憲法解釈を変更し「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定を行いました。
いったい今、何が行われようとしているのでしょうか? 「政府が秘密にしたいと考えれば、それを秘密にできるのが特定秘密保護法」と言う、黒澤いつきさん(明日の自由を守る若手弁護士の会)。
紛争地でのリアルを通して、武力行使こそが非現実的で、「日本の平和主義を背景に日本のNGOは紛争地で影響力を発揮できた」と谷山博史さん(NGO・日本国際ボランティアセンター代表理事)は話す。そして、「解釈改憲とは、政府による従来の憲法解釈を変え、実質上は憲法改正と同じ」と語る高作正博さん(関西大学法学部教授)。そんな3人にインタビュー。
今、戦争をしないために私たちができることを考えたい。
ビッグイシュー・アイ 差別あおるヘイトスピーチ
「寄生虫、うじ虫、犯罪者」など、聞くに堪えない言葉をマイノリティに向けて連呼し、差別を煽り立てるヘイトスピーチ。しかし、「“不特定多数”の集団に対して差別を扇動する表現」を取り締まる法律が日本にはありません。弁護士の師岡康子さんに話を聞きました。8月に発足する「在日コリアンなんでも相談室『晴れほこ』」の取り組みもご紹介。
国際記事 カナダ、劇団「アーバン・インク」のヒップホップ・ワークショップ
ヒップホップには、傷ついた心を言葉で癒してきた長い歴史があります。マイノリティの若者たちが怒りを表現し、困難に立ち向かうことを手助けしている劇団を訪ねました。
スペシャルインタビュー オーランド・ブルーム
全編にわたり南アフリカで撮影された映画『ケープタウン』。南アフリカ社会が抱える矛盾を深くえぐり出したこの作品で、ブルームは俳優として大きな進化を遂げました。撮影の日々、反アパルトヘイトの活動家だった彼の義理の父親のことも語ります。
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