2018年12月1日発売のビッグイシュー日本版348号の紹介です。
表紙は「ブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ」、特集は「間違いだらけの貧困イメージ」です。
スペシャルインタビュー:ブラッドリー・クーパー&レディー・ガガ
21世紀の世界的歌姫レディー・ガガが映画初主演、3年連続のオスカーノミネート俳優ブラッドリー・クーパーが監督・主演を務める『アリー/ スター誕生』。3度目のリメイクとなる今作では、二人の過去や経験に基づいて脚本が書き直されたといいます。構想からクランクアップまでの裏話を語ってくれました。
特集:間違いだらけの貧困イメージ
これまでホームレス問題をはじめ、ワーキングプア、子どもや若い女性の貧困などを取り上げてきましたが、ようやく2009年頃から、広く貧困問題が知られるようになりました。一方で、センセーショナルな貧困イメージばかりが拡散され、歪められ認識されていることも多いです。
たとえば、「ふたり親世帯の子ども」や「三世代世帯の子ども」の貧困、また単身女性の貧困問題が「若い女性の問題」にすり替えられて、「中高年の単身女性の貧困」は無視されています。この点を指摘するのが阿部彩さん(首都大学東京教授)です。長年、社会的排除や貧困問題の研究を続けてきた阿部さんに、日本の貧困問題の今と貧困政策について伺いました。
また、格差・貧困問題に取り組み、取材を続ける作家の雨宮処凛さんから「非正規・単身・アラフォー女性たちの貧困」についてレポートが届きました。
間違いだらけの貧困イメージ、身近にある貧困問題を改めて知り、考えたい。
国際:ホームレスのイメージを描き直す「リピクチャリング」
ドイツのストリートペーパー『fifty fifty』が広告代理店とともに企画したプロジェクト「リピクチャリング・ホームレス」。雑誌販売者11人をモデルにさまざまな職業のイメージ写真を撮影し、世界最大級の写真素材サイトで販売することで、収益がホームレスの住宅支援に寄付される仕組みです。しかし、もうひとつの重要な目的は「ホームレスの人を『見る目』を考え直してもらう」ことだといいます
9回目の「りんりんふぇす」。ようこそ、ごちゃまぜの社会へ
シンガーソングライター・寺尾紗穂さんの呼びかけで始まったビッグイシューサポートライブ「りんりんふぇす」。区切りとなる10回目を来年に控え、今年もまた、子どもの騒ぐ声がBGMとなり、出演者と参加者が混じり合う場となりました。
ワンダフルライフ:工場をたたむ仲間たちを撮って10年間で2万枚――川勝親さん
不景気の煽りを受けて、その数を減らし続けている東大阪市の町工場。10年にわたり、この町の職人や工場の写真を約2万枚撮り続けてきた川勝親さんは、自身もこの町で働く溶接職人です。写真を撮り続けるその理由や思いを聞きました。
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ビッグイシューについて
ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。
ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。